2.さらなる農業の発展をめざして - 那珂川沿岸農業水利事業 -
県下有数の農業地帯へ
江戸時代までに開発された農地に、近代的な設備も伴い、那珂川下流部は県下有数の農業地帯へと発展を遂げました。
丘陵山間部に位置し、1戸当たりの経営規模が小さい「県央西部 山間農業地帯」では、城里トマトやレッドポアロー(赤ねぎ)が生産されており、特産品として知られています。
那珂川左岸(北側)の台地で行われる畑作を中心とした「常陸 那珂平坦農業地帯」は、全国の約8割を占める日本一の干しいも産地となっており、消費者から信頼される産地をめざし、「干しいも生産三ッ星運動」(生産履歴記帳・衛生加工の実践・適正品質表示の実施)を展開しています。
那珂川の右岸や涸沼川(ひぬまがわ)を囲む水田地帯、市街地周辺で広がる畑作地帯を有した「水戸 都市近郊農業地帯」では、ハウス栽培によるイチゴや軟白(なんぱく)ネギ(ブランド名「柔甘(やわらか)ねぎ」)の生産が行われています。
新たな水源による安定した農業の確立
県下有数の農業地帯へと成長した那珂川下流域沿岸の農業地域ですが、台地上の畑地帯や、中小支川沿いの水田の一部には、未だ天水やため池、地下水といった不安定な水源のもと営農が続けられている地域も残っています。
そのため、現在、このような地域に那珂川の水を供給し、豊かな農業地帯をつくる那珂川沿岸農業水利事業が進められています。
詳しくは那珂川沿岸農業水利事業とは?をご覧ください。
田植え風景(ひたちなか市)
農作業風景(城里町)
お問合せ先
那珂川沿岸農業水利事業所
〒310-0002 茨城県水戸市中河内町960-1
電話番号:029(227)7571