東海食育メールマガジン第111号(令和5年11月29日発行)
~健全な食生活の実践と食を支える農林漁業の理解のために~
第4次食育推進基本計画では、基本的な方針として3つの重点事項「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」、「持続可能な食を支える食育の推進」、「新たな日常やデジタル化に対応した食育の推進」を柱に食育を計画的に推進していくこととしています。
お知らせ
東海農政局は、令和6年1月30日(火曜日)に、伝統的な製法で造られた東海地域の発酵調味料や発酵食品の魅力を知っていただき、その活用を通じて、地域振興への配慮につながる消費行動を考えていただくなど、エシカル消費の普及を図ることを目的にセミナーを開催します。[前メルマガ110号(臨時号)にて掲載]
環境、地域がより良くなるような消費行動とは何かを考える機会にしていただければと思います。
詳細は、セミナーのお知らせ1をご覧ください。参加をお待ちしています!
◆◆◆皆さまからの情報をお待ちしております◆◆◆
本メルマガでは、皆さまからの生の声を反映した情報を発信したいと考えています。
取り上げて欲しい食育情報、本メルマガへのご意見など、ぜひ、お知らせください。
また、引き続き、有識者様の「食」についてのご意見や、「食」について第一線で活躍されている方をご存じの方は、自薦他薦を問わず、ご紹介をいただけると幸いです。
情報のご提供(返信)はこちらへ▼
tokai-shokuikumm@maff.go.jp
(※ご意見や情報をお寄せいただいた方には、ささやかですが農政局特製の食育啓発クリアファイルを謹呈させていただきます。)
もくじ
★セミナーのお知らせ
1 エシカル消費に関するセミナー「東海の食文化に欠かせない 発酵の新たな魅力を考える」を開催【参加者募集】[再掲]
★表彰・参加事業者等募集のお知らせ
1 ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会(大阪開催)へのブース出展を募集しています!
2 令和5年度オーガニックビレッジ全国集会の開催【Web参加者募集】
3 茶業関係者×農林水産省「茶育プロジェクト」における小・中学校向け急須の提供【希望者の募集を開始】
★お役立ち情報
1「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」第10回選定の結果を公表!
2【TOKAIミニコミ(食品企業や有識者との対談)】イビデン物産株式会社の経営企画部 部長 山田最氏に聞く
3【TOKAIミニコミ(食品企業や有識者との対談)】國松本店の代表取締役 國松勝子氏に聞く
4「東海食育ネットワーク」の会員募集のお知らせ
★文化庁からの情報
1 第2回「100年フードフォトスタンプラリー」を開催します!
★セミナーのお知らせ
1 エシカル消費に関するセミナー「東海の食文化に欠かせない 発酵の新たな魅力を考える」を開催【参加者募集】[再掲]
<東海地域の発酵食品の魅力 再発見!>
東海農政局は、「東海の食文化に欠かせない 発酵の新たな魅力を考える」と題したセミナーを開催します。
今回のセミナーでは、パネルディスカッションにより、大学教授、食品製造業者、調理技術指導者が、東海地域の発酵食品の新たな魅力や使い方などについて、熱い思いをお伝えします。
なお、会場参加の方には酢・みりん・濱納豆の試飲試食や発酵食品を使ったレシピのプレゼントがあります。
ぜひ、ご参加ください。
開催日時:令和6年1月30日(火曜日)13時から15時45分まで (終了いたしました)
会 場:AP名古屋6階 P+Qルーム(名古屋市中村区名駅4-10-25 名駅IMAIビル)(最寄り駅は名古屋駅)
定 員:先着順 会場参加50名、オンライン参加300名
申込期限:令和6年1月19日(金曜日)17時まで(定員になり次第締切ります。)
参加費:無料
参加申込はこちら(参加申込フォーム)▼
https://www.contactus.maff.go.jp/j/tokai/form/seikatsu/240130.html
受け付けを終了させていただきました。申し込みいただきありがとうございました。
詳細はこちら(プレスリリース)▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/231117.html
チラシはこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/press/seikatsu/attach/pdf/231117-2.pdf
★表彰・参加事業者等募集のお知らせ
1 ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会(大阪開催)へのブース出展を募集しています!
