とりくみ状況
調査・計画
事業実施
調査・計画
地域整備方向検討調査
筑後川下流佐賀地域(令和5年度~)
本地域は、佐賀県東部から西部に広がる佐賀平野及び白石平野全域に位置し、鳥栖市から武雄市にまたがる約2万haの農業地帯であり、営農は水稲を中心に水田の畑利用による麦、大豆、たまねぎ、れんこん、イチゴ等を組み合わせた農業経営が展開されている。本地域の基幹的な農業水利施設は、国営筑後川土地改良事業(昭和51年度~平成30年度)等により整備されたが、古いものでは造成後30年以上経過しており、経年劣化により、コンクリート構造物のひび割れ、ゲート設備の腐食等が生じている。また、近年、集中豪雨の多発により、広域的に被害が発生しており、排水樋門、排水機場で故障が発生した場合、地区内での湛水等、重大な被害の発生が懸念されることから、老朽化対策と合わせて、地域特有のクリークの先行排水と一体的に機能する地域排水計画の構築の検討を行うものである。

たまねぎの防除 グリーンアスパラ 吐出管発錆

令和3年8月豪雨による湛水状況
(写真提供:神崎市役所農村整備課)
耳納山麓地区(令和6年度~)
本地区は、福岡県南部の筑後川中流左岸に位置し、耳納山麓沿いに細長く展開する水田及び樹園地から成る農業地帯であり、水稲のほか柿、ぶどう類などの園芸作物の営農が展開されています。本地区の基幹的な農業水利施設は、国営総合かんがい排水事業「耳納山麓地区」(昭和47年度~平成5年度)により整備されましたが、古いものでは造成後30年以上が経過しており、経年劣化により、幹線水路の漏水やバルブ類の動作不良などが生じ、農業用水の安定供給に支障を来たしているとともに、施設の維持管理に多大な労力と費用を要しています。
このような状況を踏まえ、老朽化が進行した農業水利施設の改修を行い、併せて用水施設を電動・遠隔化することにより、農業用水の安定供給及び維持管理費用・労力の軽減を図り、農業生産性の向上及び農業経営の安定に資する新たな事業の実施に向け、各種調査を実施しています。

山麓沿いの樹園地(柿) 国営管からの漏水状況 関連事業のパイプラインからの漏水状況
地区調査
上場二期地区(令和3年度~)
上場二期地区は、佐賀県の北西部に位置し、玄界灘に突出した東松浦半島一帯の地域に展開する田及び畑からなる農業地帯であり、水稲(コシヒカリ)等及び中山間地を中心としてハウスみかんやいちご等の施設園芸、たまねぎ等の露地野菜、茶や葉たばこ、畜産を組み合せた営農が展開されており、県内有数の農業地帯です。基幹的な農業水利施設は、国営上場土地改良事業(昭和48年度~平成4年度)及び国営上場(二期)土地改良事業(平成2年度~平成17年度)で造成されましたが、経年的な施設の劣化により、揚水機においてはポンプ設備の発錆、用水路においては漏水、水管理施設においては突発的な故障が生じているなど、農業用水の安定供給に支障をきたしているとともに、施設の維持管理に多大な費用と労力を要しています。
このため、農業用水の利用実態に対応した用水計画に見直すとともに、老朽化した農業水利施設の改修を行うことにより、維持管理の費用と労力の軽減、農業用水の安定供給を図り、農業生産性の向上と農業構造の改善に資するものです。

後川内ダム みかん ポンプ軸受けの腐食
佐賀中部地区(令和5年度~)
本地区は、佐賀県南部から東部に広がる佐賀平野のほぼ中央に位置し、佐賀市及び小城市にまたがる約9,600haの水田地帯であり、水稲を中心に、水田の畑利用による麦、大豆、レンコン、アスパラガス、いちご等の野菜や花卉等を組み合わせた複合経営が展開されています。本地区の農業水利施設は、国営かんがい排水事業「嘉瀬川地区」(昭和24~48年度)により造成され、その後、国営総合農地防災事業「佐賀中部地区」(平成2~22年度)で改修されましたが、経年的な施設の劣化により、排水機においては水中軸受の破損、用・排水路においてはコンクリート構造物の破損やゲート設備の発錆及び動作不良が生じているなど、排水機能が低下し、農業用水の安定供給に支障を来たしているとともに、施設の維持管理に多大な費用と労力を要しています。また、近年、気候変動に伴う集中豪雨の多発により、広域的に湛水被害が発生しています。
このような状況を踏まえ、老朽化が進行している農業水利施設の改修及び排水施設の再編を行い、農業用水の安定供給、施設の維持管理の費用及び労力の軽減並びに湛水被害の低減を図り、農業生産性の向上及び農業経営の安定に資する新たな事業の実施に向け、各種調査を実施しています。

