平成27年度 中国四国地域 食育セミナー
「日本型食生活」をすすめよう!~子どもたちの未来のために~の概要
子どもたちが健全な心身と豊かな人間性をはぐくんでいく上で、「食育」は重要なものです。 ごはんを中心に多様な副食等を組み合わせ、栄養バランスに優れた「日本型食生活」の良さを子どもたちに分かりやすく伝えることができるよう、食育セミナーを開催しました。 ・日時 : 平成27年8月19日 (水曜日) 13時30分~16時30分 ・場所 : 岡山国際交流センター 2 階 国際会議場 ・主催 : 中国四国農政局 ・後援 : 岡山県/岡山市/岡山県教育委員会/岡山市教育委員会 ・参加者 :102名 (学校関係者、行政、食育ボランティア、栄養士・調理員、その他) |
1 基調講演
演題 : 「子どもの未来をつくる食生活のあり方」 ~何をどのように食べたらよいか&「弁当の日」のすすめ~
講師 : 豊田 裕章 氏 ( 豊田歯科医院 院長 )
〈講演要旨〉
- 日本人の生き方として望ましい『型』の根本は、「地球環境と他の生き物の命を大切に守ること」「近くのものを利用して生きていくこと」「自ら動くこと」の三点。感性が育つ10歳までに『型』にはめ込むことが重要。
- 子どもに食べさせる食べ物は、食材の元の姿がわかり、PFCバランスの整った食事がよく、糖質は穀類の米で摂る。ビタミン・ミネラルをより多く摂取するためにも自分で食材を購入し、料理すること。調理して食べることは人生の必須科目である。
- 「弁当の日」の取組を推進。一番大事なことは、子どもが家の台所で一人で用意して、学校などでみんなで一緒に食べること。そして繰り返すこと。
配布資料 :
全体版
「基調講演資料」(PDF : 9,775KB) 、 「まとめ」(PDF : 208KB)
分割版
P1~3 (PDF : 2,032KB)
P4~9 (PDF : 1,927KB)
P10~15 (PDF : 2,322KB)
P16~18 (PDF : 1,757KB)
P19~24(PDF : 2,276KB)
※詳細は、末尾に掲載の「食育セミナー概要(PDF)」をご覧ください。
2 事例発表
文部科学省 平成26年度「スーパー食育スクール事業」の取組紹介 ~岡山市立操南中学校での取組~
事例発表者 : 宮宗 香織 氏 ( 岡山市立操南中学校 栄養教諭 )
岡﨑 恵子 氏 ( 岡山市教育委員会事務局 保健体育課 課長補佐 )
〈スーパー食育スクール事業の概要〉
- 文部科学省では、平成26年度から学校における食育を充実するため、関係機関・団体との連携による食育のモデル実践プログラムを構築する「スーパー食育スクール事業」を開始。
- 「食と健康」、「食文化」、「食とスポーツ」、「食と学力」、「地産地消」など、地域や関係機関との連携による取組の充実と、科学的データに基づく検証によるエビデンスが出せることを重視。
- 一般公募で、全国33事業(42校)が選ばれ、岡山市立操南中学校も指定校となり、岡山市は文部科学省と契約。
※岡山市立操南中学校における具体的取組、客観的指標からみた生徒の現状と課題については、「食育セミナー概要(PDF)」をご覧ください。
操南中学校スーパー食育スクールキャラクター「どんちゃん」
3 意見交換
会場から「操南中は給食で使用する米を何分づきにしているか」「地域・保護者全体を巻き込むにはどうすればよいか」「子どもが少食なので指導方法を教えてほしい」「数値を測定する機器はどこにあるのか」などの質問が出されました。
また、事前に受け付けた質問に対して、講師から「和食のすすめ方について」、「三角食べについて」、「噛む力が足りない子どもについて」の回答をいただきました。
詳細は食育セミナー概要(PDF)をご覧ください。
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お問合せ先
消費・安全部消費生活課
担当:食育推進班
代表:086-224-4511
ダイヤルイン:086-224-9428