福島フォトレポート(令和7年度)
令和7年度
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新着情報
- 福島県農業総合センター農業短期大学校で「米政策」及び「みどりの食料システム戦略」の講義をしました(2025年12月8日)

- 令和7年度(第29回)全国納豆鑑評会が開催されました(2025年11月21日)

- 「会津の棚田米応援セット」のお披露目会、販売会が開催されました(2025年11月15日)

- 二本松市の西谷棚田を訪れました(2025年11月11日)
- JA東西しらかわ きゅうり専門部会を訪問し、みどりの食料システム戦略の説明をしました(2025年11月11日)
- 農業機械メーカーを訪問しスマート農業に関する意見交換を行いました(2025年11月5日、10日、12日)
- 喜多方市できゅうりを生産する石井 達也さん、有希さんご夫妻を訪問し意見交換を行いました(2025年11月10日)
- 自衛官を退職後新規就農した斎藤 潤さんを訪問し意見交換を行いました(2025年10月29日)
- 自然栽培及びアイガモロボの進歩と雑草抑制効果に関する勉強会に参加しました(2025年10月15日)
- スマート農業技術活用促進法に基づく生産方式改革実施計画の認定証を授与しました(2025年10月7日)
福島県農業総合センター農業短期大学校で「米政策」及び「みどりの食料システム戦略」の講義をしました(2025年12月8日)
12月8日、福島県農業総合センター農業短期大学校において、同校の教育計画の一環として「米政策」及び「みどりの食料システム戦略」に関する講義を行いました。
当日は、2学年38名が参加し、農業に関する法規や政策について理解を深めました。
また、講義後には、卒業後の進路などについても意見交換を行いました。
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| 講師の福島県拠点職員 | 熱心に受講する学生たち |
令和7年度(第29回)全国納豆鑑評会が開催されました(2025年11月21日)
11月21日、郡山市の郡山ビューホテルアネックスにおいて、令和7年度(第29回)全国納豆鑑評会が開催されました。
全国納豆鑑評会は、全国納豆協同組合連合会が主催する年に一度の品評会で、加盟する全国の納豆メーカーが製造した市販製品の中から日本一を決定します。本年は4部門に合計176点(福島県からは6点)の納豆が出品されました。
当日は、「外観」「香り」「食感」の3項目について審査が行われ、最優秀賞である農林水産大臣賞1点をはじめ各賞が決定しました。なお、農林水産省からは、大臣官房新事業・食品産業部の野添食品製造課長が審査員として参加しました。
また、当日は、茨城県非公認キャラクター「ねば~る君」も参加し会場を盛り上げたほか、世界納豆まぜまぜ選手権、世界納豆のびのび選手権のイベントも開催されました。
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| 鑑評会に出品された製品 | 審査員(野添課長)の審査 |
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| イベント(のびのび選手権)の様子 | 最優秀賞はじめ入賞製品 |
「会津の棚田米応援セット」のお披露目会、販売会が開催されました(2025年11月15日)
11月15日、JA会津よつば ファーマーズマーケット「まんま~じゃ」(会津若松市)で、会津地方の3つの棚田(喜多方市の「こづちやま棚田」、「ほんそんの棚田」、北塩原村の「川前の棚田」)で収穫された「会津の棚田米応援セット」のお披露目会、販売会が開催されました。
福島県では、貴重な棚田を保全するため、複数の地域で様々な棚田振興に取り組んでいるほか、それぞれの団体においても田植えや稲刈り体験、オーナー制度などのイベントを通して、棚田の情報発信にも力を入れています。
今回は、若い世代にも棚田に興味をもってもらうため、パッケージデザインを会津若松ザベリオ学園高校に依頼し、1年生が田植え体験等を経て、棚田の魅力あふれるラベルを完成させました。「まんま~じゃ」の販売会では生徒も一緒に販売し、用意した50セットは1時間で売り切れるほど好評でした。
「会津棚田米応援セット」は、17日からは福島市の福島県観光物産館「コラッセふくしま」でも販売されています。
ぜひ、3つの棚田米を食べ比べて、棚田の魅力を発見してはいかがでしょうか。
(写真は、福島県会津農林事務所からご提供いただきました(4枚))
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| 棚田米セットの販売を開始します | 生徒らによる販売の様子 |
