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北陸農政局

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令和5年度「食の知っ得(とく)講座」

更新日:令和5年12月26日

北陸農政局は、「消費者の部屋」の展示内容に関連する「食の知っ得(とく)講座」を金沢広坂合同庁舎1階の「消費者の部屋」からオンラインで開催しています。

第1回「見てみよう!北陸の農業の現状」(10月24日(火曜日)開催)

今回は、統計部統計企画課の職員により、北陸の農業の現状や農産物の消費、食生活の変化について統計データを使って説明しました。
また、北陸各県における野菜生産の取組事例や、地産地消などの施策について紹介しました。

まずは、農作物の収穫量や産出額などの資料により、北陸は水稲作が中心であり、水稲に替わって作付けしている六条大麦や大豆は定着しているが、野菜や果樹については収穫量の全国順位が上位の品目や産地はあるものの、全国的に見ると小さな規模であることを説明しました。

次に、食料需給表などの資料により、食生活の変化から米や野菜の消費量は減少し、米以外作物の自給率は低迷している状況を説明するとともに、農林水産省や厚生労働省は健康増進に向けて食品の摂取目標を掲げ、自治体や各種団体等と連携して、野菜や果樹等の消費の拡大や食生活改善に関する取り組みを行っていることを紹介しました。

最後に、青果物卸売市場調査などの資料により、雪の影響を受けにくい時期や品目で北陸地域からの入荷があり、地元の野菜を手に取ることができるが、多くは他県からの入荷であることを説明するとともに、北陸各県の野菜生産の取組事例や「地産地消」の取組・メリットを「いいね!」をキーワードに紹介し、理解と協力をお願いしました。

知っ得講座会場の様子 地産地商のメリットを紹介

第1回の講座は、統計部統計企画課が担当しました。

こちらから動画をご覧いただけます。

第2回「考えてみようイノシシ・シカ対策 食べてみよう北陸ジビエ」(12月14日(木曜日)開催)

北陸地域の令和4年度の野生鳥獣による被害金額は、4,3億円で、全体の4割以上をイノシシが占め、次いでカラス約2割、シカは約1割となっています。イノシシ、シカの被害エリアは拡大しつつあり、中山間地域を中心に営農意欲の減退など数字に表れる以上に深刻な影響を及ぼしています。

被害防止対策には3本の柱が鉄則で、第1の柱は「個体群数管理による捕獲」で加害個体の数を減らすこと、第2の柱は「柵の設置等による侵入防止対策」で農地に入らせないこと、第3の柱は「放任果樹の伐採や緩衝帯の設置による生息環境管理」で加害個体を農地へ近づけないことです。

また、柵の道路横断部で、柵に代わってイノシシやシカの侵入を防ぐ効果が期待されるグレーチングをビデオと実物で紹介しました。

近年、捕獲した鳥獣のジビエ利用の広がり、農山村地域の活性化につながるジビエ振興など、農林水産省、北陸管内の状況のほか、実際に職員が食べたジビエ料理の紹介も行いました。

講師の画像 会場の様子

第2回の講座は、農村振興部農村環境課が担当しました。

こちらから動画をご覧いただけます。

お問合せ先

消費・安全部 消費生活課

担当者:消費者対応班
代表:076-263-2161(内線3753)
ダイヤルイン:076-232-4227

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