情報化施工技術活用工事普及説明会を開催
令和4年1月19日(水曜日)、新潟市西区で情報化施工技術活用工事普及説明会を開催しました。
この説明会は、鋼矢板護岸の排水路改修工事で活用している情報化施工技術(ICT)を事例に、ICT活用工事の普及を目的として行ったものです。
説明会には新潟県内の国営事業所、新潟県、新潟市、土地改良区、建設業関係者、報道関係者など会場とリモートを合わせて約60名が参加しました。
また、工事受注業者からは、工事の概要に加え、3D起工測量から、マシンコントロール※1による水中掘削・法面整形、3D出来高管理までの一連のICT施行の流れについて説明しました。
ICT建機のリース会社からは、ICT建機の機器構成や出来形管理の方法などについて説明がありました。
その後、実際に工事で使用されているマシンコントロールのバックホウによる、施工前のバケット刃先の高さの精度確認、河床掘削の実演、施行履歴データの取得などの様子を見学しました。
実演では、設計面を正確に掘削していること、掘削時には1本のレバーでブームとバケットが連動して操作できることなどが確認できました。
施行履歴データは、タブレットにリアルタイムで表示され、水中の目に見えない部分の出来高も容易に確認できました。
今回のような説明会などの取組を通じて、設計・施工に携わる関係者に対し、ICT活用の選択肢を広く提示し、農業農村整備事業におけるICT活用をより身近にしていくことで、工事の一層の省力化、品質向上の推進に取り組んでまいります。
※1マシンコントロールとは、建設機械に施工個所の3Dデータを読み込ませ、設定面以上掘り進めないように自動油圧制御を行うものです。
本工事で使用したICTバックホウは、設定面での掘削時、ブームとバケットの操作が一本のレバーで行えるようになっており、
容易な施工を可能としています。

会議室での説明会の様子

施工現場での見学会の様子

施行履歴データの表示画面
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