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東北農政局

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岩手フォトレポート(令和4年度)

令和4年度

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    一戸町と新規就農者の取り組みについて意見交換を行いました(2023年3月22日)

    3月22日、一戸町農林課を訪問して、町の第3セクターである(株)一戸夢ファームの基本情報、農業研修及び取組状況等の説明を受けた後、意見交換を行いました。
    平成25年からスタートした当ファームは、一戸町での就農を条件に担い手の育成のための研修(2年制)を基本としながら、平成28年からは多様な研修ニーズに応えるため短期研修も開始し、2種類の研修を行っています。
    当ファームの特徴は、2年間無料で農業の基礎・多彩な野菜や花きを育てながらの現場研修のほか、冬場は座学で普及センター職員を講師に土づくりなどの科学的な目を鍛えます。さらに地域の先輩農家から先進技術を学びながら自分に適した品目を身に付け、じっくり就農プランを立てつつ、認定新規就農者や認定農業者になるための支援を行います。
    令和4年度は1名が研修中であり、新年度も継続して野菜や花きの園芸部門の新規就農者や後継者を研修生として募集しています。

    意見交換の様子 説明する西舘農林課長
    意見交換の様子
    (左3名が一戸町職員)
    説明する西舘農林課長

    株式会社小山製麺と意見交換を行いました(2023年3月15日)

    3月15日、岩手県拠点山口地方参事官は、奥州市の株式会社小山製麺を訪問し、みどりの食料システム戦略の説明後、高橋代表取締役社長と製麺業界の状況と米粉の活用についての意見交換会を行いました。
    株式会社小山製麺は、昭和35年(1960年)に創業。乾麺のうどん、そば、冷麦、そうめんを中心に半生麺、正麺も製造しとろろを擦り込んだ「とろろうどん」が看板商品となっています。商品開発も意欲的でつるっとした食感の「ぺろっこうどん」や地場産を原料にしたインスタント麺も商品化しています。
    高橋氏の説明では「乾麺事業者として、県内で県産小麦の使用が一番多い。その中で、『銀河のちから』は、タンパク含量の数値が不安定ではあるが、国内産そば粉とのブレンドでは相性が良く硬くならないなど、加工適性が良好のためベースとして使いやすい。また、パンへのブレンド使用も良好と聞いている。」
    米粉の利用について伺ったところ、「試験的に米粉を使用した麺を作ったことがあるが、おいしい麺は出来なかった。乾麺に使用するなら、もち米の米粉が向いている。うるち米ではこの食感にならない。」とのことでした。
    製麺業ならではの話しと、営業で全国を回った際の食べ歩きうどん談義も引きつけるものがありました。情報量の多さに麺に対する情熱を感じました。

    意見交換の様子               看板商品のとろろうどん     ぺろっこうどん
    意見交換をする山口地方参官(右から2人目)と
    高橋社長(右)
    小山製麺の看板商品
    (とろろうどん、ぺろっこうどん)

    岩手銘醸株式会社と意見交換を行いました(2023年3月15日)

    3月15日、岩手県拠点山口地方参事官は、日本酒を輸出している奥州市の岩手銘醸株式会社を訪問し、みどりの食料システム戦略の説明後、及川専務取締役と輸出についての意見交換会を行いました。
    岩手銘醸株式会社は、1858年に創業。平成29年に輸出の主力商品として「純米吟醸 奥州ノ龍」を中国、台湾に輸出開始しました。令和3年にはアメリカへの輸出を開始し、野球ボトル等、デザインを重視したラベルにも力を入れていて、カリフォルニアのディズニーランドでも取扱いが開始されるなど輸出量も伸びています。
    及川氏は、岩手県酒造組合の若手経営者で構成する岩手県青年醸友会の会長を務めており、県内の日本酒7銘柄を集めた新ブランド「ganshu(がんしゅ)」(岩手の酒を意味する)の販売を始める等、岩手の日本酒の魅力を発信しています。また、地域密着型商品の販売として奥州市産にこだわり、原材料の生産から製造まで一貫した商品開発にも力を入れたいと語り、熱い思いが伝わりました。

    意見交換の様子 奥州ノ龍 二刀流セット
    意見交換をする
    山口地方参官(右から2人目)と及川専務(左)
    「奥州ノ龍」二刀流セット

    野田村の山ぶどう生産者と意見交換を行いました(2023年3月14日)

    3月14日、野田村で山ぶどうを栽培している山口光司さん(山葡萄農園Lu.Cultiver(ル.カルティヴィエ)経営)と意見交換を行いました。
    山口さんは栃木県出身で、大学を卒業後すぐに野田村地域おこし協力隊に採用され、山ぶどうの生産支援員として3年の任期を満了の後、農地を借用して山ぶどう栽培を始めました。山ぶどうは、生果のまま地元のワイナリーへワイン原料として出荷、さらにジュースの製造も自分で行い販売しています。
    山ぶどうの無農薬栽培に挑戦したものの、病虫害等が発生し農薬(慣行栽培では7回使用)を2回使用したが、収穫量は平年の半分に終わってしまったとのこと。
    物静かで言葉少なめな山口さんですが、「今ある面積で地元のワイナリーに供給できる量の安定生産を確保した上で、面積を増やして無農薬栽培に挑戦したい」と静かな闘志を燃やしていました。
    収穫時期は人手が足りなくなるため、収穫体験も兼ね、毎年ボランティアを募集しているそうです。頑張って農業をしている山口さんと、ぶどうと青空と新鮮な空気の中で収穫体験をしてみてはいかがでしょうか。

    意見交換の様子 山ぶどうの木に触れる山口さん
    意見交換の様子(右が山口さん) 将来は無農薬栽培を目指している

    飼っているヤギと山口さん 山ぶどうのツル
    飼っているヤギと一緒に 山ぶどうのツルは伸びやすく、
    からみやすいため手入れが大変だと言う

    滝沢市長との意見交換を行いました(2023年3月1日)

