このページの本文へ移動

東北農政局

メニュー

宮城フォトレポート(令和8年度)

令和8年度

[ 8年4月分 ] [ 8年5月分 ] [ 8年6月分 ] [ 8年7月分 ] [ 8年8月分 ] [ 8年9月分 ]
[ 8年10月分 ] [ 8年11月分 ] [ 8年12月分 ] [ 9年1月分 ] [ 9年2月分 ] [ 9年3月分 ]

新着情報

地域とともに歩む大規模施設園芸経営― 株式会社デ・リーフデ北上を訪問しました(令和8年9月7日)

    株式会社デ・リーフデ北上を訪問し、鈴木嘉悦郎代表取締役と意見交換を行いました。
    同社は、東日本大震災からの復興を契機として設立された大規模施設園芸経営体であり、オランダ式施設園芸技術を導入したガラス温室において、パプリカ約1.3ヘクタール、トマト約1.1ヘクタールを栽培し、周年生産による安定供給に取り組んでいます。また、自社生産農産物を活用したレストラン・直売施設「リーフデ・テラス」を運営するなど、生産から販売まで一体的に取り組んでいます。
    意見交換では、施設園芸におけるエネルギーコストの高騰が経営上の大きな課題となっており、化石燃料への依存を低減するため、バイオメタンガスなどの再生可能エネルギーの活用を検討していることや、病害虫対策のほか、気候変動が施設園芸に与える影響などについても幅広く説明いただきました。
    地域雇用を支えながら、再生可能エネルギーの活用や資源循環の取組を通じて持続可能な農業を目指す姿が印象的でした。今後も施設園芸の先駆者として、その取組の発展が期待されます。

    右から  株式会社デ・リーフデ北上
    鈴木代表取締役、青山地方参事官
    意見交換の様子 施設栽培(パプリカ)について
    説明を受ける様子
    パプリカ選別の様子(1) パプリカ選別の様子(2) パプリカ選別の様子(3)

    「子実用とうもろこし」の収穫実演会が行われました(JA古川)(令和8年9月4日)

      「子実用とうもろこし」の収穫実演会が、大崎市内で開催されました。
      実演会では、令和8年産子実用とうもろこしの生育経過や圃場の耕種概況について説明が行われた後に、コンバインによる収穫作業が行われました。4月の播種実演会で播種された子実用とうもろこしは、その後適期の施肥で順調に生育し、徹底した防除により害虫の被害も少なく、品質・収量ともに期待できることが説明されました。また、取組開始から5年目を迎え、管理がほぼ完璧に行われたことで、とうもろこしがストレスなく生育し、先端まで実入りの良い状態であることも説明されました。
      今後も、収量向上に取り組み、施肥の管理、苗立ち7,000本の確保、防除の徹底などにより、収量水準を現在の700キロから800キロ、更には1トンを目指し、安定収量を確保したいとの意気込みを伺いました。
      なお、同地域で生産された子実用とうもろこしで育てた牛は、「宮城県産のとうもろこしを食べて育ちました」と表示した仙台牛として、仙台市などのスーパー等で販売されています。

      普通型コンバイン(115馬力)
      (とうもろこし、稲、麦、大豆、そばなど
      様々な作物に対応できる汎用型)
      収穫作業の様子 穂先まで実が充実している
      子実用とうもろこし
      (牛の飼料として利用)

      東北農政局のインターンシップ生と一緒に農業法人等と意見交換を行いました(令和8年9月1日~3日)NEWアイコン

      宮城県拠点では、毎年インターンシップ生を受け入れています。
      本記事は、実習の一環として学生が取材・作成しました。

      (1)9月1日
      資源循環型有機農業に取り組んでいる有限会社大郷グリーンファーマーズを訪問して現場見学、意見交換を行い、西塚忠樹代表取締役から、地域農業・農村を将来にわたって維持・保全していくためには有機農業が重要であるが、有機農業の実践だけでなく、地域住民にその価値や取組を理解してもらい、地域に認められる存在となることが重要であるとの考えを伺いました。同社では社員の約9割が非農家出身であることから、教育に力を入れており、毎月開催する社員学習会を通じて知識や技術の習得を図っています。学習会では、植物の基礎的な仕組みから収量向上の考え方、さらには農業経営に関する内容まで幅広く取り組んでおり、人材育成を重視する姿勢が印象的でした。
      また、熊谷剛介専務取締役からは、大郷町はオーガニックビレッジ宣言をしたが、有機農業の取組は地域全体に十分浸透しているとは言えない状況だという説明を受けました。そのような中で、「有機農業でも安定した収量を確保でき、おいしい農産物を生産できることを自ら証明し、地域を牽引していきたい」という言葉が特に印象に残りました。
      今回の体験を通じて、有機農業の技術的な側面だけでなく、地域との関係づくりや人材育成が持続的な農業経営に不可欠であることを学ぶことができました。

