このページの本文へ移動

北陸農政局

メニュー

更新日:令和4年9月21日

新潟の農と食の風景

先人の知恵の詰まった「焼畑農業」が今でも続けられています。(村上市山北地区)令和4年8月現地取材 

   村上市山北地区では、杉林の伐採跡を利用して、全国でも珍しい焼畑農業が行われています。焼畑は、山野の草木を伐採し乾燥させてから焼き、そこで作物を栽培する農法で、かつては全国で見られましたが、現在も昔からの農法を続けているのは、山形県鶴岡市、宮崎県椎葉村とここだけと言われています。
   写真は、8月に行われた「火入れ」の様子です。「火入れ」により焼かれた草木の灰が良質な肥料になるとともに、土壌が殺菌され雑草も根絶され、無肥料無農薬でも栽培ができるようになります。「火入れ」には多くの人手が必要で、地域の共同作業として行われています。
   焼畑では、地域の特産の赤カブが栽培されますが、火入れをした年しかうまく育たないそうで、翌年からはそばなどが数年栽培されたのち、再度植林され杉林に戻っていきます。次にこの場所で「火入れ」が行われ赤カブが栽培されるのは、いつになるでしょうか。それまで地域の営みが続くことを願ってやみません。
   焼畑で育てられた赤カブを使った「赤カブ漬け」は、鮮やかな色合い、適度な歯ごたえと辛みが特徴で、この地域の長い冬を乗り越えるための保存食として食べられてきました。自然と人間との営みの長い歴史に思いを馳せながら、召し上がってみてはいかがでしょうか。
   (一部、村上市観光協会HPから引用)

焼畑作業
火入れ:伐採後、枝などを積み上げ乾燥させておいた杉林の跡地に火を入れます。 
焼畑作業後
火入れ後:真っ白な灰が残り、これが肥料になります。 
赤カブ漬け
山北地区の郷土料理の赤カブ漬け:鮮やかな赤色が食欲をそそります。 

 
 
 
 
 
 






 


「えだまめ」(新潟市西区黒埼地区)令和3年8月上旬

   県内では、えだまめの出荷が最盛期を迎えています。
   この地区では、農林水産省のGIに登録されている「くろさき茶豆」が栽培されており、その濃厚なコクと香りで人気があります。収穫作業は夜中から行われ、新鮮でおいしい朝採り茶豆として出荷されています。
   新潟県は、えだまめの作付面積が全国1位であり、県内で様々な品種が栽培され、出荷は10月まで続きます。

えだまめの収穫
えだまめの収穫 
収穫間近のえだまめ
収穫間近のえだまめ 
えだまめ
えだまめ

 
 
 
 
 
 






 


「鮭漁」(村上市三面川)令和2年12月上旬

   三面川(みおもてがわ)では、秋になると川幅いっぱいに『ウライ※アイヌ語で梁(やな)のこと』と呼ばれる柵が設けられ、遡上してきた鮭の行く手を阻み、2か所だけ開いている落し柵と呼ばれる密柵で一括採捕しています。今年の漁について三面川鮭産漁業協同組合に伺ったところ、遡上時期が例年より少し遅れたものの、捕獲量は多いそうです。また、街中では 軒先に塩引き鮭が並び、村上市ならではの光景が見られます。

漁の様子
漁の様子 
捕獲れた鮭
採捕された鮭 
街中の塩引き鮭
鮭街道の様子 
加工中
専門店の塩引き鮭 

 
 
 
 
 
 






 


「マイタケ」(加茂市下大谷)令和2年10月上旬

   秋の味覚マイタケの収穫が始まりました。マイタケは新潟県が生産量全国1位です。 加茂市の薬師まいたけ生産組合は、2007年からマイタケの原木栽培に取り組んでいます。山崎組合長は、「天然マイタケと味や歯応えが変わらない」とマイタケの質の良さをアピール。お薦めの食べ方は「素焼き」だそうです。 当生産組合では、マイタケの他に、シイタケ、ヤマブシタケ、ナメコの原木栽培を行っており、マイタケの収穫・販売は10月下旬頃まで続きます。

収穫を待つマイタケ
収穫を待つマイタケ 
収穫したマイタケ
収穫したマイタケ 
販売前
販売前にマイタケ株を清掃します 
なべ
鍋にして食べるのもお薦め 

 
 
 
 
 
 






 


「新潟県花いっぱいプロジェクト」(令和2年10月1日から令和2年11月8日)