    山口地方参事官が滝沢市役所を訪問し、昨年11月に就任した武田市長と農業施策について意見交換を行いました。
    市長室でのおもてなしには、お茶の代わりに消費拡大の一環として滝沢市産の牛乳が提供され、和やかな雰囲気の中、武田市長から滝沢市の農業についての説明がありました。
    当拠点からは山口地方参事官が「みどりの食料システム戦略」を説明し、「生産資材高騰など課題があるが、ピンチはチャンスにもなる。国産農産物の需要拡大につなげたい。」と話しました。

    地域の農業への思いを語る 武田市長 みどりの食料システム戦略について 話す山口地方参事官 おもてなしの滝沢産の牛乳を持つ山口地方参事官と武田市長
    地域の農業への思いを語る
    武田市長(左)
    みどりの食料システム戦略について
    話す山口地方参事官
    おもてなしの滝沢産の牛乳を持って。
    山口地方参事官(左)、武田市長(右)

    遠野の乳製品が海外のスーパーに広く販売されています(2023年2月21日)

    「遠野ブランドを世界に」をモットーに自社製造の乳製品をアメリカ、台湾など5か国に輸出展開している遠野市の有限会社多田自然農場を訪問し意見交換を行いました。
    山口地方参事官から、「みどりの食料システム戦略」や輸出拡大をはじめとする農林水産省の施策について説明しました。
    多田社長からは、これまでの経験から「農業は常に学習しなければならない。」「海外での販売には、ストーリー、ブランド化と付加価値が必要。」などの話がされました。
    また、当初、有機JAS(ジャス)の認証を取得したものの、経費がかかるため継続しなかったが、当時のままの栽培を今も続けていることや海外はSDGs(エスディージーズ)に敏感であり、特にヨーロッパでは環境や自然のサイクルを大事にしながら農薬を使わないオーガニックが注目、浸透していること等環境に配慮した栽培の必要性を話され、「みどりの食料システム戦略」に理解を示されました。
    なお、自社製品は「多田克彦」ブランドで地元の道の駅や県内のみならず全国のスーパーで販売されています。是非、一度食べてみてはいかがでしょうか。

    意見交換の様子 意見交換の様子
    みどりの食料システム戦略について
    説明をする山口地方参事官(左側中)
    情熱をこめて説明する
    多田代表取締役社長(右)

    道の駅内にある販売ブース 棚に陳列されているプリン
    道の駅「遠野風の丘」内にある販売ブース ブースにはプリンなどが陳列されてました

    岩手町長と農作物災害等に関する支援策について意見交換を行いました(2023年2月16日)

    2月16日、岩手県拠点地方参事官室において岩手町の佐々木町長と意見交換を行いました。
    佐々木町長からは、昨年8月の水害や資材の高騰等により農業者は生産意欲にダメージを受けており、中には廃業を考えている農業者もおられる。現状を踏まえ、町では大雨被災農家への支援、次期作補助として資材費等の支援、ハウスの燃油高騰対策、畜産飼料高騰対策等様々な支援を講じているが、国からのさらなる支援をお願いしたいと要望がありました。
    一方、みどりの食料システム戦略については、町では既にSDGsに取り組んでおり、まずは特産である野菜を有機肥料の施用と農薬を減らし、減農薬野菜として試験的に町の道の駅で販売することで有機農業への認知度を高めたいと話されました。
    山口地方参事官からは、今後も地域の実情をお聞かせいただき、施策に反映できるようさらに連携を深めて対応していくので、引き続きお願いしたいと伝えました。

    農作物災害や支援策について話す佐々木町長 意見交換の様子
    農作物災害や支援策について話す
    佐々木町長(左)
    意見交換の様子
    (右は山口地方参事官)

    自然の有機循環を活かした土づくりを目指す、有機堆肥等の製造事業者を訪問(2023年2月15日)

    一関市藤沢町にある有限会社グリーン総業は、自然の有機循環を活かした安全で健康な土壌づくりを目標に掲げ、バーク堆肥、完熟堆肥及びペレット堆肥のほかバイオマス燃料用としての木材チップや家畜敷材としてのオガ粉などを製造する事業者です。グリーン総業の熊谷取締役は、「樹皮を原料とするバーク堆肥は、土壌を柔らかくする効果に長けており、有機農業など土づくりに特化した土壌改良剤として広く皆様に知っていただきたい。」と話されました。また、堆肥のペレット化については、原料の水分調整の習熟やランニングコスト等についての課題を指摘されていました。また、「みどりの食料システム戦略」については一定の理解が示されましたが、有機農業の拡大には、有機JAS法の有り方や消費者と生産者双方の理解醸成に向けた取組みが必要である等の意見を述べられました。当拠点からは、今後も情報提供に協力するなど活発な意見交換となりました。

    意見交換の様子 バーク堆肥ペレット 原料ストックヤード
    意見交換の様子
    (右奥から熊谷取締役、
    佐藤主任、高泉氏)
    バーク堆肥ペレット
    (ペレット化したバーク堆肥は
    他に類を見ない製品)
    原料ストックヤード
    (堆肥がおかれているが
    ほとんど無臭である)

    木材チップ ペレタイザー ペレット堆肥製品
    木材チップ
    (バイオマス燃料用として製造・販売、
    同社工場でも使用)
    ペレタイザー
    (ダイス装着時)
    ペレット堆肥製品
    ((有)グリーン総業ホームページより)

    大船渡市を訪問し、農業政策について意見交換を行いました(2023年2月14日)

