新川河口排水機場の工事現場にて地元小学生の学習会を開催
令和2年11月6日(金曜日)、新川流域農業水利事業所では、新川河口自然排水樋門建設工事を施工中の新川河口排水機場(新潟市西区)において、地元の立仏小学校の4年生を対象とした学習会を開催しました。本学習会は工事現場見学と環境学習の2部構成で開催し、児童50名が参加しました。
工事現場見学では、事業所職員が工事内容の説明をした後、平成30年度から新たに排水機場に配備された非常用電源車や、塵芥を除去するためのホイールローダーの試乗を土地改良区職員や施工業者の協力のもと実施しました。参加した児童らは普段は見られない特殊車両に興味津々な様子でした。
環境学習では、事業所職員が河川に囲まれた低平地である西蒲原地域における、農業水利施設の役割等を説明しました。その後、専門家の協力のもと、水田の周辺で捕獲した魚類、甲殻類、貝類に触れる体験を行いました。児童らは生物とのふれあいに興奮しながら学習会を楽しんでいました。特に、甲殻類が人気で、モクズガニやアメリカザリガニに指をはさまれないように持ち上げようと挑戦する姿が見られました。
現在、新川河口自然排水樋門建設工事は、二重式鋼矢板の設置が完了し、仮締切の完成に向けて中詰土を設置中であり、令和4年度には右岸側の工事が完了する予定です。
児童らに地域を支える新川河口排水機場の様々な役割を知ってもらい、周辺環境や排水の歴史についての理解を深めてもらうことができました。


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