<食育推進の取組に関する展示、ワークショップなど、出展者募集中!>
農林水産省は、食育に関する理解と関心を深め、食育の取組への積極的な参加を促すことを目的として、大阪府との共催により、令和6年に第19回食育推進全国大会を大阪府において開催します。
大阪・関西万博の前年であることから、本大会を「ワクワクEXPO with 第19回食育推進全国大会」とし、万博をインパクトとした健康寿命の延伸、万博開催機運の醸成、「食」で始める大阪の成長をめざします。
現在、同大会へのブース出展を募集しております。
締切は12月8日(金曜日)必着です。
申込みにあたっては、募集要項をご確認いただきますようお願いいたします。
詳細はこちら▼
https://www.wakuwakuexpo-syokuiku-osaka.jp/ (外部リンク)
ブース出展申込についてはこちら▼
https://www.wakuwakuexpo-syokuiku-osaka.jp/guideline.html (外部リンク)
受け付けを終了させていただきました。申し込みいただきありがとうございました。
2 令和5年度オーガニックビレッジ全国集会の開催【Web参加者募集】
<聴いてみよう!有機農業の拡大に向けた民間団体の先進的な取組事例>
農林水産省は、令和3年5月に策定した「みどりの食料システム戦略」において、2050年までに有機農業の取組面積を耕地面積の25%に当たる100万haまで広げる目標を掲げています。
この目標の実現に向けて、令和5年度までに、全国91市町村で有機農業の拡大に向けた取組が開始されました。
さらなる拡大に向けて、当該市町村から取組状況を報告いただくとともに、有機農業産地の活動を支える民間団体の取組等をご紹介する全国集会を開催します。
皆さまのご参加をお待ちしております。
日 時:令和6年1月15日(月曜日)13時30分から17時00分
場 所:Web開催(Zoom使用)
申込締切:令和6年1月4日(木曜日)必着
参加申込はこちら(参加申込フォーム)▼
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/nousan/kankyo/20231116.html
受け付けを終了させていただきました。申し込みいただきありがとうございました。
詳細はこちら(プレスリリース)▼
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kankyo/221118.html
3 茶業関係者×農林水産省「茶育プロジェクト」における小・中学校向け急須の提供【希望者の募集を開始】
<急須でお茶体験してみませんか!>
農林水産省は、茶の消費量が長期的に減少する中、子どもの頃から茶に親しむ習慣を持ってもらうために、お茶の食育「茶育」に取り組む茶業関係者と共に、その内容を学校関係者に共有し、マッチングを図る「茶業関係者×農林水産省『茶育』プロジェクト」を実施しています。
今般、茶育プロジェクトに参加している株式会社伊藤園から、本プロジェクトを通じて茶育に取り組んだ小・中学校に急須が提供されています。希望する小・中学校を募集していますので、ぜひ、この機会に「茶育」にお取り組みください。
詳細はこちら(プレスリリース)▼
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/tokusan/231114.html
応募要領はこちら▼
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/tokusan/attach/pdf/231114-2.pdf
受け付けを終了させていただきました。申し込みいただきありがとうございました。
「茶育」プロジェクトによるお茶体験を、より多くの子どもたちへ(プレスリリース)▼
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/tokusan/attach/pdf/231114-1.pdf
★お役立ち情報
1「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」第10回選定の結果を公表!
