「集落のミライズを描いてみよう!~人×ICTではじめる農村地域づくり~」を作成しました
1.作成の経緯
中山間地域を中心に農村地域の多くで、人口減少と高齢化が進んでおり、地域資源の保全や買い物・子育て等の生活、暮らしに必要な機能が弱体化しています。このような中、将来を見据えた集落のあり方を考え、いかに集落の資源や文化を次世代に継承していくかが多くの地域で課題となっています。集落では長く受け継がれてきたものに加え、社会の変化を取り入れ、柔軟に変化してきた部分も数多くあり、現在では情報通信技術(ICT)が大きな影響を与えています。情報通信技術による作業の自動化や省力化を通じて、限られたリソースの中でも集落の課題に対応することができるかもしれません。北陸農政局では、地域で暮らす方や地域に関わる方が、将来の地域の在り方を考える一助となるよう本冊子を作成しましたので、活用いただければ幸いです。
2.本冊子の特徴・利用方法
本冊子は、自分の集落の現状を整理する「診断編」、事例・モデルを紹介する「事例編」、これからの地域を考える「ミライズ」の3部で構成されています。
- 「診断編」
住民数や集落活動によって集落のタイプを「機能維持集落」「存続集落」「無住集落」の3類型に分類しており、自分の地域の現状を確認することができます。地域づくりには自分の地域の特徴や状況に応じた複数の選択肢を組み合わせて戦略を立てることも重要です。 - 「事例編」
現地調査を行った集落の取組を整理するとともに、ポイントをまとめています。さらに、今後の人口減少・高齢化の進展によって予見される課題に対応するICT等を活用した解決策をリスト化するとともに、ICTを活用した集落モデルを紹介しています。 - 「ミライズ」
地域の将来を描くポイントを示すとともに、自分の集落の未来を考えるためのシート「ミライズ」を用意しています。これまでの事例やモデルを参考に自分の集落のこれからを考えてみてください。
3.本冊子をご利用いただきたい方
・ICTを活用した地域づくりに関心のある方
・地域づくりに悩みや疑問がある方
・地域づくりを支援する自治体職員の方など
添付資料
【集落のミライズを描いてみよう!~人×ICTではじめる農村地域づくり~】
分割版(後半部分)(PDF : 26,110KB)
【ミライズ作成シート】
お問合せ先
農村振興部農村計画課
担当者:課長補佐(直接支払)、直接支払係
代表:076-263-2161(内線3412、3436)
ダイヤルイン:076-232-4531