    岩手県拠点山口地方参事官は大船渡市を訪問し、渕上清市長と意見交換を行いました。
    山口地方参事官から岩手県拠点の概要、「みどりの食料システム戦略」等について説明した後、渕上市長からは震災跡地に整備した産地生産基盤パワーアップ事業等を活用した現在の対応状況について説明が行われました。この中で市長からは、大規模トマト栽培施設やいちご栽培施設が、地域の雇用の場としての役割を果たしている震災跡地を活用したさらなるトマト栽培施設の拡大に向けた準備を進めているとの話があったほか、今後の大船渡市の農業政策の進め方について意見を交わしました。

    意見交換の様子 山口地方参事官と渕上市長
    大船渡市の農業の現状を語る渕上市長(左)、
    松川農林水産部長(中)、
    大和田農林課長(右)
    山口地方参事官(左)と渕上市長(右)

    岩手大学農学部へ「みどりの食料システム戦略」等の説明と情報交換をしました(2023年2月9日)

    令和5年2月9日に岩手大学農学部地域連携推進室を訪問し、「みどりの食料システム戦略」、「新規就農関連事業」、「ニッポンフードシフト」等の説明と県内の有機農業の動きについて情報交換しました。
    地域連携推進室の吉田特任研究員からは「地域連携推進室で取り組んでいるいわてアグリフロンティアスクールでは、今年度の第1回講義で東北農政局から講師を派遣いただき、みどりの食料システム戦略等について講義いただいたところであり、今後も機会をとらえて連携していきたい。現在、令和5年度の受講生を募集しており、新規就農から4、5年経ち今後の経営方針を検討している農業経営者等にぜひ受講いただきたいので、県拠点からも周知をお願いしたい。」とのお話しがありました。
    今後、今回の情報交換等を通じて、岩手大学農学部と当拠点とのつながりを深めて行く予定です。

    「みどりの食料システム戦略」の説明の様子 ニッポンフードシフト等の説明の様子
    みどりの食料システム戦略」の説明の様子
    左から岩手大学農学部地域連携推進室
    吉田特任研究員、佐々木主任、
    東北農政局岩手県拠点佐々木総括農政推進官

    ニッポンフードシフト等について
    説明する吉田農政推進官(右)

     

    「魚が野菜を育てる?5年後には岩手県産のキャビアも」(2022年12月7日)

    大船渡市に2022年9月から稼働した「アクアポニックスパークおおふなと」は、(株)テツゲン、メタウォーター(株)及び(株)プラントフォームの3社が出資し、チョウザメの養殖とリーフレタス等の水耕栽培を一体的に行う施設です。
    同施設の (株)テツゲンの大東(だいとう)研究開発課長から、「完全循環型で農薬、化学肥料を使用しない環境に配慮しSDGsに則した農法であり、現在は、リーフレタス類を生産し、県内のスーパーマーケットに出荷している。ひと月4万株の出荷を目指している。3年後には、チョウザメを食用として出荷、5年後にはキャビアが出荷できるので、チョウザメの魅力等もPRしていかなければならない。」と説明がありました。
    岩手県拠点山口参事官は、みどりの食料システム戦略について説明、SDGsの考え方に沿った循環型農法に感心し、今後も情報交換することを伝えるなど有意義な訪問となりました。

    施設の全景 養殖層の外観 施設職員から説明を受ける様子
    アクアポニックスパークおおふなと施設外観
    【写真提供:(株)テツゲンメタウォーターアクアアグリ】 
    チョウザメ養殖層
    【写真提供:(株)テツゲンメタウォーターアクアアグリ

    (株)テツゲン大東課長(中央)から説明を受ける山口地方参事官(右)と佐々木総括農政推進官(左)
    栽培しているリーフレタスの様子 養殖層を泳ぐチョウザメ
    リーフレタス類栽培エリア  チョウザメ養殖の様子
    【写真提供:(株)テツゲンメタウォーターアクアアグリ】

    「つなぐ棚田遺産」に認定された山吹棚田を現地調査しました(2022年11月28日)

    山吹(やまぶき)棚田は岩手県の県南部一関市にあり、室根山(むろねさん)を遠くに望む丘陵地におおよそ2ヘクタールの面積に40枚ほどの水田が段々状に並ぶ美しい景色が広がっています。
    山吹棚田に隣接する古民家をリノベーションしたカフェで、山吹棚田米生産組合事務局 小野寺 美佐雄(おのでら みさお)氏から、「棚田の米は、清らかな沢水と棚田のすぐ直下にある酪農家の堆肥を利用し、はせ掛けによる天日干しをしています。生産した米は、自家消費のほか首都圏の米卸業者に出荷し、大手百貨店で棚田米として販売されてます」と説明を受けました。
    棚田に訪問の際には、みはらしカフェに是非立ち寄り山吹棚田と周辺の景色を堪能してみてはいかがでしょうか 。

    実り初めの棚田の風景 収穫後の棚田の風景
    実り初めの棚田の風景(撮影日:9月9日)  収穫後の棚田の風景(撮影日:11月28日) 

    みはらしカフェ tent. 山吹棚田米生産組合事務局小野寺氏
    調査場所の提供をいただいた 
    「みはらしカフェ tent.」 
    活動状況を説明する山吹棚田米生産組合事務局小野寺氏(右)

    全国農協青年組織協議会長と岩手県農協青年組織協議会の皆さんを迎え、意見交換を行いました(2022年11月24日)

    11月24日、岩手県拠点会議室において、令和4年度の全国農協青年組織協議会の役員改選で新会長に就任した佐藤崇史氏(岩手県奥州市在住)と岩手県農協青年組織協議会(会長:五日市達洋氏、副会長:晴山貴宏氏、副会長:吉田雄次郎氏)の皆さんとの意見交換を行いました。
    佐藤氏から、「みどりの食料システム戦略の基本は国民理解の醸成で、日本の農業・農産物のファン作りにつながる取り組みが必要。そのことを農業の現場も理解して取り組みを進めていけるようなシステム作りが必要だ。それには、生産者側、消費者側だけではなく、行政のパワーで関連団体も巻き込んでいくことを期待している。」との意見をいただきました。
    また、岩手県農協青年組織協議会の皆さんからは、就農のきっかけや現状と課題、JA青年組織の活動等の話があり、地域農業への熱い思いが伝わりました。