<株式会社デイリーファーム(愛知県常滑市)が優秀賞に決定!>
農林水産省及び内閣官房は、地域の活性化や所得向上につながる優れた取組を「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として選定し、その取組を行っている団体等を表彰しています。第10回選定では29地区を選定し、このうち特に優良な事例について、グランプリ及び優秀賞を決定しました。
また今回は、過去に選定された取組を対象に、選定後に著しい発展性がみられ、全国の模範となる事例については、第10回記念賞として1地区を決定しました。
東海農政局管内からは、愛知県常滑市の株式会社デイリーファームが優秀賞を受賞されています!
詳細はこちら(プレスリリース)▼
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kouryu/231110.html
2【TOKAIミニコミ(※)(食品企業や有識者との対談)】イビデン物産株式会社の経営企画部 部長 山田最氏に聞く
<独自技術で代替エビ(サステナブル・シーフード)の製造に挑む!>
(※)東海農政局は、東海地域で業務展開している食品関連企業を訪問し、食品の安全と消費者の信頼確保に取り組んでいる活動を取材し、「TOKAIミニコミ」と題し短編情報として発信しています。
岐阜県本巣市で代替エビ(サステナブル・シーフード)の製造に挑むイビデン物産株式会社を訪問。新商品の提案、新市場の創出にチャレンジできる企業を目指し、日々、取り組まれている経営企画部 山田部長に詳しくお話をお伺いしました。
代替エビ(原料はえんどう豆の粉とこんにゃくの粉)誕生のきっかけは、会社として、本業である電子事業とセラミック事業などを展開している中、肥料製造事業も行っていた。その際に培った乾燥技術と農産物などの食品へのこだわりから、即席麺の具材向けに、熱風による乾燥食品の製造を開始したこと。
代替エビの“メリット"は、エビの養殖池が環境破壊の原因にもなっているが、そのような養殖池がいらないこと。持続可能な開発目標(SDGs)に貢献していること。原料にはえんどう豆の粉とこんにゃくの粉を使用していることから、エビアレルギーの人でも食べられること。また、代替たんぱくとして大豆を使用していないため、大豆アレルギーの人でも、気にせず食べられること。
将来の展望として、「カニカマのような独立した商品にしていきたい」とお聞きしました。
イビデン物産は、「食を通じてSDGsを実現する企業として、これからも安心・安全、健康、環境をキーワードに、社会に貢献していきたい」と話されています。食の未来への貢献に挑む様子などをご紹介します。
ぜひ、全文をご覧ください!
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/mc/230628.html
3【TOKAIミニコミ(食品企業や有識者との対談)】國松本店の代表取締役 國松勝子氏に聞く
<あの徳川家康公も食べていた!? 1300年の歴史がある発酵食品「濱納豆」とは>
愛知県豊橋市で、創業から140年間「濱納豆(はまなっとう)」をつくり続けている國松本店。1300年の歴史がある発酵食品の濱納豆は、「日本の調味料の原点でもあり、途絶えさせてはいけない日本の宝です!」と、力強く語る社長(代表取締役)國松勝子氏に、濱納豆の様々な魅力を伺っています。
濱納豆は納豆という名前ですが、製造時に使用するのは、納豆菌ではなく味噌と同じ麹菌。変わらない伝統的な製法で造られ、大豆を粒のまま発酵させている。ペースト状ではなく固形ですが調味料にもなり、大豆製品の中では味噌に近い食品。
「濱納豆は美味しく、環境にもやさしい」という。何故かというと、原材料の大粒大豆を全て使用し、製造工程で食品ロスが発生していないからだと言う。
また、「万能調味料として、和食、洋食、中華だけでなく、スイーツなど製造元すら考えもしなかった料理にお使いいただいています」とお聞きしました。
まさに、小さな粒の食べ方は無限です。
今後の展望として、国松氏は、濱納豆の医学的効果を複数の大学に研究依頼しているとのことで、「濱納豆が生活習慣病予防や免疫力の向上に効果があれば」と期待されています。
伝統製法を守り、発酵食品としての濱納豆の魅力を伝え続けていきたい! 世界に誇れる発酵食品でありたいと熱く語られた様子をご紹介します。
どうぞ、ご覧ください!
