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北陸農政局

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若手就業者に寄り添い雇用定着に取り組む

(有)泰栄農研 柴田 泰利さん(38歳)(砺波市) 

【取組内容】

平成19年、23歳で父の会社に就農し、平成30年に代表取締役に就任しました。現在、水稲は種子用・飼料用を含めて50ha、野菜ではトウモロコシや加工用キャベツを中心に14ha作付けしています。12月に1ヶ月間限定でかぶら寿司を製造し、複合経営に取り組んでいます。また、富山県青年農業者協議会の顧問も務めています。

自社で製造したかぶら寿司の写真
自社で製造したかぶら寿司

【就農したきっかけ】

大学卒業後に、建築関係の仕事に就き、自分の家を自分で設計したいという思いがありましたが、当時、父の会社へ地域の生産者から農地の委託が多くなっているのを知り、このままでは地域の農地が荒れてしまうのではとの危惧や、稲作は年に1回しか収穫作業が出来ない事から、少しでも早いうちに経験を積むことが重要と考えて地元に戻りました。

泰栄農研代表取締役の柴田さんの写真
(有)泰栄農研代表取締役の柴田さん

【若手農業者の確保・定着に向けて】

農業における雇用定着に向けての条件として、一般企業並みの労働条件(休日、勤務時間等)、女性が働きやすい環境整備として特性に合わせた作業分担や男女別のトイレ、更衣室の確保等が必要と考えています。
就農当時、技術指導については、父からの指導と、先輩方からの「見て覚えろ」とのスタイルで、怒られることも多かった。その経験から、自分は従業員に「寄り添う」ことを心がけていて、まず手本を見せて、ある程度一人でできるようになったら任せ、フォローするようにしています。最近はマニュアルを作成して、一年の農作業の流れを予め伝えるようにしています。

トウモロコシ畑での従業員との集合写真
トウモロコシ畑で従業員と集合写真

収穫した色々な種類の野菜の写真
収穫した野菜

新規就農者の確保・定着に向けて、母校の農業系高校に定期的に足を運んで、就農希望者の把握に努めたり、別の農業系高校で講師として教壇に立っています。
会社を辞める一番の原因は人間関係で、人間関係を良くするためには、従業員個々の居場所を作ってあげることが大事だと思います。自分の居場所がないと会社に居たくないし、行きたくもなくなるので、従業員それぞれの得手・不得手を把握して褒めてあげることも必要と考えています。

【柴田さんから就農を目指す方へのメッセージ】

農家の跡継ぎは、親の農業を見て理解している。信念があるのなら頑張ってほしい。また、非農家の若者は、目標を持って将来への独立に向けて頑張ってほしい。

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