農作業安全対策
農林水産省では、農作業安全対策を推進し、農作業時の事故を防止するため、農繁期における農作業安全確認運動の実施、農作業事故情報や関連資料の提供等の取組を行っております。
農作業安全対策(農林水産省リンク)
全国農作業安全確認運動について
全国の関係機関の協力の下、稲作等の春作業が行われる3~5月、秋作業が行われる9~10月を重点期間として、ポスターやステッカー等の啓発資材を活用した農作業安全確認運動を実施しています。
現在の運動では、乗用型トラクターなど農業機械の転落・転倒による死亡事故が多く発生していることから、『徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策』が重点推進テーマとなっています。
農業者を取り巻く地域の方々は、具体的な農業機械の転落・転倒対策が実践されるよう、農業者に対して積極的な働きかけをお願いします。また、高齢農業者の死亡事故割合が特に高いことを踏まえ、「家族や知人の方からの声かけ」の実施をお願いします。
農業機械の転落・転倒時等の死亡事故を大幅に低減できるシートベルトの着用を促すための啓発用資料も作成しておりますので、農業者への周知活動にご活用ください。
農作業死亡事故の概要 (全国及び東北)
令和3年の全国の農作業死亡事故者数は242人(対前年Δ28人、10.4%減)、うち65歳以上の農作業者が84.7%を占めています。東北管内の農作業死亡事故者は昨年より減少し(死亡者数は非公表)、また、65歳以上の農作業者の死亡事故割合は81.6%を占めています。
要因別の死亡事故発生状況については、全国では農業機械作業に係るものが70.7%を占めており、中でも乗用型トラクターによる事故が最も多く全体の24%を占めています。東北管内も同様に、農業機械作業に係るものが57.9%と最も多くを占めており、農業機械作業中に死亡事故が多く発生しています。


熱中症対策
近年、農作業中の熱中症により多くの犠牲者が発生しており、毎年約30人の尊い命が失われています。
熱中症は正しい知識を身につけることで、適切に予防することが可能です。
農林水産業における熱中症対策アイテム集はこちら(農林水産省リンク)
農作業安全の啓発資料
こちらからダウンロードできる資料は、「農林水産省Webサイトのコンテンツの利用について」に準じて自由に利用できます。
ポスターやチラシ等の各種啓発資料はこちら(農林水産省リンク)
農業者のための労災保険の特別加入制度
労災保険は、本来、労働者の負傷、疾病、傷害、死亡などに対して保険給付を行う制度ですが、加入義務のない農業者の方も、一定の要件のもとに特別加入という形で任意加入できます。
パンフレットや参考情報はこちら(農林水産省リンク)
農林水産業・食品産業の現場の新たな作業安全対策
農林水産業や食品産業においては、これまでも各分野の課題に対応した作業安全対策を講じてきたところですが、引き続き死傷事故が多発しています。
また、高齢者や女性、外国人など現場で活躍する人材の多様化や、スマート技術など、作業安全対策を取りまく課題や状況も変化しており、対策をさらに推進するため「農林水産業・食品産業の現場の新たな作業安全対策に関する有識者会議」等の検討経過や、その他農林水産業・食品産業に係る新たな作業安全対策に関する情報をご紹介します。
詳細はこちら(農林水産省リンク)
農林水産業・食品産業の作業安全のための規範(個別規範:農業)(農林水産省リンク)
農林水産業・食品産業の現場の新たな作業安全対策に関する有識者会議(令和3年1月8日開催)(農林水産省リンク)
東北各県リンク(農作業安全対策)
*1 農作業安全確認運動期間中のみホームページで公開。それ以外では、農作業事故件数の情報のみ通年公開。
*2 秋田県水田総合利用課ホームページを掲載。農作業安全確認運動期間中のみ農作業安全ページを公開。
*3 やまがたアグリネットのトップページ。
お問合せ先
生産部生産技術環境課
担当:課長補佐(営農対策)、資材対策係
代表:022-263-1111(内線4392、4397)