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/shohi/seikatsu/mc/230906.html
4「東海食育ネットワーク」の会員募集のお知らせ
<一緒になって東海地域の食育の輪を広げませんか!>
東海食育ネットワークは、会員の皆さまと事務局、更には会員の皆さま相互の関係が深まるよう、運営していきたいと考えています。会員の新規登録については、随時、受け付けていますので、東海地域で食育活動をされている方、活動予定の方は、お気軽にネットワーク事務局(末尾◆発行欄記載の電話番号と同じ)に、お問い合わせください。
東海食育ネットワークの会員になって、様々な取組情報などを発信しませんか! 一緒に東海地域の食育の輪を広げていきましょう!
ご照会、ご登録をお待ちしています。
詳細はこちら▼
https://www.maff.go.jp/tokai/keiei/shokuhin/shokuiku/network/index.html
★文化庁からの情報
1 第2回「100年フードフォトスタンプラリー」を開催します!
<100年フードを食べて応援しよう!>
文化庁は、地域の食文化を100年継承することを目指す「100年フード」の取組を推進しています(これまでに201件の食文化を認定)。
今年も、日本各地の100年フードを現地で食べ歩いたり、自宅にお取り寄せすることにより、100年フードを育んだ地域への理解と共感を深めるとともに、地域の経済・観光にも寄与することを目的として、「100年フードフォトスタンプラリー」を実施します。
開催期間:令和5年11月10日(金曜日)~令和6年1月31日(水曜日)
詳細はこちら(100年フードフォトスタンプラリー公式サイト)▼
https://foodculture2021.go.jp/stamprally/#stamprallyarea04 (外部リンク)
★編集後記
巷(ちまた)では4年ぶりに開催する“ショー"や“まつり"で、コロナ前の賑わいが戻りつつあるように感じます。秋のイベントやリアル参加の講座など、様々な催事にも、人の流れが活発になってきています。
私も、The(ザ)秋! これぞ秋! というイベントに、11月のある日曜日、飛び入り参加して来ました!
それは、岐阜県関市で、友人夫婦が運営する事業所 放課後デイサービス(障害福祉サービス)が開催した「いもほり大会~掘って!掘って!掘りまくれ!~」です。
お天気も良く、秋の澄み切った空の下、「いもほり」での久しぶりの運動に、筋肉痛になるくらい頑張って、笑顔を交わしながら収穫作業を楽しみました。
さて、“秋"と“いもほり"と来れば、次に頭に浮かぶのは、やはり「焼きいも」です。
最近では、落ち葉を集めて、その中でさつまいもを焼く光景をあまり見なくなりましたが…。私の思い描く The(ザ)秋! これぞ秋! という風景には、焼きいもは、やっぱり落ち葉を集めて焼く!という絵(イメージ)が今でもあります。
そんな思いを巡らせている中、つい先日「落ち葉」のニュースを見ましたので、ご紹介します!
松の枯れ葉を敷き詰めて、子供たちが「落ち葉スキー」の初すべりを楽しむ! というものでした。
愛知県の岡崎市立恵田小学校で60年以上前から続く伝統行事で、名前のとおり、落ち葉の上でするスキー“雪が落ち葉に変わったもの" とのこと。
毎年近くのゴルフ場から、松葉をたくさん頂いてくるそう。なぜ松葉かと言うと、他の葉よりも油分があって滑りやすいからだとか。その松葉を、小学校の裏にある「落ち葉スキー場」に敷き詰める。まぁその量の多いのなんの…。保護者の皆さんなどにもお手伝いをお願いし、大きな袋に詰めて、とにかくたくさん運ぶのだそうです。
その地域は、山や緑に囲まれており、春にはウグイスのさえずりがよく聞かれるなど、とても環境の良い、自然豊かなところ。
そんな田舎の風景を伝統として守ることもいいなぁと心が温かくなりました。
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2815)
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