岩手フォトレポート(令和4年度)
令和4年度
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新着情報
- 岩手町を訪問し、農業政策について意見交換を行いました(2022年7月22日)
- 就農6年目の若手ピーマン生産者を訪問。そこには3ヘクタールもの圃場が広がっていました。(2022年7月14日)
- 水稲初冬直播きの生産者向け講習会@岩手大学に出席しました(2022年7月12日)
- 日本政策金融公庫盛岡支店と業務推進会議を行いました(2022年7月6日)
- (株)サタケ東北事業所を訪問し、「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました(2022年7月1日)
岩手町を訪問し、農業政策について意見交換を行いました。(2022年7月22日)
岩手県拠点山口地方参事官は、岩手町を訪問して佐々木町長と意見交換を行いました。
山口地方参事官から岩手県拠点の概要、「みどりの食料システム戦略」及び米政策の推進状況(水田活用交付金の見直し含む)などについて説明後、「岩手町型農業」として展開する複合的農業経営の取組、環境保全型農業推進の町として進めてきた耕畜連携の取組、葉たばこ廃作問題や外国人技能実習制度などについて意見を交わしました。
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山口地方参事官(右)と 佐々木町長(左) |
岩手町の農業の現況を語る 佐々木町長(中) |
就農6年目の若手ピーマン生産者を訪問。そこには3ヘクタールもの圃場が広がっていました。(2022年7月14日)
奥州市のピーマン生産者である安倍 宏則(あんばい ひろのり)氏は、6年前に会社員から新規就農し、祖父が残してくれた農地を基に現在3ヘクタールの圃場にピーマンを露地栽培しています。また、安倍氏は、ピーマンを栽培するに当たって土づくりが最も重要と考え有機質肥料を使用しています。将来的には、有機農業にも取り組みたいなど「みどりの食料システム戦略」や「農福連携」に強い関心を持っており、活発な意見交換となりました。
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ピーマン生産者 安倍宏則氏 | 圃場風景 |
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収穫直前のピーマン | 意見交換をする安倍氏(左)と佐々木総括農政推進官 |
水稲初冬直播きの生産者向け講習会@岩手大学に出席しました(2022年7月12日)
岩手県拠点山口地方参事官は、岩手大学が開発した水稲栽培の革新的な技術「初冬直播き栽培」の講習会に出席しました。この技術は、降雪前の乾田に種子もみを地表から2cmの深さに直接播種して春に発芽・苗立ちさせるもので、農機の分散使用と苗作りを含めた春作業の軽減を図るという画期的な栽培方法です。
講習会は、滝沢市にある岩手大学農学部付属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター滝沢農場で開催され、屋内講演では、岩手大学農学部作物学研究室下野裕之教授から水稲の直播栽培の現状や技術実施の概要について講演があり、また、この技術で主食用米を栽培している八幡平市の(株)かきのうえ代表取締役立柳慎光氏及びWCSを栽培している(株)西部開発農産から現場報告がありました。
その後、隣接する圃場に移動し、研究センター職員から試験栽培中の生育状況などの説明を受けました。
今後、大規模経営体等を中心とした新たな作付拡大技術として確立し、普及が期待されます。
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講演する岩手大学下野教授 |
実証栽培状況を説明する (株)かきのうえ立柳代表 |
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圃場前で説明する研究センターの西技官 |
現地説明で西技官に質問する山口参事官(右) |
日本政策金融公庫盛岡支店と業務推進会議を行いました(2022年7月6日)
岩手県拠点山口地方参事官は、日本政策金融公庫盛岡支店長と県内の農業情勢及び農業者の支援策等について、情報提供及び意見交換を行いました。
日本政策金融公庫盛岡支店から令和3年度の業務運営及び令和4年度の重点取組事項の説明があり、当拠点から岩手県拠点の概要、みどりの食料システム戦略、岩手県の農林水産業の主要指標及び岩手県産農林水産物・食品輸出の促進に向けたお願い事項などを説明しました。意見交換では、改正輸出促進法に基づいて、日本政策金融公庫と地方農政局等が連携して農林水産物・食品の輸出拡大を進めるとなったことから、より強固に連携し、定期的に情報共有を図り輸出拡大に取り組むことを確認しました。
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ごあいさつされる竹本支店長 | 意見交換の様子 | 意見交換をする山口地方参事官(右) |
