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近畿農政局

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和歌山平野の自然


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和歌山平野の農業の特徴について解説しています。

1.地域農業の特徴

本地区の水田では、水稲を中心に、水田裏作としてはくさい、キャベツ等が作付けされ、授園地ではみかん、かき、もも等の果樹が栽培されており、土地近郊の立地条件を活かした農業が展開されています。
和歌山県産のキャベツは約9割が主に京阪神市場へ出荷されており、その約8割が関係3市(和歌山市、紀の川市、岩出市)で生産されています。
特に和歌山県産のはくさい、キャベツ、ブロッコリーは大阪市場の取扱量の約1割を占めています。
湛水被害が軽減されれば、水田畑利用による大豆等の土地利用側作物、裏作として白菜、キャベツ等の葉茎菜類の生産振興が期待されます。
また、和歌山県は平成27年時点で耕地面積の63.5%が樹園地で、農業産出額の62%を果物が占め、本地域を含め果樹園芸が盛んです。みかん(1位)、うめ(1位) 、かき(1位) 、もも(3位) 、キウイフルーツ(3位)は全国シェアの上位を占める品目です。
特に紀の川市は「バナナとパイナップル以外は何でもとれる果物王国」を自称しており、年間を通じて多様な果物の生産が行われています。はっさく、かき、もも、キウイフルーツでは県内でも高いシェアを誇っています。

参考文献:和歌山県の農林水産業(和歌山県農林水産部)

2.気候

紀の川市と岩出市を管轄するJA紀の里はインバウンドツアーや農作業体験などの多様な交流プログラムによりディスカバー農山漁村の宝に選定(第3回)されています。
特に平成12年11月に大型農産物直売所として開設されたファーマーズマーケット「めっけもん広場」は年間販売額28億円超(平成28年)と全国のJA直売所で2位であり、来客数も70万人超に上り、県外からも多くの買物客が訪れています。地元農家の出荷資格登録により生産者と消費者を直接つなぎ、6次産業化に大きく貢献しています。

(めっけもんひろばの様子)

お問合せ先

和歌山平野農地防災事業所

〒640-0413
和歌山県紀の川市貴志川町神戸327-1
TEL:(0736)65-3360