      西塚代表取締役と意見交換 熊谷専務取締役から
      堆肥づくりの説明
      有機JAS認証を受けている
      水稲ほ場を見学

      (2)9月2日
      子実用とうもろこしの生育調査(大崎市)並びに、野菜の水耕栽培、まいたけ生産及び農福連携の取組について意見交換(有限会社 耕佑)を行いました。
      大崎市の水稲乾田直播水田及び子実用とうもろこしのほ場において、生育調査を行いました。調査を通じて、乾田直播は移植栽培と比較して倒伏しにくく、多収が期待できることを学びました。また、子実用とうもろこし、小麦、大豆、水稲による3年4輪作体系を導入することで、地力が上がり化学肥料等の低減につながることについて説明を受けました。子実用とうもろこしについては、デント種を栽培しており、水分量や粒内部のブラックレイヤー(熟期を過ぎると粒の付け根の部分の細胞が変色して黒い層に変異すること)を確認して収穫適期を判断していることを学びました。一方で、生産拡大を進めたいものの、供給先となる畜産農家の減少する中で耕畜連携が今後の課題となっていることを知りました。
      また、有限会社耕佑では、伊藤秀太代表取締役から事業概要の説明を受けた後、意見交換及び園芸施設の見学を行いました。同社は、水耕栽培による葉物野菜の生産と菌床まいたけの栽培を行っているほか、外国人や障害のある方の雇用を進めるなど、農福連携にも力を入れています。また、使用済みの菌床は近隣の農業法人に引き取ってもらい、堆肥として再利用されるなど、資源循環にも取り組まれていました。農福連携については、栽培から収穫までの業務を障害のある方々に担ってもらうことで、働きがいのある環境づくりを目指しているとの説明があり、人材確保と地域課題の解決を両立する取組が印象的でした。

      左:乾田直播栽培の水稲(ササニシキ)
      右:収穫間近の子実用とうもろこし
      伊藤代表取締役と意見交換 葉物野菜(サンチュ)の収穫作業の様子

      (3)9月3日
      AIスマート農業システムを活用した栽培モデルの施設見学と地域おこし協力隊との意見交換を行いました(蔵王町)。
      蔵王町の次世代アグリ事業栽培施設に伺いました。蔵王町、みやぎ仙南農業協同組合及びカメイ株式会社は、AIスマート農業システム「ゼロアグリ」を活用した次世代アスパラガス栽培モデルの構築に向けて実証事業を実施しており、高齢化や担い手不足などの地域農業の課題解決を目指しているとの説明を受けました。
      実証事業では、潅水・施肥の自動制御や高畝式栽培によるアスパラガス生産に取り組んでおり、この組み合わせにより、定植から出荷までの期間短縮やコスト削減が実現できるとのことでした。また、スマートフォンによる施肥量や潅水量の管理を見学し、スマート農業が新規就農者の負担軽減につながる可能性を感じました。
      また、蔵王町地域おこし協力隊員及び蔵王町役場職員との意見交換を行いました。協力隊員の方からは、就農への関心をきっかけに協力隊へ参加したことや、梨農家での研修を通じて栽培技術を学んでいることについて伺いました。また、将来的には6次産業化や複合経営にも挑戦し、高齢化や人口流出といった地域課題の解決や、蔵王の梨を次世代へつないでいきたいとの思いを伺い、地域への強い熱意が印象に残りました。

      アスパラガス栽培施設を見学 次世代アグリ事業の舞台
      『ZAO AGRI BASE』
      地域おこし協力隊と意見交換

      宮城広瀬高等学校において、みどりの食料システム戦略について授業を行いました(令和8年9月2日)

        宮城県宮城広瀬高等学校(普通科)において、第3学年2クラス(76名)に向けて出前授業を実施しました。
        学校側から、「環境に配慮した農業や食料生産について理解を深め、食料の安定供給と地球温暖化対策の両立について考えるきっかけとなる授業にしてほしい」という要望があり、「おにぎりから考える日本の農業と未来」と題して、身近なおにぎりを切り口に「みどりの食料システム戦略」の説明を行いました。
        説明後は、「あなたが農林水産大臣になったら、日本の食べ物を守るためにどんな政策を作りますか」をテーマにグループ討議を行い、その内容を発表してもらいました。発表では、「再生可能エネルギーを農林水産業で活用する」「食品ロス削減を推進する」「AIを活用した農機開発を進める」など、多くの政策が提案されました。
        生徒からは、「温暖化や農家の減少など、様々な視点から課題があることを知り、農業についてのニュースに関心を持って見ていきたいし、直接関わってみたいと思った。」といった感想が寄せられました。
        今後も、若い世代の農政に対する理解や、農業への興味が深まるよう取り組んでいきます。

        宮城広瀬高等学校 おにぎりを題材に、
        「みどり戦略」を学ぶ生徒たち
        「日本の食べ物を守る政策」を
        テーマに意見を出し合う様子
        グループでまとめた政策案を発表 授業内容について質問する生徒 多様な意見が発表されました

        令和8年度宮城県園芸振興大会に青山地方参事官が出席し、祝辞を述べました(令和8年8月31日)

          令和8年度宮城県園芸振興大会に青山地方参事官が出席し、祝辞を述べました。
          8月31日の「野菜の日」に、宮城県及び全国農業協同組合連合会宮城県本部主催による「令和8年度宮城県園芸振興大会」が夢メッセみやぎ本館会議棟(仙台市)で開催され、県内の園芸生産者、市場・流通関係者、実需者、関係機関等約150名が参加しました。
          大会第1部では、「第8回みやぎ園芸振興大賞」及び「全国農業協同組合連合会宮城県本部表彰」の表彰式が行われました。表彰に先立ち、青山地方参事官は、本年度の受賞者に祝意を表するとともに、地域農業の発展や生産技術の向上、経営発展、地域との連携など、これまでの取組に敬意を表しました。
          みやぎ園芸振興大賞では、株式会社めぐいーと、株式会社夢実堂、JA仙台いちご部会の3団体が大賞を受賞し、JA仙台逢隈支店野菜部会軟弱野菜部が特別賞を受賞しました。また、全国農業協同組合連合会宮城県本部表彰では、JA仙台いちご部会が大賞、JA加美よつば玉葱部会が流通販売部門賞を受賞しました。
          宮城県では園芸産出額500億円の実現に向け、収益性の高い園芸作物の導入や施設園芸の高度化が進められており、東北農政局としても、県、市町村、関係団体と連携し、現場の声を伺いながら、宮城県の園芸振興に努めてまいります。