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| 棚田米セット(50セット)完売しました | 会津の棚田米応援セット (コシヒカリ300グラム×3) |
二本松市の西谷棚田を訪れました(2025年11月11日)
11月11日、二本松市にある西谷棚田を訪れました。
西谷棚田は、国史跡「二本松城」の西側に隣接し、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定されています。
現在は稲刈りを終え、11月下旬まで「かかし祭り」が開催中です。約30体の個性豊かな案山子(かかし)が並び、訪れる人々を楽しませています。
どなたでも鑑賞できますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
稲刈り前の西谷棚田(9月28日)の記事は、こちらから
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| 壮大な景観が広がる西谷棚田 | 個性豊かな案山子(かかし)たち | 西谷棚田を守る「タナダ―マン」 |
JA東西しらかわ きゅうり専門部会を訪問し、みどりの食料システム戦略の説明をしました(2025年11月11日)
11月11日、JA東西しらかわ きゅうり専門部会の実績検討会・品種検討会において、みどりの食料システム戦略の説明を行い、みどり認定への申請及び「みえるらべる」への登録をしていただくよう依頼しました。
JA東西しらかわでは、貝化石(ゼオライト)を土壌改良に使った「みりょく満点」(肥料)ブランド戦略を進めており、環境負荷低減に取り組んでいます。
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| 説明に聞き入る参加者の皆さん |
みどりの食料システム戦略を説明す福島県拠点職員 |
農業機械メーカーを訪問しスマート農業に関する意見交換を行いました(2025年11月5日、10日、12日)
福島県拠点では、11月5日 株式会社ISEKI Japan 東北カンパニー福島営業部、10日 ヤンマーアグリジャパン株式会社郡山支店、12日 株式会社南東北クボタ福島支店をそれぞれ訪問し、スマート農業技術活用促進法に基づく「生産方式革新実施計画」の認定推進に関して意見交換を行いました。
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| 株式会社ISEKI Japan 東北カンパニー 福島営業部 |
ヤンマーアグリジャパン株式会社 郡山支店 |
株式会社南東北クボタ福島支店 |
喜多方市できゅうりを生産する石井 達也さん、有希さんご夫妻を訪問し意見交換を行いました(2025年11月10日)
11月10日、喜多方市できゅうり生産に取り組む石井 達也(いしい たつや)さん・有希(ゆき)さんご夫妻を訪問し、意見交換を行いました。
石井さんご夫妻は、就農からわずか4年で10アール当たりの収量を初年度の約1.5倍に増加し、安定した営農体制を確立しました。品質改善にも積極的に取り組み、地域農業に新たな希望をもたらす担い手となっています。その功績が認められ、本年の第66回福島県農業賞の新規就農部門で表彰されました。
石井さんは、努力を重ねるほど品質や収量が向上し、きゅうりが応えてくれることに喜びを感じること、人とのつながりがあって喜多方市できゅうりの生産に従事でき、感謝していると話されていました。
今後は規模拡大と収量増を目指し、既にパイプハウス資材を調達されています。その情熱あふれる姿勢と、ご夫妻が醸し出す温かさがとても印象的でした。
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| 石井 達也さんと有希さん |
石井さんご夫妻が生産されたきゅうり |
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| パイプハウス内の様子 | 出荷を待つきゅうり |
自衛官を退職後新規就農した斎藤 潤さんを訪問し意見交換を行いました(2025年10月29日)
10月29日、自衛隊福島地方協力本部の方々と共に、福島市飯坂町でりんごやももの果樹栽培をしている斎藤 潤(さいとう じゅん)さんを訪問し、意見交換を行いました。
斎藤さんは、自衛官を退職後、福島市内の果樹園で研修を1年受け、新規に就農されました。
農業を始めてからのご苦労について伺ったところ、「年に1度しか行わない農作業では、実際に畑に出た時に、どう作業すればよいか分からなくなることがあった」とのこと。そのような際には、農協の営農指導員に相談したり、以前研修を受けた果樹園で再度一日研修するなどして対応されてきたそうです。また、冬場のりんごの枝の剪定作業が難しいとのことでした。
