プレスリリース
令和6年度全国優良経営体表彰で、東海農政局管内から経営改善部門で農林水産大臣賞が選定されました
農林水産省および全国担い手育成総合支援協議会は、令和6年度全国優良経営体表彰の各賞(経営改善部門、生産技術革新部門、6次産業化部門、販売革新部門、働き方改革部門、担い手づくり部門)の受賞者を決定しました。
東海農政局管内(岐阜県、愛知県、三重県)からは、経営改善部門において、最も優秀な経営体に与えられる農林水産大臣賞に、株式会社アグリスト(岐阜県高山市)が選ばれました。
1.表彰の概要
農林水産省および全国担い手育成総合支援協議会は、意欲と能力のある農業者の一層の経営発展を図るため、昭和61年から、農業経営の改善や地域農業の振興・活性化に優れた功績を挙げた農業者を表彰しています。
2.受賞者
経営改善、生産技術革新、6次産業化、販売革新、働き方改革、担い手づくりの各部門において、農林水産大臣賞をはじめとする各賞が決まり(計48経営体)、東海農政局管内における受賞者は、以下のとおりです。
農林水産大臣賞受賞者の表彰式は、令和7年1月22日(水曜日)に開催される「第26回全国農業担い手サミットinさが」の全体会において行います。
農林水産大臣賞
経営改善部門
岐阜県高山市 株式会社アグリスト
代表 中野 俊彦(なかの としひこ)氏
経営規模:5.2ha(トマト2.8ha、水稲2.0ha、イチゴ苗0.2ha、スナップエンドウ0.2ha)、シイタケ2.2万ブロック
<受賞のポイント>
民間企業での勤務を経て、平成14年に親元就農し、規模拡大を目指して平成28年に法人化した。法人設立当初から労働環境の整備に努め、柔軟な勤務態勢や休憩室の設置、技能実習生への社宅提供などに取り組んでいる。
地域の農業者の多くが生産している夏秋トマトが秋季に収量が低下することから、当時出荷組合の部会長を務めていた現代表が産地全体での新品種への切替えを主導し、市全体の単収の向上に貢献した。
また、冬期に菌床シイタケの生産、もち米加工(花もち)に取り組むほか、夏季冷涼な気候を活かしたイチゴ苗の生産や、トマトの前作としてスナップエンドウを生産する等、従業員を周年雇用できる生産体制を構築したことで、販売額の増加および生産性が向上した。
3.その他
全国の農林水産大臣賞の受賞者および受賞のポイントについては、以下の農林水産省プレスリリースをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/keiei/241115.html(農林水産省へリンク)
お問合せ先
経営・事業支援部担い手育成課
担当者:大谷、内山
代表:052-201-7271(内線2449、3124)
ダイヤルイン:052-715-5191