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東海農政局

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国営施設応急対策事業
「宮川用水地区」
「宮川用水地区」の概要
「宮川用水地区」の経緯
「宮川用水地区」の事業実施状況
入札・発注情報

「宮川用水地区」の経緯

本地域農業の特徴 

本地域は、宮川の中・下流部に広がる農業地帯で、宮川用水を活用しています。早場米のこしひかりを中心に小麦、大豆の他、野菜指定産地に指定されている秋冬ねぎを始め、冬キャベツ、いちご、トマト、かき等が栽培され、多様な農業経営が展開されています。
受益地の伊勢市は、秋冬ねぎの作付面積・収穫量ともに三重県第1位(平成26年)です。

また、次郎柿の発祥地は、受益地の多気町で、多気町のかき収穫量は三重県第1位(平成18年)、同じく受益地の玉城町は三重県第2位(平成18年)です。

本地域の農業産出額は、三重県の約14%を占めています。

【関係市町における作付面積割合】関係市町における作付面積割合

出典:2010年世界農林業センサス


〈次郎柿〉

柿

 

国営かんがい排水事業「宮川用水地区」(昭和32~41年度)

この地域は、地形構造上、宮川の水を農業用水として利用することが困難でした。
従来、農業用水は、小河川の反復利用やため池、地下水のくみ上げなどに依存していたことから、常に干ばつに悩まされていました。

造成時の粟生頭首工
造成時の粟生頭首工

そのため、国営宮川用水土地改良事業において、地区内水田及び畑のかんがいを行い、干ばつ被害の除去、作物、営農の選択的拡大、増産、営農労力の節減等を図る目的で粟生頭首工、導水路及び地区内幹線水路の新設によりかんがい用水を確保しました。 

 

宮川用水地区の施設状況

粟生頭首工は、事業完了後約50年が経過し、ゲート等構造物の腐食や油圧配管の露出などの劣化が進んでおり、近年、ゲート動作不良や油圧ユニットの異常などの不測の事態が発生し、農業用水の安定取水に支障をきたしていました。 
宮川用水地区の施設状況

国営施設応急対策事業「宮川用水地区」の実施(平成28から令和3年度)

粟生頭首工の機能を保全するための整備を行うことにより、農業用水の安定供給及び施設維持管理の費用と労力の軽減を図りました。 

お問合せ先

木曽川水系土地改良調査管理事務所企画課

電話:052-761-3191