          祝辞を述べる青山地方参事官 表彰された受賞者の方々

          「夏休みこども見学デー」に宮城県拠点のブースを出展しました(令和8年8月7日)

          8月7日、仙台合同庁舎において「夏休みこども見学デー」が開催されました。当日は東北農政局をはじめ各機関が様々な体験企画や情報発信を行い、昨年度を上回る多くの来場者で会場は大いに賑わいました。
          宮城県拠点では、「お野菜が水に浮く?浮かばない?クイズ」や、「みっちゃんを探そう!文字探し」を実施したほか、みやぎの環境保全米PRパネル、学校給食サンプル、フードパネルなどの展示や、紙芝居を使ったおはなし会を行いました。文字探しの答えは「みえるらべる」。300名を超える子どもたちが真剣な表情で取り組んでくれました。ゴール地点では、職員が実際に「みえるらべる」の付いた商品を手に取りながら、その仕組みや特徴をわかりやすく説明しました。また、「みえるらべる」の認知度を把握するため、アンケートも実施しました。アンケート結果は、来場者の皆さんに貼っていただいたシールで一目瞭然。「知らなかった」が多数を占める結果となり、「みえるらべる」がまだ十分に認知されていない現状が明らかとなりました。一方で、多くの来場者の皆さまにブースへお立ち寄りいただき、「みえるらべる」に関心を持っていただく貴重な機会となりました。今回の結果を踏まえ、今後も「みえるらべる」の認知度向上に向けて、より一層の情報発信に取り組んで参りたいと思います。

          ゴールにて、アンケート調査を実施

          左から、みえるらべるの付いた商品学校給食サンプルとパネル環境保全米PRパネル

          宮城県内各地域の主な農林水産物
          お野菜が入った水槽を見ると…⁉ 大変多くの皆様に
          参加していただきました
          答えは、「みえる」らべるでした

          みえるらべるとは… ころころまるとさがすちきゅうにいいこと
          おはなし会
          アンケート結果

          東松島ファームと永井東北農政局長が意見交換を行いました(令和8年7月23日)

            東松島市の株式会社東松島ファームは、フードテックの一つである植物工場を運営しており、永井東北農政局長は、同社を訪問し、お話を伺いました。
            同社は、東日本大震災で被災し廃校となった小学校や空き施設を活用することで、初期投資を抑えつつ、LED照明による完全人工光型植物工場を運営しています。現在は、受注を受けてフリルレタスやグリーンリーフ、レッドオーク、ルッコラ、水菜などを、農薬を使用しない水耕栽培で生産しており、人手を介さず自動生産するなど効率化・省力化に配慮した経営に取り組んでいます。

            意見交換の様子 植物工場視察の様子
            阿部代表取締役(右)と
            永井東北農政局長(左)
            クリーンルームで
            農薬を使用せずに
            栽培されたカット野菜

              報道関係者向け現地視察会を開催しました(令和8年7月22日)

                宮城県拠点では、報道関係者等の方々に農業・農村への理解・関心を深めていただくため、昨年度に引き続き現地視察会を開催し、9社の皆様にご参加いただきました。今年度は、令和7年度農林水産祭のむらづくり部門で天皇杯を受賞した南三陸町入谷地区で、地域全体で取り組む「むらづくり」や地域資源を生かした取組をテーマとして実施しました。
                午前は、ひころの里において、江戸時代に入谷に養蚕を伝えた山内甚之丞のまゆ細工人形劇を鑑賞し、地域住民が主体となって進める「むらづくり」の取組について話を伺いました。午後は、液肥を使って生産される「めぐりん米」の水田や「しおかぜ葡萄」の園地を視察するとともに、まなびの里いりやどにおいて、人と人との結びつきや地域の雰囲気づくりに関する取組について話を伺い、意見交換を行いました。また、南三陸BIOを見学し、液肥生産やバイオガス発電の仕組みなどの資源循環の取組について学びました。
                参加者からは、「地域住民一人ひとりが率先して地域の存続と活性化に取り組む姿が感動的だった」、「限られた人数で大きな成果を上げていることに驚いた」、「現場でしか聞くことのできない歴史や文化、地域ならではの話を聞くことができた」などの感想が寄せられました。

                (1)ひころの里
                江戸時代末期に建築された「松笠屋敷」 まゆ細工人形劇「甚之丞物語」 「むらづくり」の説明の様子
                説明者:阿部忠義 氏
                (2)「めぐりん米」の水田、「しおかぜ葡萄」の園地
                「めぐりん米」の説明の様子
                説明者:阿部勝善 氏

                液肥による米栽培を説明した看板 「しおかぜ葡萄」の説明の様子
                説明者:阿部博之 氏
                (3)まなびの里いりやど
                入谷の里山活性化協議会の説明の様子 南三陸YES工房の説明の様子
                説明者:大森丈広 氏
                校舎の宿さんさん館の説明の様子
                説明者:阿部あい子 氏
                (4)南三陸BIO
                生ごみ等の前処理を行う施設内 メタン発酵槽を見学する参加者 南三陸町内の食品残さ由来の
                液肥で育てたお米「めぐりん米」

                気仙沼市の「サンフレッシュ小泉農園」を訪問しました(令和8年7月17日)

