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北陸農政局

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「にんにく」の生産・加工を通じて農福双方が連携してWin-Winに!

蒼(あおい)ファーム株式会社 代表取締役 田中 智春さん(38歳)(入善町) 

【取組内容】

入善町田中地区で水稲及び大豆を中心に営農を展開。経営の複合化・多角化を図るため平成26年からにんにく栽培を始め、平成30年には自社生産のにんにくを使った加工品(「黒にんにく」・「ガーリックオイル」・「ガーリック味噌」)を試作。折りしも、県内の加工業者や飲食店等では地元食材を活用する動きが盛んになってきており、このにんにくの加工品も県内レストランから引き合いが来ている。
にんにくは、6月上旬から収穫を始め、根切りや皮むきの調製作業等を行い、7月頃出荷するが、同じ時期に水稲や大豆の管理作業と重なるため、にんにく栽培面積を拡大したくても労働力が不足する課題があった。
そこで、町内の障がい者支援施設「特定非営利活動法人 工房あおの丘」と連携し、にんにくの調整作業を委託することで、労働力の確保と障害者の雇用機会の創出というWin-Winの関係を実現。今後は加工品製造の一部も委託する予定。また、試行的に施設にお願いしていた味噌の原料となるくず大豆の選別作業も、今後は量を増やすこととしている。

蒼ファーム代表取締役の田中さん
蒼ファーム代表取締役の田中さん

【農福連携へのきっかけ】

にんにくの調製作業の様子
にんにくの調製作業の様子

「工房あおの丘」の代表とは、入善町で行われている農・商・校・福連携の取組を通じて付き合いがあり、ある時、当社の人手が足りない現状を話したところ、施設側も施設外就労の仕事を求めていることがわかった。仕事を補い合えばWin-Winの取組になると意気投合し、農福連携という新たな取組にチャレンジした。自分は、いろいろなグループに所属し活動しているが、福祉が一番地域のことを勉強できると感じている。
※ 入善町における「農・商・校・福連携」とは、JAみな穂青壮年部、入善町商工会青年部、県立入善高等学校、工房あおの丘が連携する取り組み。

これからの取組について】

当社は、周辺の農家からの受委託が増え経営が拡大しつつある。今後、水稲・大豆の経営を中心としながら、にんにくの栽培面積を拡大し、にんにく加工品の製造・開発に取り組み、飲食店向けの直売を拡大して所得の向上を目指す。昨年、県内の加工業者や飲食店等から、にんにく加工品の発注を受けることが出来たが、このコロナ禍で再度発注してもらえるための取組が必要になると思われる。

黒にんにくとガーリックオイル
黒にんにくとガーリックオイル

*農福連携の推進

農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。農福連携に取り組むことで、障害者等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。
近年、全国各地において、様々な形での取組が行われており、農福連携は確実に広がりを見せています。皆さんも、私たちと一緒に、農福連携に取り組んでみませんか。
【農林水産省HPへのリンク】
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/kourei.html