(株)サタケ東北事業所を訪問し、「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました(2022年7月1日)
岩手県拠点山口地方参事官は、北上市にある(株)サタケ東北事業所で穀物調製用農機の製造について現地調査を行った後、多田事業所長と意見交換を行いました。
山口地方参事官から岩手県拠点の概要、「みどりの食料システム戦略」等の説明後、多田事業所長からは主力商品でもある穀物色彩選別機の精度と処理能力の向上について説明があり、穀物乾燥施設における、もみ殻を利用した化石燃料の削減や破砕米等を利用したバイオマスプラスチックの活用など、新たな取組について意見を交わしました。
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説明をする(株)サタケ東北事業所の多田事業所長 | 意見交換をする岩手県拠点山口地方参事官(右) |
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工場内の説明をする細野主事(中央) | 工場内での精密部品取り付け作業の様子 |
久慈市を訪問し、農業政策について意見交換を行いました(2022年6月30日)
岩手県拠点山口地方参事官は、久慈市を訪問し、澤里副市長と意見交換を行いました。
山口地方参事官から岩手県拠点の概要、「みどりの食料システム戦略」及び米政策の推進状況(水田活用交付金の見直し含む)などについて説明後、耕畜連携や地産地消、来春整備される「久慈広域道の駅」を拠点とした地域の魅力発信などについて意見を交わしました。
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山口地方参事官(左)と澤里久慈市副市長(右) | 久慈市農業の現況を語る澤里副市長(右) |
食品価格動向調査業務協力店に感謝状を伝達しました(2022年6月2日)
食品価格動向調査業務に係る協力店に東北農政局長からの感謝状を伝達しました。
この調査は、食品小売価格等を把握し、食品の価格安定対策や食料安全保障政策の基礎資料とすることを目的として、昭和53年度から実施しています。
調査協力店は全国470店舗。このうち協力年数が5年以上かつ、調査業務の推進等に功績があった店舗に対して農政局長から感謝状が授与されます。
令和4年度は岩手県内では盛岡市のマルイチ城西店に感謝状が授与されました。
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感謝状を伝達する石橋総括農政推進官(左) | 株式会社マルイチ城西店店長(右) |
株式会社耕野を訪問し、水耕栽培の経営状況について意見交換を行いました(2022年6月2日)
花巻市にある株式会社 耕野(こうや)では、料理の彩りやアクセントに欠かせないミニリーフ、ベビーリーフ及びマイクロリーフ等を温室ハウス4棟で水耕栽培しています。販売先は飲食業者を中心に全国に発送しており、近年はインターネットを活用して個人向けも販売しています。
2019年にJGAP認証を取得し生産管理と効率性の向上を図るとともに、障がい者雇用による農福連携にも積極的に取り組んでいます。
昨今の肥料高騰により、養液栽培肥料の入手が困難となることを懸念されていました。
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栽培棟外観 | 施設概要を説明する安藤取締役(左) |
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水耕栽培について説明を受ける岩手県拠点職員(右) | ミニリーフ(サンチュ)の栽培風景 |
JA江刺大地活力センターを訪問し、「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました(2022年5月26日)
奥州市にあるJA江刺大地活力センターにおいて、「みどりの食料システム戦略」の推進について意見交換を行いました。
JA江刺では、土づくりに欠かせない畜産を有効活用する循環型農業に取り組んでおり、完熟堆肥の利用拡大を目指しています。
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JA江刺大地活力センターの全景 | 浅沼事業所長(右から2番目)から循環型農業について説明をいただいている様子 | 製造された完熟堆肥「えさしだいちのみのり」 |
未来ある農業のための研修会に参加しました(2022年5月20日)
花巻市文化会館において、花巻市認定農業者協議会が主催する研修会に参加しました。
講演では、農林水産省農産局農業環境対策課 小宮チーム長の「みどりの食料システム戦略と有機農業の推進について」から始まり、日本有機資源協会 牛久保会長の「食品ロスの削減と食品廃棄物の資源循環利用」、日本GAP協会 栗原代表理事の「JGAP持続可能な農業の実現」について、協議会会員を中心に35名で聴講しました。
参加者からは、「慣行農法をいかに替えていくかが課題」、「有機農業=JASではないなど、認識に不足がある」、「オーガニックビレッジの規模はどの程度を想定しているか」など多くの質問が出されました。