   令和2年10月1日から11月8日までの約一ヶ月間にわたり「新潟県花いっぱいプロジェクト」が取り組まれています。 (主催:新潟県花き振興協議会、JA全農にいがた及び新潟県)新潟県はユリ切花の作付面積全国1位を誇りますが、現在、新型コロナウイルスの影響から花を飾る機会が減少し、花農家は大きな打撃を受けています。
   この取組は、そうした農家への支援とともに生産に携わる多くの人たちの想いを込め、花をより身近に感じ、日常生活で花を飾り、花の力で皆さんの気持ちが少しでも明るくなることを願い、新潟駅のほか燕三条駅、長岡駅、新潟日報メディアシップ、アオーレ長岡、リージョンプラザ上越及び佐渡汽船株式会社の各会場を「にいがたのユリ」で装飾していきます。
   詳しくはこちらをご覧ください。→  新潟県花いっぱいプロジェクト(PDF : 229KB) 
(※農林水産省「公共施設における花きの活用拡大支援事業」活用)

万代口
新潟駅万代口 
アップ
評価の高い新潟県産ユリ 

 
 
 
 
 
 






 


新潟駅で1万本の花の展示(令和2年6月26日から令和2年7月17日)

   新型コロナウイルス感染拡大の影響で、結婚式やイベントが減少し、花の販売が低迷しています。県内の花き生産者の方を応援し、また、県民や来県者の方が明るい気持ちになって頂くよう、新潟駅構内9ヶ所で県産のユリやヒマワリなど約1万本が展示されています。新潟県花き振興協議会とJA全農にいがたの主催で農林水産省の支援事業を活用したものです。新潟駅近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄り下さい。(※農林水産省「公共施設における花きの活用拡大支援事業」活用)

万代口改札
万代口改札テーブルスペース 
こころ南館
CoCoLo南館1Fスペース 

 
 
 
 
 
 






 


伝統野菜「女池菜(めいけな)」 (新潟市中央区鳥屋野地区)令和2年2月上旬

   「女池菜」が旬を迎えています。この「女池菜」は小松菜の一種であり、新潟市の鳥屋野地区で明治時代から100年以上栽培されている伝統野菜です。厳しい寒さに耐えることで茎や葉に糖分を蓄え、豊かな甘みが増すといわれています。
   この日は冬型の気圧配置による寒気が流れ込んだ影響で広い範囲で雪となり、吹雪のなかで収穫する光景が見られました。

 女池菜
雪に耐える女池菜 
 収穫の様子
収穫の様子 

 
 
 
 
 
 






 


「ル レクチエ」 (出荷)令和元年12月上旬

   「ル レクチエ」の出荷が最盛期を迎えています。
   収穫時は緑色だった果実も、細かな温度・湿度管理等行う追熟期間を経て、パステルイエローへと変わり、出荷となります。
   お歳暮など、贈答用に多くの「ル レクチエ」が全国へ向け発送されます。

 ルレクチェ1
出荷される「ル レクチエ」 
 ルレクチェ2
丁寧に梱包されます 

 
 
 
 
 
 






 


村上市の伝統的な鮭漁(三面川)令和元年11月下旬

   村上市の三面川には、伝統的な漁法「居繰網漁(いぐりあみりょう)」が伝わっています。
   居繰網漁は川船3艘で行い、2艘で網を張り1艘が鮭を網に追い込みます。また、これからの時期は、家々の軒先に塩引き鮭が並んだ光景が見られます。居繰網漁と塩引き鮭は、村上の秋から冬にかけての風物詩です。

鮭漁2
居繰網漁の様子 
鮭街道1
鮭街道の光景 

 
 
 
 
 
 






 


新潟県特産の西洋なし「ル レクチエ」 (加茂市須田地区)令和元年10月中旬

   「ル レクチエ」が収穫期を迎えています。
   今年は収量があり、品質も非常に良いそうです。収穫後追熟期間を経て、11月下旬から出荷されるとのことです。
   主な産地は新潟市南区、加茂市及び三条市などです。

 園地の様子
園地の様子 
 
収穫の様子 
  

 
 
 
 
 
 






 


「おけさ柿」 (新潟市西蒲区)令和元年10月中旬

   柿が収穫期を迎えています。
   代表的な品種は「平核無(ひらたねなし)」で渋柿のため、収穫後に脱渋処理を行ってから「おけさ柿」として出荷されます。特徴としては、ビタミンCが多く含まれ、おけさ柿1個にはレモン1個とほぼ同量のビタミンCが含まれているそうです。
   主な産地は佐渡市、新潟市秋葉区及び西蒲区などです。

 角田山麓柿
角田山麓の柿 
 柿
もう少しで収穫でしょうか 

 
 
 
 
 
 






 


お問合せ先

新潟県拠点

〒951-8035 新潟市中央区船場町2-3435-1
ダイヤルイン:025-228-5216