今後については、「米作りも挑戦していきたい」と話されておられました。
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| 意見交換の様子 | 果樹栽培を行っている斎藤 潤さん | 福島市飯坂町の圃場 |
自然栽培及びアイガモロボの進歩と雑草抑制効果に関する勉強会に参加しました(2025年10月15日)
10月15日、南相馬市の農事組合法人あいアグリ太田の乾燥保管施設において、相双自然栽培懇談会主催による勉強会が開催されました。
勉強会では、株式会社NEWGREEN取締役副社長 中村哲也氏から「アイガモロボ関連の最新情報」をテーマに講演があり、アイガモロボはスクリューの回転で水田の土を巻き上げ、太陽光を遮ることで雑草が光合成をしにくい環境を作ることや、モーターの駆動音をジャンボタニシが嫌がる音域に設定しているという説明がありました。
また、弘前大学農学生命科学部 杉山修一名誉教授からは「日本農業の現状と自然栽培の可能性」をテーマに講演があり、自然栽培は、慣行栽培と比べ単収は減少するものの資材費等のコストが低減できること、慣行栽培品に比べ高く価格を設定しても十分に販売できること等の説明がありました。課題として、自然栽培は、まだまだ技術は発展途上であり、今後は、技術を指導する人材や教材が必要とのお話がありました。
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| 講演する(株)NEWGREEN 中村取締役副社長 |
講演する 弘前大学 杉山名誉教授 |
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| 会場内の様子 | 南相馬市原町区下太田の 自然栽培実験圃場 |
スマート農業技術活用促進法に基づく生産方式改革実施計画の認定証を授与しました(2025年10月7日)
2025年10月7日、白河市表郷公民館において、株式会社吉野家ファーム福島に対し「スマート農業技術活用促進法」に基づく生産方式革新実施計画の認定証を授与しました。
同社は、水稲の新品種導入による作期分散や、収量センサ付きコンバインの活用拡大を通じて、労働生産性の向上を目指しています。
授与式では、滝田専務から「農業の新たな可能性を感じながら、若い世代にも魅力ある農業を目指して本計画を策定しました」とのお話がありました。
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| 生産方式革新実施計画認定証 | 滝田専務(左)、松井地方参事官(右) |
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| 認定証授与式の様子 | 出席者全員で記念撮影 後列左から白河市、福島県県南農林事務所(2名) |
二本松市の西谷棚田では稲刈りの時期を迎えています(2025年9月28日)
二本松市の西谷棚田は、令和4年2月に農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定された棚田です。
地域住民が中心となり、棚田周辺の環境保全活動に取り組んでいます。
春には菜の花や桜、秋には黄金色に実った稲とともに、福島県の名峰「安達太良山」や、なだらかな阿武隈高地の山々を望むことができます。
西谷棚田に出かけて、どこか懐かしく、ほっとする風景に出会ってみませんか。
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| 黄金色に輝く稲穂 遠方には阿武隈高地 |
昔ながらの「はせがけ※」の風景 (※地方によってさまざまな 呼び方があります) |
天日干しされる稲とコスモス |
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| 稲刈りが進む棚田 | 棚田の全景(1) 奥には安達太良山 |
棚田の全景(2) |
マルヤス産業株式会社 安田さんと意見交換を行いました(2025年9月19日)
9月19日、県拠点会議室で福島県拠点と震災復興室が連携して、マルヤス産業株式会社 代表取締役 安田利晴さんと意見交換を行いました。
安田さんは、天栄村で産業廃棄物の回収事業をおこなっておりましたが、食品工場から排出される食品廃棄物に着目し、良質な堆肥を製造しこれを自社の農園で利用することで、キャベツ、白菜、大根などの生産をスタートしました。
それまで農業の経験は全くなく、不安ばかりだったとのことです。
現在は、天栄村のみならず、いわき市、広野町などにもほ場を借入れて、経営規模を拡大し年間を通して野菜を出荷できる体制を整えています。また、堆肥を活用して土壌改良とコスト低減にも取り組んでいます。令和5年には、JGAP認証も取得しました。
