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北陸農政局

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令和7年度「食の知っ得(とく)講座」

更新日:令和7年9月25日

北陸農政局では、「消費者の部屋」の展示内容に関連する「食の知っ得(とく)講座」を金沢広坂合同庁舎で開催しています。

第1回「かっこいいぜ!農泊 農福“初めて農泊体験。始める農福連携”」(7月29日(火曜日)開催)

農泊(農山漁村滞在型旅行)とは、農山漁村に宿泊し、滞在中に地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ滞在型の旅行のことです。農泊の推進により、古民家・ジビエ・棚田など農山漁村ならではの地域資源を活用した様々な観光コンテンツを提供し、長時間の滞在と消費を促すことにより、農山漁村に仕事を作り出し、持続的な収益を確保して地域に雇用を生み出すとともに、農山漁村への移住・定住も見据えた関係人口の創出も期待できる取組であることを紹介しました。
また、北陸管内で農泊に取組む10地域の特色をスライドとビデオで紹介しました。

農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。農福連携に取り組むことで、障害者等の就労や生きがい作りの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあり、障害者等も農業経営者もお互いにウィンウィンの関係が期待できることを紹介しました。
また、北陸管内で、農福連携に取り組む事業者を取材し、農福連携に取り組むこととなった経緯や成果・課題などを紹介しました。

講師の様子 展示の様子(農泊) 展示の様子(農福)

第1回の講座は、農村振興部都市農村交流課が担当しました。

第2回「石川の漁業とプライドフィッシュ」(8月21日(木曜日)開催) NEWアイコン

今回は、石川県漁業協同組合からおさかなマイスター 高岩信広氏を講師にお迎えし、「石川の漁業とプライドフィッシュ」のテーマで講演いただきました。

講演では、石川県の漁業の特徴について、寒流と暖流の交わる海域に近く、特色のある海域に適した様々な漁法が発達したことに加えて「冷たく、清浄で、栄養に富む」ことで知られる「日本海固有水」と呼ばれる水塊で占められているなど、好漁場の条件に恵まれていること。
また、石川の魚が美味しい理由として、山からの恵みにより、美味しい魚が育ちやすい環境にあり、沿岸漁業が中心で、日帰り漁であるため「かなざわ総合市場」では、1日3回、新鮮な魚の競りが行われることなどがあると説明されました。
一方で、地球温暖化の影響で、海水温が上昇していることで、漁獲される魚種に影響が出ていることやマイクロプラスチックによる汚染の現状など、漁業を取り巻く課題について解説していただきました。

最後に、海の恵みを次世代につなぐため、生産者に求められるのは、適切な量を漁獲する資源管理を行うこと。消費者には、食品ロスを削減するためにも地元の農産物や水産物を利用する「地産地消」に心掛けること。このことが「生産者を守り、消費者の幸せにつながる。」と締めくくられました。

講演する高岩氏

【講演する高岩氏】

耳石コレクション(高岩氏提供)

【耳石コレクション(高岩氏提供)】

お問合せ先

消費・安全部 消費生活課

担当者:消費者対応班
代表:076-263-2161(内線3753)
ダイヤルイン:076-232-4227

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