                  気仙沼市において、約2haの大規模施設でトマトの水耕栽培を行い、みどり認定やグローバルGAP認証を取得するなど、環境に配慮した持続可能な農業経営に取り組む「株式会社サンフレッシュ小泉農園」を訪問し、代表取締役 今野圭市氏と意見交換を行いました。同農園では、トマト栽培のほか、水稲約24haを作付けしています。
                  意見交換では、安定した経営のため、トマトと水稲を組み合わせた複合経営に取り組んでいるとのことでしたが、近年の資材や燃料の価格高騰に加え、病害虫の発生による収量低下など、施設園芸を取り巻く課題についてお話を伺いました。
                  その後、トマト苗の植え付けを終えたばかりの施設内を見学し、生育管理や栽培方法等について説明いただきました。施設内には約4万本の苗が定植され、秋からの収穫に向けた準備が進められていました。
                  今野代表取締役は、「施設園芸を取り巻く課題は多いが、生産を継続していくことが重要である。施設を大切に維持しながら、これからも地域に根差した農業経営を続けていきたい。」と話されていました。

                  今野代表取締役との意見交換の様子 施設内で説明を受ける様子 植え付けられたトマト苗の様子

                  白石はるかぜこども園で「ころころまるとさがすちきゅうにいいこと」おはなし会を開催しました(令和8年7月15日)

                    東北農政局では、「みどりの食料システム戦略」への理解を深めていただくため、将来を担う子どもたちを対象に、身近なところから地球にやさしい行動について考えるきっかけづくりとして、紙芝居を使ったおはなし会を実施しています。
                    今年度初開催となったおはなし会は、白石市の白石はるかぜこども園で行い、年少・年中・年長クラスの園児約50名が参加してくれました。
                    紙芝居に登場するキャラクターを紹介すると、「みっちゃ~ん!」「ころころまる~♪」と元気な声が上がり、紙芝居の後のクイズにも積極的に参加してくれました。
                    今回のおはなし会が、子どもたちにとって「ちきゅうにいいこと」について考えるきっかけの一つとなれば幸いです。
                    ご協力いただきました白石はるかぜこども園の皆様、ありがとうございました。
                    なお、宮城県拠点では、本紙芝居を活用したおはなし会を実施しています。ご希望がありましたら、お気軽に宮城県拠点までご相談ください。

                    紙芝居に出てくるキャラクターの紹介 ころころころ~♪♪ はぁい!!
                    クイズの様子 参加してくれてありがとう♪
                    たぁっち!!
                    集合写真

                    「とみやはちみつプロジェクト」を訪問しました(令和8年7月10日)

                      富谷市役所の庁舎屋上で実施されている「とみやはちみつプロジェクト」を訪問しました。
                      本プロジェクトは、今年で10年目を迎え、 NPO法人SCR(代表理事 村上幸枝)を中心に市民・行政・地域おこし協力隊が連携しながら、蜂蜜の生産や環境教育、生物多様性の保全に取り組んでいます。
                      当日は、村上代表から巣箱の管理方法や採蜜の仕組みについて説明を受けたほか、近年の高温化による蜜源植物への影響や、ミツバチの飼育環境の変化についてお話を伺いました。
                      ミツバチは農作物の受粉にも重要な役割を果たしており、今回の訪問を通じて農業や食とのつながりについて理解を深める機会となりました。
                      村上代表は、「ミツバチは、命や自然、食、農業を身近に感じてもらうための大切な存在。これからもミツバチを通じて、地域の皆さんとともに学び、つながる活動を続けていきたい。」と話されており、環境教育への強い思いがうかがえました。

                      意見交換の様子 養蜂が行われている富谷市役所屋上 飼育されているミツバチの様子
                      採蜜された蜂蜜
                      (ティースプーン1杯が1匹のミツバチが
                      一生の間に集める蜂蜜の量)
                      巣箱や巣枠の管理方法について
                      説明を受ける様子
                      NPO法人SCR  村上代表理事(右)
                      青山地方参事官(左)

                      南三陸町の「さとうみファーム」を訪問し意見交換を行いました(令和8年7月9日)

                        南三陸町において、地域特産のわかめの未利用部分や、ビール搾りかす、海苔粉などをエサとして活用したオリジナルブランド「南三陸わかめ羊」の生産に取り組む『さとうみ羊牧場株式会社』を訪問し、代表取締役 金藤克也氏及び地域おこし協力隊として同牧場で働く大槻隊員と意見交換を行いました。同牧場では約200頭のめん羊を飼養しており、羊肉の販売に加えて、羊毛・羊皮の有効活用にも取り組むなど、地域資源を循環利用する特色ある畜産経営を展開しています。
                        意見交換では、着任から2年が経過した大槻隊員から、給餌や健康管理などの飼養管理に加え毛刈り技術も習得し、現在では、約120頭の毛刈りを一人で担当できるまでに成長したことを伺いました。また、ニュージーランドでの視察・研修を通じて、めん羊の飼養管理や品種改良を学び、多産品種の導入に向けた知識を深めており、任期終了後も引き続き同牧場で働きたいと話していました。
                        金藤代表取締役は、「北海道やニュージーランドからの多産系統の導入による品種改良に取り組みながら、将来的には畜舎を増設して500~600頭規模まで拡大を図り、南三陸ならではの地域資源を活用しためん羊経営を発展させ、従業員が安心して働ける経営を目指したい。」と話されていました。

                        畜舎で説明を受ける様子 傾斜地を利用した畜舎(自作) 飼養されているめん羊の様子

                        いちごづくりへの第一歩 「みやぎのいちごづくりスタート講座」を取材しました(令和8年7月3日)