「今後は、富岡町に拠点を作り、さらに機械化を進め効率的な農業に取り組んで、野菜の安定的な生産を目指していきたい。」とお話いただきました。
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| マルヤス産業 代表取締役 安田さん | 松井地方参事官(左)と 震災復興室 阿部地方参事官(右) |
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| 「農業の経験は全くなかった。」と話す安田さん | 意見交換の様子 |
福島県立会津農林高校生が「醸造プロジェクト」の一環として地元の酒造店による授業を受けました
(2025年9月18日)
9月18日、福島県立会津農林高校において、酒米づくりから醸造までを学ぶプロジェクト「ばんげの香りとはじまりの一滴~会農がつなぐ米作りと酒造り~」の一環として、食品科学科食品応用コースの生徒12名が、地元の「廣木酒造本店」の廣木社長による特別授業を受けました。
今回の授業は、冬期に予定されている酒蔵見学に先立って行われたもので、日本酒ができるまでの工程や、「日本酒は、地球上のどの民族が作る酒よりも複雑な発酵メカニズムを経て出来上がる」といった専門的な話も紹介されました。加えて、「今後、人生の節目などに、仲間や家族と福島のお酒を味わってほしい」という温かいメッセージも伝えられました。
生徒たちは廣木社長の話に真剣に耳を傾け、日本酒づくりの奥深さと地域の魅力に触れる貴重な時間となりました。
稲刈り(9月12日)の様子は、こちらからご覧いただけます
田植え(6月2日)の様子は、こちらからご覧いただけます
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| 講師の廣木酒造本店 廣木社長 | 授業の様子 |
福島県立会津農林高校で醸造プロジェクトの稲刈りが行われました(2025年9月12日)
9月12日、福島県立会津農林高校において、酒米づくりから日本酒の醸造までを学ぶプロジェクト「ばんげの香りとはじまりの一滴~会農がつなぐ米作りと酒造り~」の稲刈りが行われました。
本プロジェクトは4月に始動し、福島県のオリジナル酒米品種「福乃香」を4月25日に播種、6月2日には丁寧に手植えを行い、このたび収穫の時期を迎えました。
当日は、はじめに校長先生から、「このプロジェクトを通じて、米作りから酒造りの一連の流れを学び、地域産業への理解を深め、将来は地域を支える存在になってほしい」とのお話がありました。その後、生産科学科5名と食品科学科7名、合計12名の生徒が、鎌を手に、黄金色に実った稲穂を大事に刈取り、収穫の喜びを分かち合いました。
今後、生徒たちは、地域の生産者や酒造会社などと連携し、醸造用米の農産物検査体験や日本酒醸造体験を行い、日本酒が完成するまでの工程を実践的に学んでいく予定です。
田植え(6月2日)の様子は、こちらからご覧いただけます。
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| 先生から鎌の使い方の 指導を受ける生徒たち |
鎌を手に稲刈りする生徒たち(1) | 鎌を手に稲刈りする生徒たち(2) |
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| 刈り取った稲と生徒たち | 地域の生産者からのお話 | 収穫を終えたメンバー一同 |
農業短期大学校を訪問し意見交換しました(2025年9月11日)
9月11日、福島県農業総合センター農業短期大学校を訪問し、遠藤校長と新規就農者育成に関する取組等について意見交換を行いました。
その後、遠藤校長の案内で、新設されたアグリ探求棟、屋外作業準備棟、学生寮・一般宿泊棟を見学しました。
アグリ探求棟には、スマート農業関連機械・機器を展示できるホールや3Dプロジェクタが設置され、その場で機械の構造や動作が体験できる講義スタイルになっており、臨場感が伝わるように工夫されています。今後はドローンのシミュレーターの導入も予定されています。
また、一般宿泊棟は完全個室(バリアフリー室あり)で遠方の方でも宿泊しながら研修を受けやすい快適な環境となっています。
本年度中には、初めての方でも安全にスマート農業機械を操作できるトレーニングフィールドも建設が予定されており、学生のほか一般の農業者に対する研修カリュキュラムを現在検討しているとお聞きしました。
県内の農業関係の皆さん、福島県の農業が新時代に向かっています。是非、最新の施設でスマート農業を学びながら体験してみてはいかがでしょうか。
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| 遠藤校長(左)に施設の説明を受ける 松井地方参事官(右) |
アグリ探究棟のクリエイティブホール (最大200名研修可能) |