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未来ある農業のための講演会風景 | 講師 小宮 英稔 氏 |
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講師 牛久保 明邦 氏 | 講師 栗原 眞 氏 |
岩手コンポスト株式会社を訪問し有機農業の推進に向け意見交換を行いました(2022年5月20日)
岩手県花巻市にある岩手コンポスト株式会社を訪問し、「みどりの食料システム戦略」による有機農業関連について意見交換を行いました。
汚泥や生ごみのコンポスト化による有機肥料へのリサイクル工程など、事業の説明を受けました。汚泥等は施設内で混合、攪拌及び発酵工程を経て、有機肥料(ペレット堆肥)や緑化基盤材商品として販売されています。
菅原社長からは、盛岡市、矢巾町及び紫波町の生ごみを収集し有機肥料を生産する構想があり、農林水産省が進める「みどりの食料システム戦略」による有機農業の拡大に期待しているとの話がありました。
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岩手コンポスト株式会社事務所 | 施設「発酵槽棟」外観 | 菅原代表取締役社長(奥中央)と意見交換する様子 |
農作業事故防止に向けた啓発活動を行いました(2022年4月12日~4月28日)
岩手県拠点では、「令和4年春の農作業安全確認運動」の一環として、農作業が忙しくなる春の農繁期に、県内JAの資材センター、農機センターなど18か所を対象に注意喚起と啓発パンフレット配付の協力をお願いしました。これは、令和3年秋の取組を継続したものです。
また、農業者に直接「毎年、農作業事故が発生しているので、十分に注意し安全に作業をお願いします。」と農作業事故防止の働きかけを行いました。
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雫石町の農業者へ働きかけ | 紫波町の農業者を訪問し声かけ | 農機センター職員に協力を依頼 |
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トラクターで作業を始める奥州市の農業者へ働きかけ | 各地で働きかけに応じていただいた農業者及び資材センター職員の方々 |
金ケ崎町を訪問し、農業政策について意見交換を行いました(2022年4月27日)
4月27日、岩手県拠点山口地方参事官は、金ケ崎町を訪問し、髙橋町長と意見交換を行いました。
山口地方参事官から岩手県拠点の概要及び「みどりの食料システム戦略」について説明後、水田活用の直接支払交付金の見直し、物価高騰に対する農業支援などについて意見を交わしました。
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みどりの食料システム戦略を説明する山口地方参事官(左手前) | 農政に対する期待を語る髙橋金ケ崎町長(左) |
令和3年度「飼料用米多収日本一」コンテストの農林水産大臣賞表彰式を行いました(2022年4月26日)
4月26日、盛岡市玉山総合事務所において令和3年度「飼料用米多収日本一」コンテストの農林水産大臣賞表彰式を行いました。(新型コロナウィルスの感染防止の観点から全国表彰式は中止)
「飼料用米多収日本一」コンテストは、飼料用米生産農家の技術水準の向上を図るため、飼料用米の生産において先進的で模範となる経営体を表彰し、その結果を広く紹介するものであり、一般社団法人日本飼料用米振興協会と農林水産省が平成28年度から実施しています。 令和3年度は岩手県盛岡市の坂本静江さんが「地域の平均単収からの増収の部」で岩手県内初となる農林水産大臣賞を受賞し、山口地方参事官から表彰状と表彰盾が手渡されました。
坂本さんは多収品種「つぶゆたか」を作付けし、10a当たり収量921Kgで地域の平均単収より337kgの増収を達成しました。
受賞の挨拶として坂本さんは「自家の牛糞堆肥と地元業者の鶏糞を混ぜ、(地力の高い)いい状態の田を作ることに努めてきました。そのことがこのような結果につながるとは。ご指導いただいた皆様と応援してくれた家族に感謝しています。」と語りました。
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山口地方参事官から坂本静江さんへ表彰式の授与 |
表彰状と表彰盾を手にする坂本静江さん(左)と次男の勝也さん(右) | 写真手前左から山口地方参事官、坂本静江さん |
奥州市を訪問し「みどりの食料システム戦略」について意見交換を行いました(2022年4月13日)
4月13日、岩手県拠点山口地方参事官は、奥州市を訪問し、倉成 淳市長と意見交換を行いました。
山口地方参事官から岩手県拠点の概要及び「みどりの食料システム戦略」について説明後、若い世代の就農促進、スマート農業の推進、たい肥のペレット化を含めた有機農業の拡大などについて意見を交わしました。
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意見交換をする倉成奥州市長(右)と 山口地方参事官(左) |
倉成奥州市長(左)と 山口地方参事官(右) |