                          みやぎのいちごづくりスタート講座(第1回)が株式会社やまもとファームみらい野(山元町)で開催されました。宮城県農政部園芸推進課が主催し、いちご栽培に関心のある方や新規就農を目指す方を対象に、実習と座学を通じて栽培技術や就農に関する知識を学ぶ講座で、今年度は全4回実施されます。今回は15名が参加し、株式会社やまもとファームみらい野 取締役 斎藤 晃氏を講師に迎え、「にこにこベリー」の挿し苗実習を実施しました。参加者は健全な苗の選び方や葉数調整など、苗づくりの基本を学びました。また、宮城県園芸推進課 園芸振興班 浅野 裕斗技師による「いちご栽培の基礎知識」の講義も行われ、いちごの作型や品種選定、高設栽培と土耕栽培の特徴などについて理解を深めました。講義後の質疑応答では、就農方法や研修制度、施設整備費用などに関する質問が相次ぎ、参加者の関心の高さがうかがえました。
                          受講者の一人は、「今回の体験により、いちご栽培や就農のイメージが具体的になった。失敗を恐れず学びながら、本年度中にも何らかの形で農業に挑戦したい」と話していました。また、講師からは「受講者の意欲の高さと、いちご栽培や新規就農への熱意の強さを感じた。本講座が今後の就農を考えるきっかけになればうれしい」との声が聞かれました。
                          本講座は、いちご栽培の魅力や現場実態を体験できる貴重な機会であり、宮城県のいちご産地の未来を担う人 材育成の場となっています。

                          <参考>宮城県農政部園芸推進課 東北一のいちご産地で学ぶ「みやぎのいちごづくりスタート講座」

                          作業実習 講師
                          株式会社やまもとファームみらい野
                          齋藤取締役
                          講師の説明を受けながら
                          健全な苗の見分け方を確認する様子
                          苗の状態を確認しながら
                          真剣に作業を進める受講者
                          (左)親株から伸びるランナー
                          (右)実習で作成した挿し苗
                          座学研修 講師
                          宮城県園芸推進課園芸振興班
                          浅野技師
                          いちご栽培の基礎知識について
                          理解を深める受講者

                          ホップがつなぐ人と地域 ―一般社団法人イシノマキ・ファームを訪問しました(令和8年7月2日)

                            一般社団法人イシノマキ・ファームを訪問し、高橋由佳代表理事と意見交換を行いました。 同法人は、自社で栽培したホップを活用した地域活性化に取り組むとともに、障害のある方や就労に不安を抱える方の就労機会を創出する「ソーシャルファーム」の実践に取り組んでいます。現在、ホップ約1.1ヘクタール、サツマイモ約30アールを栽培し、クラフトビール「巻風エール」のほか、「巻風ホップソルト」や干し芋などの6次産業化商品を展開しています。 意見交換では、地域づくりや農福連携の取組、石巻市のオーガニックビレッジ推進の状況などについて説明を受けたほか、令和8年5月から東北大学、東京農業大学及び株式会社イーチ・アザーとの共同研究を開始し、ホップほ場を活用した草生栽培の実証に取り組んでいることが紹介されました。生物多様性の保全や土壌環境の改善、化学農薬・化学肥料への依存低減などの効果を検証し、持続可能な農業の実現を目指しているとのことでした。 農業だけでなく福祉、教育、移住・定住支援など多様な分野を結び付けながら地域づくりに取り組む姿が印象的でした。今後もこうした活動が広がり、地域の活性化や関係人口の拡大につながることが期待されます。

                            一般社団法人イシノマキ・ファーム
                            高橋代表理事
                            意見交換の様子 ビールの香りや
                            苦味のもととなるホップ
                            (画像提供:イシノマキ・ファーム)
                            NIPPON FOOD SHIFTセレクション
                            2025で優秀賞を受賞した
                            「巻風ホップソルト」
                            自社栽培ホップを使用した
                            クラフトビール「巻風エール」シリーズ
                            意見交換後に記念撮影
                            右から高橋代表理事、
                            青山地方参事官

                            「営農支援フェア2026」でみどりの食料システム戦略等を紹介しました(令和8年6月23、24日) 

                            令和8年6月23、24日に夢メッセみやぎで開催された「営農支援フェア2026」(JAグループ宮城主催)では、大小さまざまな農機が展示されたほか、メーカーによる営農講習会等が開催されました。2日間で2,400人以上が来場され、大盛況でした。 東北農政局ブースでは、「みどりの食料システム戦略」に関連したポスターの展示やパンフレットによる施策紹介を行いました。また、「各種センサスデータをグラフで見てみませんか?」と題して東北管内のデータをパソコンでご覧いただくコーナーを開設し、たくさんの方にお立ち寄りいただきました。

                            東北農政局が出展したブースの様子(1) 東北農政局が出展したブースの様子(2) 東北農政局が出展したブースの様子(3)
                            展示された農業用機械(1) 展示された農業用機械(2) 乾田直播コーナー

                            オーガニックビレッジ宣言を行った大郷町で有機農業の推進に向けた研修会が行われました(令和8年6月19日)

                            本年4月にオーガニックビレッジを宣言した大郷町で、大郷町認定農業者連絡協議機と大郷町有機農業推進協議会による合同研修会が開催されました。
                            研修会では、町内で有機農業に取り組む有限会社大郷グリーンファーマーズの西塚忠樹代表取締役を講師に招き、有機農業を「地域資源の循環を実現するための手段」と位置付ける経営理念や、循環型農業のストーリー性を生かした販売戦略について講演いただきました。参加者は熱心に耳を傾け、質疑応答では雑草対策や病害虫防除など、実践に役立つ意見交換が活発に行われました。
                            講演後は、有機栽培に取り組む水田へ移動し、農機具メーカーの協力のもと、乗用除草機やリモコン草刈機による実演を見学しました。参加者は作業の様子を間近で見ながら、有機農業における除草作業の省力化について理解を深めていました。