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| 一般宿泊棟にはバリアフリー化の宿泊所も | スマート農業格納庫(展示スペース) |
会津若松市でいちごとトルコギキョウを生産する岩渕 薫さん、公美さんご夫婦を訪問しました(2025年9月10日)
9月10日、会津若松市北会津町でいちごとトルコギキョウの複合経営を行う岩渕 薫さん、公美さんご夫婦を訪問し意見交換を行いました。
岩渕 薫(いわぶち かおる)さんは、東京の大学を卒業後に北会津町の実家で就農され、今年で40年目を迎えるとのことです。今は、奥様の公美さんとともに雪が多い会津の地で、園芸作物の周年経営を実現し、北会津町宮袋産いちごのブランド名の向上に努めています。
こうしたご夫婦の功績が認められ、第66回福島県農業賞(農業経営改善部門)を受賞され、9月9日の表彰式にはご夫婦で出席されました。この福島県農業賞は、岩渕 薫さんのお父様も受賞されており、親子2代での受賞になったところです。
岩渕さんたちの北会津町宮袋地区に拠点を置く「宮袋いちご研究会」では、毎月1回の勉強会のなかで会員の技術を惜しみなく伝授するとともに、新規就農者の育成にも力を入れています。自由参加なので、興味がある方は是非、参加してもらい勉強してほしいとのことでした。
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| いちごとトルコギキョウの複合経営を行う岩渕 薫さん | トルコギキョウの選別作業をする奥様の公美さん |
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| 定植をを待つ種子繁殖型のいちごの苗 | 定植後の風景 |
下郷町の会津高原みなみ農園代表の星 由夫さんを訪問し意見交換を行いました(2025年9月10日)
9月10日、下郷町で標高約720メートルの高地で、もも、りんご、和・洋なし、ぶどう、プルーンなどの果樹と水稲、そばの複合経営を実施する会津高原みなみ農園代表の星 由夫(ほし よしお)さんと意見交換を行いました。
下郷町は、古くは葉たばこの一大産地でしたが、葉たばこ需要の減少があって、農業経営から離れご両親を手伝いながら近隣の企業で働いておられました。ご両親が高齢になったこともあり、50代から専業農家になって、水稲や果樹などの生産に従事されるようになったとのことです。
樹園地が標高の高い場所にあるため、美味しい果物が安定的に生産できるよう、あえて枝数を減らし日当たりを良くしたり、牛糞にもみ殻とくず米を混ぜたたい肥を施用するなど工夫しているとのこと。また、ご自身で、樹園地内に休憩施設などを建設し、果物を買い求める県内外のお客様をこの施設で温かく迎えておられます。
このような功績が認められ、第66回福島県農業賞(農業経営改善部門)を受賞され、9月9日の表彰式には、奥様のカツ子様とともに出席されました。
星さんは、「今後もお客様から、美味しいねと言われ続けるよう、楽しみながら生産していきたい」とお話しされました。
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| 会津高原みなみ農園代表の星 由夫さん | お客様の要望で販売することになったぶどう |
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| 自慢の樹園地の風景 | 収穫を待つりんご (品種:ひめかみ) |
三春の魅力を描く田んぼアート ~ 三春滝桜・愛姫・三春だるま ~が見頃です(2025年9月10日)
三春町の「ファームパークいわえ」の田んぼアートは、訪れた人々を楽しませています。
今年は、日本三大桜である「三春滝桜」をはじめ、伊達政宗の正室で三春町出身の「愛姫(めごひめ)、三春町で作られている伝統的な「三春だるま」が描かれています。
秋の稲刈りまでは見ることができますので、是非、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
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| 左が「三春だるま」右は「三春滝桜」 (画像提供:ファームパークいわえ) |
伊達政宗の正室「愛姫(めごひめ)」 | 田んぼアート全景 |
柳津町地域住民交流センター「ゆきげ館」において農福連携について周知を行いました(2025年7月25日)
7月25日、柳津町地域住民交流センター「ゆきげ館」において、YYサークル(奥会津4町村(柳津町、金山町、三島町、昭和村)が連携し、障がいを持つ方々の自立支援を目的に、社会生活に対応するための技能訓練や日常生活における自己管理技能の訓練を行うサークル)に対し、県拠点から農福連携について説明しました。
