3.畑かんの利用例
水を有効に利用し、計画的・安定的な農業経営を実践している事例を紹介します。
事例1:気象にも左右されない里いも産地づくり
- 里いもの栽培概要
スプリンクラーによるかん水(展示ほ面積:40a)
- 販売額
(平成12年)単位:(kg,円)
かん水を実施(10a当たり) A |
天水まかせ(10ha当たり) B |
販売額の差 (A-B) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
収穫 |
単価 |
販売額 |
収穫 |
単価 |
販売額 |
|
2,300 |
95 |
218,500 |
1,840 |
95 |
174,800 |
43,700 |
事例2:早期出荷の「かんしょ」づくりは、「かん水」から
早期出荷の「かんしょ」は、8月のお盆向けで7月下旬に収穫ができるよう栽培が行われます。それには、必要な時に、いつでも、かん水ができる体制が必要です。
味よし、色よし、形よしの「かんしょ」には、畦上げ時の土壌水分の確保が大切です。この間、いかに土壌水分(かん水)を保つかが重要となります。
- 早期出荷の食用かんしょ概要
- チューブかん水方法
時期 :挿苗期~5月中旬(5回)
時間 :4時間
かん水:総かん水量 34m3(3棟 810m2)
10a当たり 42m3<1回当たり 6.8m3>
10a当たり 42m3<1回当たり 6.8m3>
畦上げ時の土壌水分が不足のため、5回ほどかん水をする。
- 販売額
- (平成12年)単位:(kg,円)
かん水を実施(10a当たり) A |
天水まかせ(10ha当たり) B |
販売額の差 (A-B) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
収穫 |
単価 |
販売額 |
収穫 |
単価 |
販売額 |
|
1,500 |
1,187/5kg |
356,100 |
2,200 |
450/5kg |
198,000 |
158,100 |
お問合せ先
那珂川沿岸農業水利事業所
〒310-0002 茨城県水戸市中河内町960-1
電話番号:029(227)7571