                            講師の有限会社大郷グリーンファーマーズ
                            西塚代表
                            研修会の様子 乗用除草機を使って除草作業をする様子

                            輸出に挑む石巻のいちご産地―トライベリーファーム、アグリ・パレットを訪問しました(令和8年6月19日)

                            令和8年6月19日、株式会社トライベリーファーム及び株式会社アグリ・パレットを訪問し、いちごの生産状況や輸出への取組、経営上の課題などについて意見交換を行いました。
                            両法人は、東日本大震災からの復興を契機に設立され、地域の雇用を支えながら施設園芸の発展に取り組んできました。現在はいずれも、いちごを主力品目の一つとして、シンガポール、タイ、台湾、マレーシア、香港などへの輸出に取り組んでいます。
                            意見交換では、宮城県産いちごの新品種「にこにこベリー」「ころろんベリー」の栽培拡大や生育特性、生産状況について説明を受けました。また、輸出については、国内販売を上回る収益が見込める一方で、輸出先ごとに農薬使用基準が定められており、それらに対応した生産管理が求められていることが共有されました。さらに、人材の確保・育成や、復興園芸団地におけるハウスの老朽化、資材価格・人件費の上昇といった共通の経営課題も挙げられました。
                            今回の訪問を通じ、復興を乗り越えた現場で、海外市場を見据えたいちご生産に挑戦する両法人の意欲と工夫が強く感じられました。今後も関係機関と連携しながら、輸出拡大と産地の発展に向けた支援を進めていきます。

                            株式会社トライベリーファーム
                            右から髙瀬卓弥代表取締役、
                               青山地方参事官
                            意見交換の様子 収穫直後と出荷時のいちご
                            株式会社アグリ・パレット
                            左から石川雅洋代表取締役、
                            青山地方参事官、
                            橋浦浩人取締役専務
                            意見交換の様子 環境制御型施設における
                            いちご栽培の状況

                            宮城県庁の農政部内勉強会~ビジョン事業立案に向けた統計研修会~に参加しました(令和8年6月18日)

                              6月18日、宮城県庁において「農政部内勉強会~ビジョン事業立案に向けた統計研修会~」が開催(web参加を含めて約40名)され、宮城県拠点の職員が講師として参加してきました。
                              勉強会では、「農林関係統計データの検索方法と分析・活用方法」をテーマとし、農林水産統計の概要、事業推進における分析・活用事例、HPでの統計・分析データの検索方法等について説明しました。
                              参加された県庁職員からは、「事業立案のエビデンスとして活用したい」「QGISの具体的な使い方を知りたい」等の声がありました。

                              勉強会の様子(1) 勉強会の様子(2) データの見える化の事例

                              東北農政局と宮城県庁の若手職員研修会を開催しました(令和8年5月29日、6月17日) 

                              5月29日および6月17日、東北農政局と宮城県庁の若手職員を対象とする研修会を開催しました。本研修は、農業経営者等の声を聴き、国と県の視点を踏まえた課題解決のため、若手職員が現場主義のもと、相互理解を深め、協働で議論する機会を設けることを目的に、昨年度から実施しているものです。 本研修では、農業経営者等の取組について話を伺った上で「私たちの『おいしい』を食卓へ届けるヒント」「若者が働きたくなる農業のカタチ」「私たちのムラ、本当はすごかった!?」の3つのテーマを設けて、課題を抽出・整理しました。その上で、課題解決に向けたアイデアや将来像の実現に向けた施策を検討し、各グループの発表を行い、最後に東北農政局の荻野次長および宮城県農政部の關口副部長から講評をいただきました。 2日間とも活発な意見交換やグループワークが行われ、相互理解と現場感覚を基盤とした、若手の協働力と課題解決力を高める機会となりました。

                              (左から)
                              伊藤講師、佐々木講師、大場講師
                              講師との意見交換の様子 グループワークの様子(1)
                              グループワークの様子(2) 発表の様子(1) 発表の様子(2)
                              発表の様子(3) 關口副部長(左)と荻野次長(右)
                              による講評の様子
                              参加者による記念撮影

                              リモコン草刈機実演研修会を開催しました(令和8年6月16日)

                              中山間地域では、農業者の減少・高齢化等に直面しており、生産現場からは、特に傾斜地の草刈り作業が非常に困難になっているとの声を多く伺っていることから、農機具メーカーや川崎町等の協力を得て同町支倉地区でリモコン草刈機の実演会を開催しました。
                              当日は、町内の生産者をはじめ、仙南地域の生産者、関係機関等約60名が集まる中、8台のリモコン草刈機が持ち込まれ、各メーカー担当者から草刈機の特徴を説明の上、実演いただきました。参加者からはリモコン草刈機に関する質問が寄せられたほか、実際にリモコン操作を体験する姿も見られ、関心の高さが伺えました。
                              農事組合法人ふるせきファーム(川崎町)の岡田さんからは、「高齢化で農作業の負担が増している。今日の実演会を契機にリモコン草刈機の利用を考えていきたい。」と感想をいただきました。
                              水田の畦畔等傾斜地での手作業による草刈りは重労働であり、疲労などから思わぬ事故につながる心配もあります。作業の省力化、安全な農作業を行うために、リモコン草刈機の導入が課題解決になればと期待しています。