水稲の作付状況 排水機の水中軸受の摩擦状況 令和3年8月豪雨による水路の溢水状況
全体実施設計
駅館川二期地区(令和6年度~)
駅館川二期地区は、大分県の北部に位置し、駅館川流域の宇佐平野と山間部に展開する約5,500haの農業地帯であり、平野部では水稲を中心に水田畑利用による麦、大豆等を組み合わせた土地利用型の営農、山間部ではぶどう等の果樹を中心とした営農が確立されており、県内有数の農業地帯となっています。本地区では、水源からほ場までの複数の管理者による重層管理と水需要に対応した配水施設となっていないことから、一部の地域で、番水・反復利用が常態化しています。基幹的な農業水利施設は、国営駅館川土地改良事業(昭和39度~昭和54年度)等により造成されましたが、経年的な施設の劣化により、幹線用水路等のコンクリート構造物のひび割れや欠損が生じていること。また、ダム及び一部の用水路は必要な耐震性を有していないことから、大規模地震が発生し、これらの施設が損壊した場合には、地域に甚大な被害を及ぼすおそれがあり、農業用水の安定供給に支障を来しているとともに、施設の維持管理及びほ場の水管理作業に多大な費用と労力を要しています。
このため、本事業では老朽化が進行している農業水利施設の改修に併せて、耐震化を一体的に行い、需要主導型の水利システムへの再編と関連事業で区画整理等を実施することにより、農業用水の安定供給、維持管理の費用と労力の軽減及び水管理の合理化を検討し、事業計画書(案)を全体実施設計において策定します。

日出生ダム ねぎ 幹線水路の欠損
事業実施
国営施設機能保全事業
筑後川中流地区(平成28年度~令和7年度)
筑後川中流地区は、福岡県の南部を流れる一級河川筑後川系筑後川の中流域に位置し、水稲、麦、大豆の土地利用型農業をはじめ、いちご、ねぎ、レタス等の野菜や花き・花木及び畜産など、多様な農業経営が展開されています。基幹的な農業水利施設は、国営筑後川中流土地改良事業(昭和56年度~平成7年度)により造成されましたが、経年的な劣化により、頭首工、用水路においてはコンクリート構造物の摩耗や鉄筋の露出、鋼構造物の腐食やローラの作動不良等による性能低下が生じており、今後、更なる機能低下の進行により、農業用水の安定供給に支障を来すとともに、維持管理に多大な費用と労力をようすることとなります。
このため、農業水利施設の機能を保全するための整備を行い、施設の長寿命化により、農業用水の安定供給及び維持管理の費用と労力の軽減を図り、農業生産性の維持及び農業経営の安定に資するものです。
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雲雀堰 麦 頭首工主ローラの腐食
筑後川下流福岡地区(平成29年度~令和10年度)
筑後川下流福岡地区は、福岡南部を流れる一級河川筑後川水系筑後川の下流左岸地域に広がる水田地帯であり、稲作を中心に、水田の畑利用による麦、大豆及び野菜を組み合わせた農業経営が展開されています。基幹的な農業水利施設は、国営筑後川下流土地改良事業(昭和51年度~平成21年度部分完了)により造成されましたが、経年的な施設の劣化により用水路においては管財のひび割れやたわみの進行、排水水門及び排水路においてはコンクリート構造物のひび割れ、鋼構造物の腐食等による性能低下が生じており、今後、更なる性能低下の進行により、農業用水の安定供給及び排水機能に支障を来すとともに、維持管理に多大な費用と労力をようすることとなります。
このため、農業水利施設の機能を保全するための整備を行い、長寿命化による農業用水に安定供給、排水機能の維持管理の費用と労力の軽減を図り、農業生産性の維持及び農業経営の安定に資するものです。
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用排兼用水路 水稲 用水路管頂の亀裂
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北部九州土地改良調査管理事務所〒830-0062 福岡県久留米市荒木町白口891-20
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