新潟県農業大学校による工事現場見学を開催

令和2年11月26日（木曜日）、新川流域農業水利事業所は、新潟県農業大学校の稲作経営科1学年25名を対象に現場見学会を実施しました。農業大学校は、昭和43年に造成した国営干拓事業と関連し、新潟県が干拓地に隣接して建設した農業教育センターを前身として発足しており、事業で造成した農地を利用し、学生達は日々の実習を行っています。

今回の見学会では、本事業所で更新工事を実施中の鎧潟排水機場の建設現場と合わせて、管内の国営西蒲原排水中央管理所及び経営体育成基盤整備事業でほ場整備を実施した地区を案内しました。

建設現場では、来年度の鎧潟第4排水機場の完成に向けて工事が進捗している状況を見学し、令和5年度に予定している第1排水機場の完成後に旧機場を撤去する工程等の説明を熱心に聞き入っていました。

国営西蒲原排水中央管理所では、施設の操作や管理に関する説明を聞き、学生達は高解像度カメラでの集中管理の映像に驚いた様子で、維持管理に関する賦課金や監視操作方法などに興味を持って改良区職員へ質問していました。

ほ場整備地区では、フォアスによる地下水位制御の方法について模型や実機を用いた説明を受け、パイプライン化やターン農道の整備等によって将来的にスマート農業の実装が可能となるほ場整備が展開されていることを学びました。

今回の見学会では、学生達に農業を支える様々なインフラに触れてもらう機会を提供できたと考えています。地域農業の発展に一層貢献できるよう、人材育成を担う新潟県農業大学校との連携を引き続き進めていきたいです。