                              青山地方参事官あいさつ  農作業安全確認運動について
                              大河原地方振興事務所から情報提供
                              実演会に集まった生産者ほか関係者
                              草刈り前の様子  (株)五十嵐商会の皆さん
                              キャニコム(左)とハスクバーナ・ゼノア(右)の草刈機
                              (株)ISEKI Japanの皆さん
                              アテックス(左)とISEKIアグリ(右)の草刈機
                              クボタアグリサービス(株)の皆さん
                              ササキコーポレーション(左)と クボタ(右)の草刈機
                              やまびこジャパン(株)の皆さん
                              共立の草刈機
                              ヤンマーアグリジャパン(株)の担当者ヤンマーの草刈機
                              リモコンで草刈機を操縦 斜面の草を刈り取るリモコン草刈機 草刈り後の様子
                              農機具メーカー担当者に質問している生産者 農機具メーカー担当者から操作説明を受ける生産者 参加者からの感想(岡田さん) 



                              農事組合法人仙台イーストカントリーと意見交換を行いました(令和8年6月15日)

                              仙台市若林区荒井で、米や大豆を生産している「農事組合法人仙台イーストカントリー」を訪問し、佐々木均代表理事と意見交換を行いました。
                              同法人では、生産性向上を図るため、令和7年から水稲の乾田直播栽培をスタートしました。また、大豆のほ場には、木材チップや米ぬかなどを混ぜ合わせて作った堆肥を使い、環境への負担を減らしつつ増収を目指す農業に積極的に取り組んでいます。
                              6次産業化にも取り組んでおり、おにぎりや味噌などを手作りし、地域のイベントなどで販売するほか、奥さまが営む農家レストラン「おにぎり茶屋ちかちゃん」では、自ら育てた農産物を使った料理をお客様に提供しています。
                              農産物に付加価値をプラスすることで、販路の確保や収入の安定にもつなげています。
                              佐々木代表理事は、「米作りを通じて、消費者のみなさんに「美味しい」を感じてもらいたい。地域や消費者とのつながりを大切にしながら、自分たちらしいスタイルで農業を続けることに、楽しさとやりがいを感じています。」と話してくださいました。

                              佐々木代表理事(右)
                              青山地方参事官(左)
                              大型トラクターに取り付けられた
                              乾田直播用のバーチカルハロー
                              木材チップ等を使用した堆肥を施用
                              した大豆のほ場(播種直後)



                              地域の先駆者として有機農業に取り組む大郷町の「大郷グリーンファーマーズ」と意見交換を行いました(令和8年6月12日)

                              大郷町大松沢地区で、米や大豆、野菜を生産している「有限会社大郷町グリーンファーマーズ」を訪問し、西塚忠樹代表取締役と意見交換を行いました。
                              同社は、資源循環型農業の実現を目指して、減農薬・減化学肥料による特別栽培や有機JASの認証を取得し、米や野菜の生産・販売をされています。
                              大郷町は令和8年4月にオーガニックビレッジを宣言し、地域ぐるみで有機農業を推進していくこと を表明しました。同社は、町内でも先駆けて有機農業に取り組まれていることから、推進役の中核に位置付けられ活躍を期待されています。
                              また、同社ではスマート農業にも積極的に取り組まれており、水稲除草用の「アイガモロボット」や除草剤散布を行う農業用ドローンを導入するなど、作業の省力化・効率化を図っています。今後はドローンによる農薬散布の作業受託も検討されています。
                              販売面では、販路を多角化することで経営の安定を図っており、今後はECサイトやふるさと納税への取組を強化していくといったお話をお聞きしました。

                              意見交換した西塚代表(右)と
                              青山参事官(左)
                              同社のほ場にて西塚代表から
                              「アイガモロボット」の説明を受ける様子
                              「アイガモロボット」の作業の様子



                              大郷町長が「オーガニックビレッジ」の宣言を行いました(令和8年4月27日) 

                              4月27日、大郷町の石川良彦町長が「オーガニックビレッジ」を宣言しました。 町役場で開催された宣言式では、石川町長から、令和7年8月に「大郷町有機農業推進協議会」を設立し、町の基幹産業である農業をいかしながら、将来にわたり持続可能な農業モデルの構築を目指して取組を進めてきたことが説明されました。あわせて、本日の宣言を契機に、大郷町の豊かな資源を最大限にいかし、関係機関と連携しながら、有機農業の拡大に向けた取組を一層推進していく決意が表明されました。 今後は、現在取り組んでいる学校給食での有機米・有機野菜の提供や道の駅での販売に加え、有機農業の担い手育成、取組面積の拡大、町内飲食店での利用促進、SNSやWEB広告等を活用した情報発信の強化などにも取り組んでいきます。

                              関係機関と
                              大郷町有機農業推進協議会の皆様
                              宣誓を行う石川町長 町内の農業法人が生産した有機米、
                              有機野菜(小松菜、ベビーリーフ)

                              大崎市鳴子で「世界かんがい施設遺産 南原穴堰」の開水路清掃活動を行いました(令和8年4月24日) 

