旧樋門から新樋門へバトンタッチの瞬間を報道公開
令和5年7月11日、新川流域農業水利事業所は、新川河口自然排水樋門の更新工事について、新旧樋門が同時に稼働する様子(旧樋門から新樋門へのバトンタッチ)を報道公開しました。当日は、業界紙の記者のほか、地元関係機関(新潟県、関係市村、西蒲原土地改良区、新潟県土地改良事業団体連合会)から約60名が参加し、旧樋門が築造された約50年前から新樋門が耐用年限を迎える約50年後までの「100年に一度」の貴重な瞬間を見守りました。
新川河口自然排水樋門は、昭和46年度に国営事業で造成され、地域の農業や住民の暮らしを守り続けてきました。その後、約50年が経過し、施設の老朽化が進んだことに加え、耐震性の向上が必要となったことから、現在、新川流域二期農業水利事業において改修工事を進めています。令和元年度に着手した右岸側の新しい樋門の築造工事が完了し、令和5年7月から、新ゲートの稼働を開始しました。また、左岸側の旧樋門を撤去するための仮締切工事にすでに着手しているため、河川内で旧樋門が稼働するのは、これが最後の機会となりました。
今回の報道公開を通じて、約50年もの間、本地域を守り続けてきた旧樋門が、その役割を新樋門に引き継いていく重要な節目を、地元関係機関の皆様の記憶に刻んでいただくとともに、記事を通じて、造成に携わった建設業の皆様にも伝えることができたものと思っています。今後も、より多くの方に事業への関心や理解を深めてもらえるよう活動を続けていきたいと思います。
事業所長から参加者への説明の様子
(河口側から撮影)
新旧樋門の稼働の様子
(河口側から撮影)
お問合せ先
新川流域農業水利事業所
〒953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻甲5488
電話:0256-73-6200