当日は市町村の担当者やサークル利用者10名が参加しました。
利用者からは、「農福連携の話が面白かった」という声もあり、理解と関心を深めていただく機会となりました。
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| YYサークルの様子 | 農福連携について説明を行う県拠点職員 |
「まるせい果樹園」では「みえるらべる」のももの販売が行われています (令和7年7月24日)
有限会社まるせい果樹園(代表:佐藤 清一さん)では、食品安全、労働環境、環境保全に配慮した持続的な生産活動を実践しており、GLOBALG.A.P.などのGAP認証を取得しています。
さらに化学肥料や農薬等の使用を抑えることで環境負荷低減の「見える化」にも力を入れています。その成果として、もも、ぶとう(露地)、日本なし、りんごが「みえるらべる」に登録されました。
ももの収穫がピークを迎える中、直売所では「みえるらべる」を貼付したももの販売に大忙しで、来店されたお客様から「みえるらべる」について質問があれば丁寧に説明するなど、環境配慮の意識啓発に努めています。
営業部長の佐藤ゆきえさんは、「『みえるらべる』を貼付することで、生産者の環境負荷低減の努力が視覚的にわかりやすく消費者に伝わったことが良かった」と話してくださいました。
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| 直売所前のポップ | ももの出荷シーズンのピークを 迎えた直売所の様子 |
たわわに実ったもも |
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| 出荷を待つぶどう | 「みえるらべる」を貼った商品 |
北塩原村と重点支援に関する意見交換を行いました(2025年7月18日)
7月18日、北塩原村生涯学習センターにおいて、北塩原村長をはじめ、北塩原村農政担当、福島県会津農林事務所、福島県会津農林事務所喜多方農業普及所と、東北農政局が今年度進める市町村への重点支援に関する意見交換を行いました。
東北農政局では、人口減少に伴う過疎化・高齢化、農地の荒廃、担い手不足の深刻化が進む中、今年度、管内各県それぞれ1市町村を選定し、その市町村が抱える課題をともに解決するため、部局横断的なプロジェクトチームによる伴走支援を行うこととしています。
福島県拠点では、北塩原村を重点支援市町村に決定し、このたび、関係各位を交えて意見交換等を行いました。
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| 挨拶をする北塩原村 遠藤村長 | 趣旨説明をする 松井地方参事官 |
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| 意見交換の様子 | 村の課題や方向性を地図によって 説明する遠藤村長 |
令和7年度「アグリフェア 2025 in ふくしま」が開催されました(2025年7月10日)
7月10日、11日の両日、郡山市のビッグパレットふくしまで、JAグループ福島「アグリフェア2025 in ふくしま」が開催されました。
展示会場には、生産者の方を中心に大勢の方が来場され、各事業者が出展した製品・サービスについて担当者との間で商談も行われていました。
展示会では、トラクター・コンバインなどの農業機械、ラジコン草刈り機やドローンなど次世代の農業機械、低コストや省力化に対応し情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業機械などが出展され、来場者の注目を集めていました。
また、食品用の自動販売機や小型の精米機などの食品製造事業者や肥料・農薬・種苗の事業者も出展しており、改良された新製品をアピールしていました。
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| 来場者で賑わう会場内の様子 | 農薬散布用ドローン |
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| 農業用トラクター | 遠隔操作が可能な草刈り機 |
株式会社ジェイラップを訪問し意見交換を行いました(2025年7月9日)
須賀川市で水稲や小麦等を栽培している株式会社ジェイラップを訪問し、会長の伊藤 俊彦(いとう としひこ)さんとみどりの食料システム戦略等について意見交換を行いました。
同社では、太陽熱を利用した籾の乾燥施設を有するほか、約4.5ヘクタールの水田と畑地に営農型太陽光発電施設を設置し水稲と小麦を栽培しています。また、もみ殻を原料とした堆肥(鶏ふんや酒粕、農産物残さなどを混ぜて発酵)を製造する一方、多様なサーマル化事例に学びながら自然に優しい農業を行っています。