                              東北農政局による市町村への重点支援の一環として、2月3日の第2回鳴子ワークショップに引き続き、大崎市鳴子の世界かんがい施設遺産である南原穴堰から続く開水路の清掃作業を行いました。
                              重点支援の目的である中山間地域への関係人口の創出に向けた仕掛けの一つとして、「水路清掃はどのような体験となるのか」を知る機会と捉えて実施したものです。
                              水路清掃は、例年地域外を含めて約20名で作業を行っているとのことですが、当日は、今年で水路保全の全校ボランティア活動3年目となる、南郷高等学校の先生2名から指導を仰ぎながら、当局から9名が参加し作業の一部をお手伝いしました。
                              清掃後には、南原穴堰水利組合の上野滝人氏の案内により、穴堰の潜穴(くぐりあな)内部を見学しました。潜穴内には手掘りの堀削作業のためにろうそくを立てた跡が随所に見られ、当時の作業の様子を伺うことができました。 水路清掃をはじめとする農業用施設の維持管理には、季節ごとに多様な仕事が存在し、こうした活動は地域の暮らしや農業の基盤を支える重要な役割を担っています。また、これらの作業は、地域外の方々にとっても貴重な体験の機会となり、関係人口の創出・拡大につながるコンテンツとなることが期待されます。
                              引き続き、大崎市と共に鳴子温泉地域の課題解決に取り組んでまいります。

                              (注)【南原穴堰】とは 南原地区は標高が高く山に阻まれ、田んぼに水を引くのが難しい地域であった。そのため1644年、遊佐平衛門宜次の指揮のもと、人々は手作業で山を掘り、水路トンネル「南原穴堰」を建設した。全長1,880mのうち約1,330mがトンネルで、途中の横穴は清掃時の土砂排出に用いられた。この施設は380年の時を経た現在もほぼ当時の姿を保ち、農業・生活用水として25haの水田を潤している。<大崎地域世界農業遺産推進協議会HPより>

                              作業の説明をする南郷高等学校の先生方


                              水路の止水板にせき止められた枯れ葉や
                              ゴミの山

                              冬の間に落ち葉や枯れ枝が堆積した水路


                              ゴミを高くすくい上げ、水路法面に寄せて取り除く作業


                              足元がぬかるみ、作業は難航


                              堆積物を除去し、きれいになった水路


                              きれいになった水路に光が差し込みます


                              南原穴堰の潜穴(トンネル)見学


                              手掘りで造られた潜穴や燭台の跡


                              スマート農業技術活用促進法に基づく生産方式革新実施計画の認定証を授与しました(農事組合法人KAMIX)(令和8年4月24日)

                              スマート農業技術活用促進法に基づく生産方式革新実施計画について、農事組合法人KAMIX(加美町)が水稲で宮城県内では5件目となる認定を受けました。加美よつば農業協同組合営農センターで行われた認定証授与式で、緒方生産部長が近田代表理事に認定書を手交しました。 今回認定された計画は、水稲栽培において自動操舵トラクタ(直進アシスト)及びドリルシーダ―を活用し、乾田直播栽培面積の拡大を図ることにより労働生産性を向上させるものです。 近田利樹(こんだとしき)代表理事は、「農業人口が減っていく中で、スマート農業技術の活用は必要不可欠である。この認定を契機に経営規模の拡大を図っていきたい。」と力強く決意を述べました。

                              緒方生産部長(左)と近田代表理事(右) 認定書授与 決意を述べる近田代表理事

                              「みどりの食料システム戦略」についての出前講座を東北大学公共政策大学院 にて実施しました(令和8年4月21日)

                              東北大学公共政策大学院にて、食と農の持続可能性を高める政策を研究している学生6名を対象に「みどりの食料システム戦略」についての出前講座を実施しました。講義では、日本の農業の状況や世界情勢等を踏まえ、この戦略の概要やみえるらべる、有機農業の推進における宮城県拠点の取組の紹介、カーボンクレジット等について説明を行いました。質疑応答では、戦略の進捗状況やJクレジット制度の普及に向けた取組など、施策の推進に関するご質問を多数いただきました。宮城県拠点では、これからも消費者の理解促進と行動変容に向けて、みどりの食料システム戦略の推進に取り組んで参ります。

                              講義を受けるみなさん 講義を行う宮城県拠点職員
                              みっちゃんシールを手に集合写真

                              「子実用とうもろこし」の播種実演会が行われました(JA古川)(令和8年4月17日)

                              JA古川主催による「子実用とうもろこし」の播種実演会が、大崎市で開催され、真空播種機を装着したトラクターによる播種作業の実演が行われました。 開会挨拶では、JA古川の佐々木浩治代表理事組合長が、「子実用とうもろこしの栽培は各地に広がり、当農協の取組が発信されてきたことを誇りに思っている。生産調整が厳しい中ではあるが、この取組を永遠に続く取り組みとして皆様の理解をいただきながら進めていきたい。」と抱負を話されました。 実演会には、生産者や関係機関あわせて約70名が参加し、農研機構から播種時の注意点や播種後の管理について、農機メーカーから真空播種機やバーチカルハローなどの使用機械の構造や特徴について、説明が行われました。 JA古川が推進する子実用とうもろこしの取組は今年で5年目を迎え、令和8年産の子実用とうもろこしの作付面積は、97ヘクタールとなっています。

                              バーチカルハロー
                              (播種床を作る機械)
                              真空播種機
                              (空気の力で種を吸着し、一粒ずつ正確に
                              播種する機械)
                              子実用とうもろこしの種子
                              (鳥害防止のためコーティングされた種子)
                              空気の力で種が目皿に吸着 真空播種機による播種作業の実演 等間隔に、一粒ずつ播種された様子



                              過去の宮城フォトレポート

                              お問合せ先

                              宮城県拠点
                              〒980-0014
                              宮城県仙台市青葉区本町三丁目3番1号(仙台合同庁舎A棟)
                              代表:022-263-1111(内線4510)
                              直通:022-221-8778