    挨拶をする山口地方参事官 意見交換の様子
    挨拶をする山口地方参事官 意見交換の様子

    発言する全国農協青年組織協議会 会長 佐藤氏 青年農業者の皆さんと山口地方参事官
    発言する全国農協青年組織協議会 会長 佐藤氏

    青年農業者の皆さんと山口地方参事官
    (右から吉田副会長、五日市会長、山口地方参事官、佐藤会長、晴山副会長)

    東北農政局若手職員が株式会社十文字チキンカンパニーを訪問し、SDGsの取組等について意見交換を行いました
    (2022年11月17日)

    11月17日、東北農政局若手職員2名が、株式会社十文字チキンカンパニーを訪問し、同社の職員からSDGsの取組をメインに説明を受けました。
    会社の概要やバイオマス発電所の説明を受けた後、若手職員からはバイオマス発電所を開始するきっかけや発電量と売電量の関係等についての質問があり、その後意見交換を行いました。

    業務体験(座学)のカリキュラム 同社の取組を説明する研修担当職員
    業務体験(座学)のカリキュラム 同社の取組を説明する研修担当職員

    東北農政局の若手職員2名 同社のキャラクター「サイサイ・ドリーさん」と はい、チーズ。
    東北農政局の若手職員2名

    同社のキャラクター「サイサイ・ドリーさん」と
    はい、チーズ。(前列2名と後列右は研修担当職員)

    合同会社みのり風土と意見交換を行いました(2022年11月15日)

    11月15日、京都の伝統野菜である九条ねぎを栽培している合同会社みのり風土の村上代表と意見交換を行いました。
    京都は夏場暑くなりすぎて九条ねぎ栽培が難しくなってきているため、東北で栽培するところを探していると京都の会社の知り合いから誘いを受け、夏場涼しい八幡平で4年前に0.4ヘクタールから栽培を始めました。現在では九条ねぎは5ヘクタールまで拡大し、長ネギや西洋ネギも加えて栽培しています。
    「趣味は仕事」と言い切る村上代表は、「ネギ1本にしたことで細部まで目が行き届いた管理ができる」と話され、就農前に勤めていた会社における土壌改良目的の特殊肥料を使った技術指導の経験を活かして、栽培面積を増やしても品質を落とさない土づくりを大切にして品質と生産量の向上を図っています。
    岩手でなじみが薄い葉ネギの九条ねぎですが、食感が柔らかく甘みがあり薬味や鍋などの具材として重宝されています。岩手での知名度アップのため、YouTubeで九条ねぎの料理方法などを発信し日々努力されています。
    村上代表は「岩手の葱屋と言ったらみのり風土」と言われる日を目指しています。

    ねぎの前でポーズ 意見交換の様子 ハウスの中でねぎ栽培
     育てている九条ねぎの前でポーズ
    (村上代表(左)、金庫番みゆき夫人(右))
    意見交換の様子(村上代表(左))

    秋からの需要にも応えるため、ハウスで栽培(1115日現在)

    岩手山を望むねぎ畑 手刈りでねぎを刈る 出荷箱とトラックにピンクのハート
    春の作業風景、きれいな岩手山が眺望できるほ場(写真提供:みのり風土) 九条ねぎの収穫は手刈り
    (写真提供:みのり風土)
    軽トラや出荷箱には、かわいい「ピンクのハート」(写真提供:みのり風土)

    岩手県消費者団体連絡協議会と意見交換を行いました(2022年11月15日)

    11月15日、岩手県拠点は岩手県消費者団体連絡協議会へみどりの食料システム戦略について説明するとともに、消費者から見た「みどりの食料システム戦略」、有機農産物等の利用拡大、食品ロスの削減と食育について意見交換を行いました。
    消費者団体からは、「学校給食への有機食材の導入、有機農業の拡大促進、みどり戦略と地域の維持」について要望が出されました。
    岩手県拠点は、現場からの意見等を汲み上げ、地域の実情を踏まえた課題解決に引き続き取り組んでいきます。

    意見交換の様子 岩手県消費者団体連絡協議会のみなさん 意見交換冒頭挨拶をする山口地方参事官
    岩手県消費者団体連絡協議会のみなさん 意見交換会冒頭挨拶する山口地方参事官

    「岩手県うめえ~もんグランプリ2022」最優秀賞を受賞した搾油会社と意見交換しました(2022年10月27日)

    一関市にある株式会社デクノボンズ代表取締役 小野寺伸吾(おのでら しんご)氏は、地元菜種農家から搾油の要望があり、100軒以上の農家の支援を受け2003年に工房を立ち上げ、2009年法人化し「株式会社デクノボンズ」を設立しました。
    小野寺代表は、ワイン工房で大量に廃棄しているぶどうの搾り粕に着目。搾油方法などを研究し、ついに「グレープシードオイル」の商品化に成功。2022年「岩手県うめえ~もんグランプリ2022」で最優秀賞(知事賞)を受賞しました。
    現在は、売上より同社と商品の知名度を上げること、ぶどうの搾り粕から種を分離する機械化に主眼においているとのことです。
    「みどりの食料システム戦略」の取り組みについて、小野寺代表は当社では搾油作業の際の熱源として、化石燃料ではなく廃材を活用、搾り粕は肥料として提供するなど環境に配慮した経営を行っている。一方、有機農業の拡大は、消費者等の意識改革無しでは困難ではないかなどと活発な意見交換となりました。