現在は、自社敷地に隣接する森林に、「希望の里山100年プロジェクト」と銘打って癒しの森造りを計画しており、里山でのイベント開催や季節毎の景観を集いの触媒として、消費者と生産者の交流関係を活性化させていきたいと考えているそうです。
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| 伊藤会長(左)と意見交換する 松井地方参事官(右) |
太陽光を利用した籾乾燥施設 |
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| 水田に設置された太陽光パネル | もみ殻で製造した堆肥 |
福島県立会津農林高校生徒の皆さんが会津坂下町で伝統の早乙女踊りを奉納しました(2025年7月7日)
7月7日、会津坂下町の「栗村稲荷神社例大祭 御田植祭」で、福島県立会津農林高校の早乙女踊り保存クラブの生徒の皆さんと同校卒業生により、豊作を願った早乙女踊りを奉納しました。
この後、同町の定林寺、会津坂下町役場や台ノ宮公園、湯川村の「道の駅あいづ湯川・会津坂下」でも早乙女踊りを披露しました。
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| 会津坂下町の定林寺で 早乙女踊りを奉納 |
会津坂下町役場前での披露の風景 | 「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」での 披露の風景 |
「一般社団法人北屋敷ドリームファーム」を訪問し意見交換をしました(2025年7月7日)
福島県は、集落営農の組織化の取組が進まず個人経営体数が全国で一番多い県です。福島県農業公社では、「地域まるっと中間管理方式(地域の守るべき農地をまるごと農地バンク事業を活用して守っていく方法)」を推奨しています。
福島県平田村北屋敷地区では「地域まるっと中間管理方式」を活用し、集落に「一般社団法人北屋敷ドリームファーム」を設立し、法人を地域計画の担い手として位置付けるとともに、基盤整備を行うこととなりました。
福島県拠点は、この取組に着目し、松井地方参事官がその集落に出向き、代表理事駒木根さんをはじめ、皆さんと意見交換を行いました。
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| 北屋敷ドリームファーム代表理事 駒木根さん(左手奥) |
北屋敷ドリームファームの皆さんとの 意見交換の様子 |
基盤整備が行われる水田 |
三島町のかすみ草生産者が初めて農福連携に取り組みました(2025年7月5日)
7月5日、三島町のかすみ草生産者が初めて農福連携に取り組みました。
三島町でかすみ草を栽培する農業者から、かすみ草の苗をポットに移す作業で農福連携ができないかとの希望があったことから、福島県授産事業振興会の仲介により、会津坂下町の授産所と連携が図られました。
作業当日は、授産所から職員1名と授産所利用者の3名、計4名がグループとなって作業が行われました。
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| かすみ草の仮植作業をする 授産所の職員と利用者の皆さん |
ポットに移す前の苗 |
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| 作業後の苗 | 移植する苗 |
福島県食品産業協議会第50回定時総会・第1回研修会に出席しました(2025年6月24日)
6月24日、福島県食品産業協議会第50回定時総会・第1回研修会が、福島市で開催されました。
福島県食品産業協議会は、食品製造業・団体に加え、生産者、流通業者、その他関連業者、行政、大学を構成員としており、地域食品産業に関する課題への対応や福島県食品産業の振興発展に努めることを目的に活動しています。
東北農政局福島県拠点は、特別会員として本協議会に参加しており、松井地方参事官が第50回定時総会に出席し、挨拶を述べました。
挨拶では、本年4月に成立した「食料・農業・農村基本計画」や水田政策の見直しの方向性について説明を行いました。
総会後の研修会は、講師の方を招いて「中小企業における人材確保セミナー」、「中小企業の人材採用と育成、定着の基本」というテーマで開催されました。
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| 会場内の様子 | 来賓挨拶をする松井地方参事官 |
福島県立会津農林高等学校で醸造プロジェクトの田植えが行われました(2025年6月2日)
6月2日、福島県立会津農林高等学校において、酒米づくりから醸造までを学ぶプロジェクト「ばんげの香りとはじまりの一滴~会農がつなぐ米作りと酒造り~」の田植えが行われました。
