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東海農政局

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令和4年3月28日「野菜の消費に関するシンポジウム」を開催しました

東海農政局は、令和4年3月28日(月曜日)、東海地域の野菜の生産・消費の現状、野菜摂取や地産地消拡大のために行われている食品企業・団体・学識経験者等の最新の取り組みを紹介するシンポジウムをオンラインで開催し、130人を超える方々に参加いただきました。
このシンポジウムでは、野菜のエキスパートが野菜の簡単な摂り方や栄養のエビデンスをはじめ最新の情報を紹介しました。
また、参加者の皆さまから「もっと野菜を摂るためのアイデア」を募集し、これを含めてテーマに沿ったパネルディスカッションを行いました。新しい野菜の消費拡大に向けた方策を共有することで、今後の取り組み強化(生産・加工・流通・消費の連携)につなげ、消費者の野菜摂取を増やす行動変容に向けた「気づきの場」を提供することを目的としました。

開会のあいさつを行う小林東海農政局長 情報提供を行う東海農政局職員
開会のあいさつを行う
小林東海農政局長
パネルディスカッション
参加者の方々
情報提供を行う
東海農政局職員

1.開催日時・方法

日時:令和4年3月28日(月曜日)15時00分から18時00分
方法:Webex Meetingsによるオンライン開催

2.内容

テーマ

「~野菜の生産・加工・流通トップクラスの東海地域 消費でも誇れる地域にしよまい!~」

情報提供

東海農政局管内の野菜生産の状況、東海地域の野菜摂取状況について

農林水産省 東海農政局 生産部園芸特産課、消費・安全部 消費生活課 担当官

    ビデオメッセージ

    東海地区全国トップクラスの生産現場からのメッセージ

    愛知みなみ農業協同組合 青果農産部 青果販売課長 田中 恒光 氏

    講演

    おいしく、楽しく。カゴメが提案!野菜摂取増加の取り組み

    講師:カゴメ株式会社 健康事業部 管理栄養士 杉本 優子 氏

    (概要)野菜摂取不足に対する解決策、不足しがちな野菜摂取を増やすための取り組み「ベジチェック®」、東京栄養サミット2021でのコミットメントなど、野菜による栄養摂取に関する最新の情報や技術を紹介いただきました。

    野菜摂取増加への取り組み

    講師:株式会社サラダコスモ 代表取締役社長 中田 智洋 氏

    (概要)「カット野菜シリーズ」 など、利便性向上につながる商品開発に至る経緯や、商品の販売動向などから、東海地域の野菜摂取量増加に寄与するヒントや環境に優しく付加価値の高い農産物の販売事例を紹介いただきました。

    野菜のちから~体の内側から健康になろう!~

    講師:愛知学泉短期大学 食物栄養学科 講師 熊崎 稔子 氏

    (概要)野菜を摂ることの重要性、野菜の栄養面における摂取メリットや効能について解説いただくとともに、「国際果実野菜年2021」オフィシャルサポーター及び農林水産省「野菜を食べようプロジェクト」野菜サポーターである同大学の活動を紹介いただきました。

    家庭で野菜を簡単に美味しく、たっぷり取得する料理紹介

    講師:東邦ガス料理教室 講師 田中 稔 氏

    (概要)NHK「さらさらサラダ」のクッキングコーナーにレギュラー出演中の田中 稔先生に、野菜を料理で継続的に摂取する大切さや地産地消のメリットについて解説いただくとともに、野菜摂取量を上げる簡便な料理方法を実演していただきました。

    EC(電子商取引)における野菜の販売動向

    講師:オイシックス・ラ・大地株式会社 経営企画本部 FFF室 マネージャー 村田 靖雄 氏

    (概要)有機野菜を含む、旬の野菜を宅配する事業などにより、消費者ニーズに即した野菜提供ビジネスとして急成長。そこで得られた野菜消費拡大に向けた知恵やヒントを紹介いただきました。

    講演動画(公開終了)

    本動画の公開は令和4年5月31日で終了いたしました。

    パネルディスカッション

    東海農政局 島村消費・安全部長がコーディネーターとなり、以下の5つのテーマに関して、愛知みなみ農業協同組合 田中氏、カゴメ株式会社 杉本氏、株式会社サラダコスモ 中田氏、愛知学泉短期大学 熊崎氏、オイシックス・ラ・大地株式会社 村田氏によるパネルディスカッションをオンライン方式で実施しました。

    • テーマ1「簡便性と朝食での野菜摂取が摂取増のカギ」
    • テーマ2「店頭表示の工夫で野菜の消費拡大(一般栄養・機能性)」
    • テーマ3「持続的な消費 野菜の地産地消・有機農産物活用の推進」
    • テーマ4「日本型食生活を実行すると野菜消費拡大に有効か」
    • テーマ5「アンケートに寄せられたアイデア」

    パネルディスカッション動画(公開終了)

    本動画の公開は令和4年5月31日で終了いたしました。

    3.事前アンケートの結果について

    シンポジウムの開催にあたり、参加申し込みをされた方々にアンケートを実施しましたので、その結果を紹介します。

    • 「ご自身が十分に野菜を摂取していると感じていますか?」の問いに「はい」と答えた方は、回答者123人の約半数(46%)の57人

    • 上記設問で「いいえ」と答えた42人の方にその理由を複数選択可能で伺ったところ、「朝食で野菜を摂らない」を選んだ方が半数以上の22人で、次いで「調理が面倒」「時間がない」という回答

    • 「野菜摂取を増やすためにこんなものがあればよい」との問いを複数選択可能で伺ったところ、「新鮮な生野菜」を選んだ方が約半数の62人と一番多く、次いで「カット野菜」「冷凍野菜」「ミールキット」の順

    • 「自県産または近隣県産の野菜を意識して購入しているか?」の問いに対し、65%の80人の方が「はい」と回答

    • 上記設問で「はい」と答えた80人の方に、その理由を複数選択可能で伺ったところ、「産地を応援したいから」と答えた方が約80%の65人

    • 「地産地消を推進するために、どのようなことが必要か?」の問いを複数選択可能で伺ったところ、70%以上の方が「店頭表示の工夫」と回答

    • 「野菜を含めて食に何を求めますか?」の問いを複数選択可能で伺ったところ、「健康への効果・栄養」を求める方が約90%の111人、次いで「味・おいしさ」「品質・安全性」と回答



    • 「野菜の摂取を増やすためにあなたが実践している方法(アイデア)があれば教えてください。」の問いに対して、多くの回答を頂きました。その一部を紹介します。

    (調理の方法)
    加熱して体積を減らすことでたくさん野菜を食べられるようにしている。
    調味料をいろいろとそろえて、飽きないようにしている。 など

    (食べ方の工夫)
    味噌汁の中の具を野菜を多くしている。
    鍋やスープや野菜ラーメンで摂取する。 など

    (意識の持ち方)
    食事前にまず野菜を口にする「ベジファースト」を浸透させる。
    ジュースを飲みたい時は野菜ジュースを飲むようにしている。 など

    (その他)
    規格外野菜の販売ルートを増やす。
    自分で野菜を作り、採りたて野菜を食べる。 など

    事前アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。

    4.シンポジウムに関するアンケートにご協力ください(受付を終了しました。)

    関連リンク

    野菜の生産消費(東海農政局Webサイト)

    「野菜を食べようプロジェクト」(農林水産省へリンク)

    お問合せ先

    消費・安全部消費生活課

    担当者:野村、曽山、玉置
    代表:052-201-7271(内線2807)
    ダイヤルイン:052-223-4651

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