    意見交換の様子 袋に入ったグレープシード
    小野寺代表との意見交換の様子 ぶどうの搾り粕から採取したグレープシード(国産原料)
    (画像提供:株式会社デクノボンズ)

     

    菜種の搾油作業の様子 商品ラインナップ
    菜種の搾油作業の様子
    (画像提供:株式会社デクノボンズ)
    商品ラインナップ(一部紹介)
    前列:グレープシードオイル
    後列右から:しいたけ油、ラー油、菜種油、ひまわり油

    「馬と人との触れ合い」、遠野市の高原で放牧し育てた一歳馬の管理共励会が開催されました(2022年10月24日)

    10月24日、遠野市の「遠野馬の里 覆馬場(おおいばば)」において、「第49回遠野市乗用一歳馬管理共励会」が開催され、岩手県拠点山口地方参事官が来賓として出席しました。
    同管理共励会には、遠野市乗馬生産組合員が同市の荒川高原で放牧し育成した馬10頭が出場しました。
    会場である「遠野馬の里」では、本州で唯一の「乗用馬市場」が毎年開催されており、競りにかけられた馬は乗馬施設などに引き取られ、乗馬やホースセラピー等、馬と人との触れ合いの場で活躍しています。
    岩手県では、昔から人馬が共に暮らす南部曲がり家などその文化は今も色濃く残っています。
    遠野市は馬の歴史が古く、農作業や運搬に使うための馬も競りで購入していました。時代とともに、農耕馬としての役割が少なくなる一方、馬は「乗馬」として愛されるようになりました。その一方で、生産者の高齢化による後継者確保が課題の一つとなっています。

    会場の様子 立ち姿審査 速駆け審査
    会場内の様子 姿勢審査 速駆け審査

     

    並走審査 審査風景 1位の馬に優勝旗授与
    並走審査 審査の様子 表彰式

    株式会社十文字チキンカンパニーと意見交換を行いました(2022年10月12日)

    10月12日、岩手県拠点山口地方参事官は、鶏糞を原料として発電するバイオマス発電所(軽米町:十文字チキンカンパニー)を見学、その後(株)十文字チキンカンパニー本社(二戸市)において代表取締役社長と意見交換を行いました。
    山口地方参事官から「みどりの食料システム法」等について説明後、バイオマス発電所の現況、発電所を運営する上での課題、鶏糞ペレット化検討の有無などについて意見を交わしました。

    発電所を見学する山口参事官 燃料供給クレーン タービンと発電機
    発電所を見学する山口地方参事官
    (右から3人目)
    燃料供給クレーン
    (コンピューター制御により自動運転する。一度に3トンの鶏糞を運搬)
    タービン(左)と発電機の一部(右)が見える
    燃焼灰は強アルカリ性 説明を行う山口参事官 意見交換する十文字社長
    900℃で燃やされた後の燃焼灰は無臭でさらさら。ペーハー値12と強アルカリ性のため肌が荒れる可能性も 「みどりの食料システム戦略」等の説明を行う山口地方参事官(左手前) 意見交換する十文字社長(右)

     

    3年振りに開催した「有機農業の祭典」、久々のブース出展に天候も答えてくれました(2022年10月2日)

    10月2日、雫石町世界アルペン記念公園において、3年振りに「オーガニックフェスタinいわて2022@雫石(主催:オーガニックフェスタ in いわて2022実行委員会)」が開催されました。当拠点でも消費者に対する「みどりの食料システム戦略」を軸とした施策周知には絶好の機会と捉えブースを出展しました。
    当日は、晴天に恵まれ多数の来場者で賑わい、当ブースにも100名を超える来場があり、「みどりの食料システム戦略」のPRや未来の農業に関するアンケート調査を実施したほか、フェスタ内で開催された「パネルディスカッション」に、山口地方参事官がパネラーとして参加し、「みどりの食料システム戦略」の説明を行い、農業者、教育者、消費者の方々と有機農業の拡大や学校給食への利用などについて活発な意見交換を通じて、幼少期から食に対する関心を持つことの重要性を共有しました。

    会場内の様子 岩手県拠点ブースで回答いただいたアンケート調査の図
    会場内の様子 岩手拠点ブースの様子
    パネルディスカッションで意見を交わすパネラーの皆さん 行政機関代表として山口地方参事官が発言する様子
    パネルディスカッション
    左から 農業者代表、教育者代表、行政機関代表、消費者代表、司会者
    発言する山口地方参事官 アンケート調査パネル

     

    東北農政局稲葉生産部長が八幡平市繁殖育成センター開所式に出席しました(2022年9月1日)

    9月1日、八幡平市にある八幡平市繁殖育成センターの開所式が行われ、稲葉生産部長が来賓として祝辞を述べ、テープカットをしました。
    約4ヘクタールの敷地に肉用牛の分娩、育成棟や乳用牛の育成棟、看視棟など17棟が整備され、市から委託を受けた新岩手農業協同組合が管理運営を担い、最大では940頭管理できます。
    農家の牛を預かることにより、農家の設備投資及び労力の軽減を図りながら農家の増頭を支援し、地域の畜産振興に繋げていくための施設で、待ち望まれていた施設の開所となりました。

    テープカットをする稲葉晴生産部長 あいさつをする稲葉生産部長
    テープカットをする稲葉生産部長
    (左から2人目)
    あいさつをする稲葉生産部長

     

    施設の入り口風景 施設の略図
    施設入り口からの外観 施設の略図

     

    雑穀の里、軽米町のアマランサス生産農家を訪問しました(2022年8月30日)