当日は好天の中、生産科学科5名と食品科学科7名の生徒12名が約60アールの水田に福島県のオリジナル酒米品種「福乃香」を手植えしました。
本プロジェクトは、生産科学科作物専攻班と食品科学科食品応用コースの3年生が取り組む学科横断的な授業で、同校でも初めての取組です。
地域の生産者や集荷業者、酒造会社と連携し、酒米づくりや日本酒醸造の一連の過程を1年間かけて学び、日本酒の完成を目指しています。
【福島県立会津農林高等学校ホームページ】
醸造プロジェクト | 福島県立会津農林高等学校
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| 田んぼに入り「福乃香」を手植えする 生徒たち |
丁寧に植えられた苗 | 苗を植え付ける目印を付ける「トンボ」 |
環境測定装置を駆使したスマート農業に取り組む末永孝さんを訪問しました(2025年5月14日)
5月14日、伊達市梁川地区の園芸農家 末永 孝(すえなが たかし)さんの施設を訪問し、環境測定装置の使用状況を見学した後、意見交換をしました。
末永さんは、きゅうりを主に生産しているほか、柿(あんぽ柿)や米を生産しています。きゅうりの生産では、水や肥料の配管設備を整備し、環境測定装置によりスマートフォンでリアルタイムに栽培状況を把握できるようにしています。また、米でも水田に湛水センサを設置し、水管理に活用しています。
末永さんは、「設備投資の費用はかかったが、収量が増加し早く回収できたと思う。ある程度農業経験のある方が環境測定装置を使用したスマート農業に取り組むのは有効ではないか」とお話しくださいました。
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| 末永 孝さん | 各種データを測定するセンサ | 施設内で育てられているきゅうり |
スマート農業技術活用促進法に基づく生産方式革新実施計画の認定証を授与しました (2025年4月30日)
2025年4月30日、福島市内において、福島県で初めてスマート農業技術活用促進法に基づく生産方式革新実施計画の認定を受けた合同会社アグリフラワー福島への認定証の授与式が行われました。花きでの認定は、全国初となります。
同社は、小菊の栽培において、需要期に合わせた計画出荷を行うために開花調整が可能な電照栽培への切り替えと品種の見直しを行い、全自動菊選別ロボット結束機を導入することで集出荷に要していた作業時間を大幅に削減して収穫作業の効率化を目指すなど、スマート農業技術の活用に向け積極的に取り組んでいます。
同社代表の長澤 徹(ながさわ とおる)さんは「スマート農業技術の導入に伴って栽培品種や栽培方法を変更することに不安はあるが、作業の省力化や収益性の向上に向け尽力したい。」と力強く抱負を述べました。
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| 松井地方参事官から認定証を授与しました | 認定証を手にする長澤代表(左) |
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| 全自動菊選別ロボット結束機の 説明をする長澤代表(右) |
電照栽培の圃場 |
六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画認定証を交付しました(2025年4月11日)
鮫川村商工会会議室において、六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画認定証の交付式が行われ、合同会社明日飛(あすび)代表社員 清水 大翼(しみず だいすけ)さんに対し認定証を交付しました。
認定された同社の計画は、地元鮫川村産のジャージー種の乳牛から生産される生乳を利用した乳製品の製造・販売をするもので、乳製品は移動販売車で村内はもとより県内外で販売される予定です。
交付式の後には、同席した妻の清水 奈々(しみず なな)さんを交えて、今後の取組に対する意見交換を行いました。清水代表からは「1年かけて出来た事業計画なので、目標以上の結果となるよう取り組んでいきたい。」との抱負が述べられました。
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| 認定証交付の様子 | 認定証を手にする清水夫妻 | 意見交換の様子 |
過去の福島フォトレポート
お問合せ先
福島県拠点〒960-8073 福島県福島市南中央3-36 (福島県土地改良会館3階)
代表:024-534-4141


















































































