    岩手県北部に位置する軽米町は古くから雑穀の栽培が盛んですが、現在、アマランサスが収穫の時期を迎えようとしています。古里 光典(ふるさと みつのり)さんの1.6ヘクタールのほ場では、およそ1,500キログラム分のアマランサスが実っていて、農薬を使用せずに栽培しています。また、自動操舵のトラクターにより播種作業を行い、作業の省力化に努めています。出荷先は、地元の産直施設や県外の事業者のほかネット販売も行っています。最も時間を要する除草や間引き作業の省力化への課題もある中、今年から一部のほ場で化学肥料を鶏ふん堆肥に切り替えて、環境への負荷を軽減した農業生産に取り組んでおり、みどりの食料システム戦略にも合致しています。「来年以降も全体の栽培面積を維持しながら、堆肥使用面積の増加を図っていきたい」とのこと。今後の古里さんの益々のご活躍が期待されます。

    アマランサスが広がるほ場 アマランサスの花穂
    ほ場風景 収穫直前のアマランサスの花穂

     

    手のひらにアマランサスの種子 意見交換の様子
    収穫直前のアマランサスの種子 意見交換の様子(手前が古里さん)

     

    株式会社南部美人と意見交換を行いました(2022年8月25日)

    岩手県拠点山口地方参事官は、地元、岩手の材料を使い、日本酒の輸出に取り組んでいる株式会社南部美人を訪問し、「みどりの食料システム戦略」について説明しました。財務部長からは輸出するには、製品の信頼を得ることが重要で、ヴィーガン認証を受けることで原材料に安心・安全が担保され販売の強みになっていると説明を受けました。
    みどりの食料システム戦略については、加工・流通・消費を中心に意見交換を行い、製品の展開には「県内産原料で製造した」等のストーリーが不可欠であることから、消費者の認識に合わせて取り組んでいきたいと話されました。

    南部美人の方々 意見交換の様子

    吉田財務部長(右奥)と
    田口財務担当

    意見交換の様子
      山口地方参事官(右奥)

    株式会社マイヤと「みどりの食料システム戦略」及び有機農産物の販売について意見交換を行いました(2022年8月23日)

    株式会社マイヤは、スーパーマーケットを岩手県と宮城県に20店舗展開している事業者です。地産地消にこだわり、うち5店舗では有機農産物を販売し、1店舗において岩手県産の有機農産物等の販売や岩手大学の「畑らぼ」というグループが休耕畑を利用し無農薬で栽培した「ちはま五寸」という人参を全量買い取り、ジュースを製造し販売しています。
    同社の統括マネージャーの遠藤 康郎(えんどう やすろう)氏は、「有機農業の取組面積拡大には賛同する」としながらも、「消費者の意識改革は必須だが、慣行栽培の作物の方が甘くて美味しい場合もある。有機農産物は身体に良いとか環境負荷低減のみで購入拡大を図るだけではなく、やはり美味しくなければ購入に繋がっていかない。味覚的要素の研究も必要」と消費者の購買心理を突いた意見を提言するなど、「みどりの食料システム戦略」に理解を示しつつ活発な意見交換となりました。

    説明する(株)マイヤ第1商品部統括マネージャー 遠藤氏 意見交換をする様子
    (株)マイヤ第1商品部統括マネージャー 遠藤康郎氏 意見交換する遠藤統括マネージャー(左)と山口地方参事官 「ちはま五寸」は、人参特有の匂いが少なく甘みが強い

    岩手町を訪問し、農業政策について意見交換を行いました。(2022年7月22日)

    岩手県拠点山口地方参事官は、岩手町を訪問して佐々木町長と意見交換を行いました。
    山口地方参事官から岩手県拠点の概要、「みどりの食料システム戦略」及び米政策の推進状況(水田活用交付金の見直し含む)などについて説明後、「岩手町型農業」として展開する複合的農業経営の取組、環境保全型農業推進の町として進めてきた耕畜連携の取組、葉たばこ廃作問題や外国人技能実習制度などについて意見を交わしました。

    岩手町長と地方参事官 町の農業概要を語る岩手町長
    山口地方参事官(右)と
    佐々木町長(左) 
    岩手町の農業の現況を語る
    佐々木町長(中)



    就農6年目の若手ピーマン生産者を訪問。そこには3ヘクタールもの圃場が広がっていました。(2022年7月14日)

    奥州市のピーマン生産者である安倍 宏則(あんばい ひろのり)氏は、6年前に会社員から新規就農し、祖父が残してくれた農地を基に現在3ヘクタールの圃場にピーマンを露地栽培しています。また、安倍氏は、ピーマンを栽培するに当たって土づくりが最も重要と考え有機質肥料を使用しています。将来的には、有機農業にも取り組みたいなど「みどりの食料システム戦略」や「農福連携」に強い関心を持っており、活発な意見交換となりました。

    圃場をバックにあんばいしを撮影 圃場風景
    ピーマン生産者 安倍宏則氏 圃場風景

     

    収穫直前のピーマンを拡大撮影 意見交換をおこなっている様子
    収穫直前のピーマン 意見交換をする安倍氏(左)と佐々木総括農政推進官

     

    水稲初冬直播きの生産者向け講習会@岩手大学に出席しました(2022年7月12日) 

    岩手県拠点山口地方参事官は、岩手大学が開発した水稲栽培の革新的な技術「初冬直播き栽培」の講習会に出席しました。この技術は、降雪前の乾田に種子もみを地表から2cmの深さに直接播種して春に発芽・苗立ちさせるもので、農機の分散使用と苗作りを含めた春作業の軽減を図るという画期的な栽培方法です。
    講習会は、滝沢市にある岩手大学農学部付属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター滝沢農場で開催され、屋内講演では、岩手大学農学部作物学研究室下野裕之教授から水稲の直播栽培の現状や技術実施の概要について講演があり、また、この技術で主食用米を栽培している八幡平市の(株)かきのうえ代表取締役立柳慎光氏及びWCSを栽培している(株)西部開発農産から現場報告がありました。
    その後、隣接する圃場に移動し、研究センター職員から試験栽培中の生育状況などの説明を受けました。
    今後、大規模経営体等を中心とした新たな作付拡大技術として確立し、普及が期待されます。

    講演する岩手大学下野教授 実証栽培状況を説明する株式会社かきのうえ立柳代表
    講演する岩手大学下野教授


      実証栽培状況を説明する
    (株)かきのうえ立柳代表

    ほ場前で説明する研修センター西技官 現地説明で西技官に質問する山口参事官
    圃場前で説明する研究センターの西技官

      現地説明で西技官に質問する山口参事官(右)

     

    日本政策金融公庫盛岡支店と業務推進会議を行いました(2022年7月6日) 

    岩手県拠点山口地方参事官は、日本政策金融公庫盛岡支店長と県内の農業情勢及び農業者の支援策等について、情報提供及び意見交換を行いました。
    日本政策金融公庫盛岡支店から令和3年度の業務運営及び令和4年度の重点取組事項の説明があり、当拠点から岩手県拠点の概要、みどりの食料システム戦略、岩手県の農林水産業の主要指標及び岩手県産農林水産物・食品輸出の促進に向けたお願い事項などを説明しました。意見交換では、改正輸出促進法に基づいて、日本政策金融公庫と地方農政局等が連携して農林水産物・食品の輸出拡大を進めるとなったことから、より強固に連携し、定期的に情報共有を図り輸出拡大に取り組むことを確認しました。

    竹本支店長 意見交換 地方参事官
    ごあいさつされる竹本支店長 意見交換の様子 意見交換をする山口地方参事官(右)

     

    (株)サタケ東北事業所を訪問し、「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました(2022年7月1日) 

    岩手県拠点山口地方参事官は、北上市にある(株)サタケ東北事業所で穀物調製用農機の製造について現地調査を行った後、多田事業所長と意見交換を行いました。
    山口地方参事官から岩手県拠点の概要、「みどりの食料システム戦略」等の説明後、多田事業所長からは主力商品でもある穀物色彩選別機の精度と処理能力の向上について説明があり、穀物乾燥施設における、もみ殻を利用した化石燃料の削減や破砕米等を利用したバイオマスプラスチックの活用など、新たな取組について意見を交わしました。

    説明をする(株)サタケ東北事業所 多田所長 意見交換の様子
    説明をする(株)サタケ東北事業所の多田事業所長 意見交換をする岩手県拠点山口地方参事官(右)

     

    工場内視察の風景 精密部品を手作業で取り付ける
    工場内の説明をする細野主事(中央) 工場内での精密部品取り付け作業の様子

     

    久慈市を訪問し、農業政策について意見交換を行いました(2022年6月30日)

    岩手県拠点山口地方参事官は、久慈市を訪問し、澤里副市長と意見交換を行いました。
    山口地方参事官から岩手県拠点の概要、「みどりの食料システム戦略」及び米政策の推進状況(水田活用交付金の見直し含む)などについて説明後、耕畜連携や地産地消、来春整備される「久慈広域道の駅」を拠点とした地域の魅力発信などについて意見を交わしました。

    久慈市を訪問して意見交換をしました 発言する久慈市副市長
    山口地方参事官(左)と澤里久慈市副市長(右) 久慈市農業の現況を語る澤里副市長(右)

    食品価格動向調査業務協力店に感謝状を伝達しました(2022年6月2日)

    食品価格動向調査業務に係る協力店に東北農政局長からの感謝状を伝達しました。
    この調査は、食品小売価格等を把握し、食品の価格安定対策や食料安全保障政策の基礎資料とすることを目的として、昭和53年度から実施しています。
    調査協力店は全国470店舗。このうち協力年数が5年以上かつ、調査業務の推進等に功績があった店舗に対して農政局長から感謝状が授与されます。
    令和4年度は岩手県内では盛岡市のマルイチ城西店に感謝状が授与されました。

    感謝状を手交する様子 感謝状を手に記念撮影
    感謝状を伝達する石橋総括農政推進官(左) 株式会社マルイチ城西店店長(右)

    株式会社耕野を訪問し、水耕栽培の経営状況について意見交換を行いました(2022年6月2日)

    花巻市にある株式会社 耕野(こうや)では、料理の彩りやアクセントに欠かせないミニリーフ、ベビーリーフ及びマイクロリーフ等を温室ハウス4棟で水耕栽培しています。販売先は飲食業者を中心に全国に発送しており、近年はインターネットを活用して個人向けも販売しています。
    2019年にJGAP認証を取得し生産管理と効率性の向上を図るとともに、障がい者雇用による農福連携にも積極的に取り組んでいます。
    昨今の肥料高騰により、養液栽培肥料の入手が困難となることを懸念されていました。

    栽培棟ハウスの全景 施設の外で説明する取締役と職員
    栽培棟外観 施設概要を説明する安藤取締役(左)

     

    栽培棟内部での説明風景 ミニリーフの栽培風景
    水耕栽培について説明を受ける岩手県拠点職員(右) ミニリーフ(サンチュ)の栽培風景

     

    JA江刺大地活力センターを訪問し、「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました(2022年5月26日)

    奥州市にあるJA江刺大地活力センターにおいて、「みどりの食料システム戦略」の推進について意見交換を行いました。
    JA江刺では、土づくりに欠かせない畜産を有効活用する循環型農業に取り組んでおり、完熟堆肥の利用拡大を目指しています。

    敷地全体を撮影 事業所内で意見交換をする様子 パレット積みされた堆肥
    JA江刺大地活力センターの全景 浅沼事業所長(右から2番目)から循環型農業について説明をいただいている様子 製造された完熟堆肥「えさしだいちのみのり」

     

    未来ある農業のための研修会に参加しました(2022年5月20日)

    花巻市文化会館において、花巻市認定農業者協議会が主催する研修会に参加しました。
    講演では、農林水産省農産局農業環境対策課 小宮チーム長の「みどりの食料システム戦略と有機農業の推進について」から始まり、日本有機資源協会 牛久保会長の「食品ロスの削減と食品廃棄物の資源循環利用」、日本GAP協会 栗原代表理事の「JGAP持続可能な農業の実現」について、協議会会員を中心に35名で聴講しました。
    参加者からは、「慣行農法をいかに替えていくかが課題」、「有機農業=JASではないなど、認識に不足がある」、「オーガニックビレッジの規模はどの程度を想定しているか」など多くの質問が出されました。

    会場の様子 講師 小宮氏
    未来ある農業のための講演会風景 講師 小宮 英稔 氏

    講師牛久保氏 講師 栗山氏
    講師 牛久保 明邦 氏 講師 栗原 眞 氏

     

    岩手コンポスト株式会社を訪問し有機農業の推進に向け意見交換を行いました(2022年5月20日)

    岩手県花巻市にある岩手コンポスト株式会社を訪問し、「みどりの食料システム戦略」による有機農業関連について意見交換を行いました。
    汚泥や生ごみのコンポスト化による有機肥料へのリサイクル工程など、事業の説明を受けました。汚泥等は施設内で混合、攪拌及び発酵工程を経て、有機肥料(ペレット堆肥)や緑化基盤材商品として販売されています。
    菅原社長からは、盛岡市、矢巾町及び紫波町の生ごみを収集し有機肥料を生産する構想があり、農林水産省が進める「みどりの食料システム戦略」による有機農業の拡大に期待しているとの話がありました。

    事務所前から撮影 施設の全体像を撮影 意見交換をしている様子
    岩手コンポスト株式会社事務所 施設「発酵槽棟」外観 菅原代表取締役社長(奥中央)と意見交換する様子

     

    農作業事故防止に向けた啓発活動を行いました(2022年4月12日~4月28日)

    岩手県拠点では、「令和4年春の農作業安全確認運動」の一環として、農作業が忙しくなる春の農繁期に、県内JAの資材センター、農機センターなど18か所を対象に注意喚起と啓発パンフレット配付の協力をお願いしました。これは、令和3年秋の取組を継続したものです。
    また、農業者に直接「毎年、農作業事故が発生しているので、十分に注意し安全に作業をお願いします。」と農作業事故防止の働きかけを行いました。

    農業者への説明風景 農業者を訪問して声かけ 農機センター職員に説明
    雫石町の農業者へ働きかけ 紫波町の農業者を訪問し声かけ 農機センター職員に協力を依頼

     

    トラクターに乗る農業者に説明 働きかけをした方々の切り抜き
    トラクターで作業を始める奥州市の農業者へ働きかけ 各地で働きかけに応じていただいた農業者及び資材センター職員の方々

    金ケ崎町を訪問し、農業政策について意見交換を行いました(2022年4月27日)

    4月27日、岩手県拠点山口地方参事官は、金ケ崎町を訪問し、髙橋町長と意見交換を行いました。
    山口地方参事官から岩手県拠点の概要及び「みどりの食料システム戦略」について説明後、水田活用の直接支払交付金の見直し、物価高騰に対する農業支援などについて意見を交わしました。

    金ケ崎町長に説明する山口地方参事官 農政に対する期待を語る高橋町長
    みどりの食料システム戦略を説明する山口地方参事官(左手前) 農政に対する期待を語る髙橋金ケ崎町長(左)

     

    令和3年度「飼料用米多収日本一」コンテストの農林水産大臣賞表彰式を行いました(2022年4月26日)

    4月26日、盛岡市玉山総合事務所において令和3年度「飼料用米多収日本一」コンテストの農林水産大臣賞表彰式を行いました。(新型コロナウィルスの感染防止の観点から全国表彰式は中止)
    「飼料用米多収日本一」コンテストは、飼料用米生産農家の技術水準の向上を図るため、飼料用米の生産において先進的で模範となる経営体を表彰し、その結果を広く紹介するものであり、一般社団法人日本飼料用米振興協会と農林水産省が平成28年度から実施しています。 令和3年度は岩手県盛岡市の坂本静江さんが「地域の平均単収からの増収の部」で岩手県内初となる農林水産大臣賞を受賞し、山口地方参事官から表彰状と表彰盾が手渡されました。
    坂本さんは多収品種「つぶゆたか」を作付けし、10a当たり収量921Kgで地域の平均単収より337kgの増収を達成しました。
    受賞の挨拶として坂本さんは「自家の牛糞堆肥と地元業者の鶏糞を混ぜ、(地力の高い)いい状態の田を作ることに努めてきました。そのことがこのような結果につながるとは。ご指導いただいた皆様と応援してくれた家族に感謝しています。」と語りました。 

    賞状授与の風景 表彰された坂本静江さんと勝也さん 記念撮影
    山口地方参事官から坂本静江さんへ表彰式の授与

    表彰状と表彰盾を手にする坂本静江さん(左)と次男の勝也さん(右) 写真手前左から山口地方参事官、坂本静江さん



    奥州市を訪問し「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました(2022年4月13日) 

    4月13日、岩手県拠点山口地方参事官は、奥州市を訪問し、倉成 淳市長と意見交換を行いました。
    山口地方参事官から岩手県拠点の概要及び「みどりの食料システム戦略」について説明後、若い世代の就農促進、スマート農業の推進、たい肥のペレット化を含めた有機農業の拡大などについて意見を交わしました。

    意見交換の風景 倉成奥州市長と山口参事官
    意見交換をする倉成奥州市長(右)と
    山口地方参事官(左)
    倉成奥州市長(左)と
    山口地方参事官(右)



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