野菜の消費拡大に関するセミナー「伝統野菜で旬の食を楽しむ」を開催しました(令和5年12月6日)
東海農政局は、令和5年12月6日(水曜日)、伝統野菜への理解を深めていただくことで野菜の消費拡大につなげることを目的として、野菜の消費拡大に関するセミナー「伝統野菜で旬の食を楽しむ」を開催しました。
セミナーでは、伝統野菜の普及に取り組むあいち在来種保存会 代表世話人 高木 幹夫 (たかぎ みきお) 氏より、基調講演が行われ、パネルディスカッションでは、東海3県(岐阜・愛知・三重)の歴史ある伝統野菜の新たな魅力や調理方法など、旬の食の楽しみ方を伝え、活発な意見交換が行われました。
当日は、会場・オンライン参加を含め約120名が参加しました。
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森東海農政局長の開会挨拶 |
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基調講演の様子 | パネルディスカッションの様子 |
1.開催日時・場所
日時:令和5年12月6日(水曜日)13時00分から15時30分
場所:AP名古屋6階 P・Q会議室(愛知県名古屋市中村区名駅4‐10‐25 名駅IMAIビル)
「Zoomウェビナー」によるオンライン参加の併用
2.内容
テーマ
「伝統野菜で旬の食を楽しむ」
東海農政局からの情報提供
東海農政局 消費・安全部 消費・安全調整官 加納 敏彦
本動画の公開は令和6年3月29日(金曜日)17時で終了しました。
基調講演
伝統野菜から学ぶ地産地消
講師:あいち在来種保存会 代表世話人 高木 幹夫 氏
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基調講演・パネリスト 高木 幹夫 (たかぎ みきお) 氏 |
(概要)地域の特徴を生かして作られてきた伝統野菜がその地域でしか作られない理由や、伝統野菜を購入することによる地産地消の促進について紹介いただきました。
パネルディスカッション・自治体からの情報提供
パネルディスカッション
株式会社中日新聞社 論説委員 飯尾 歩(いいお あゆみ) 氏がモデレーターとなり、以下の3つのテーマに関して、あいち在来種保存会 代表世話人 高木 幹夫氏、石井食品株式会社 前会長 石井 健太郎 (いしい けんたろう) 氏、日本料理 一灯 店主 長田 勇久 (おさだ はやひさ) 氏、管理栄養士 フードコーディネーター パワーフードスタイリスト 山本 理江 (やまもと まさえ) 氏によるパネルディスカッションを実施しました。
- テーマ1「伝統野菜の復活と地産地消が東海地域の振興になぜ大事?」
- テーマ2「東海地域の伝統野菜を食べてもらうには」
- テーマ3「東海地域の伝統野菜の生産をどう広げていくのか」
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モデレーター 飯尾 歩 氏 |
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パネリスト 石井 健太郎 氏 |
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パネリスト 長田 勇久 氏 |
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パネリスト 山本 理江 氏 |
自治体からの情報提供
岐阜県、愛知県、三重県および名古屋市から伝統野菜に関する情報を提供いただきました。
本動画の公開は令和6年3月29日(金曜日)17時で終了しました。
3.アンケートの結果について
セミナーの開催にあたりアンケートを実施しましたので、その結果を紹介します。
野菜を購入する際に意識する産地(地場産、国産、気にしていない)については、開催前は地場産を意識している方が44%でしたが開催後は73%でした。

野菜を購入する際に重視することについては、開催前は「価格(41%)」が最も重視されていましたが、開催後は「産地(生産者)(46%)」が「価格(22%)」を超えて最も重視される結果となりました。「その他」は主に鮮度、販売単位や量でした。

「農政局からの情報提供はいかがでしたか」の問いに「よく理解できた」「だいたい理解できた」と答えた方は、回答者の過半数を超える88%でした。

基調講演について以下の感想をいただきましたので、その一部を紹介します。
- 栽培する土地で野菜の味や姿が変わるということが驚きで新鮮でした。
- その土地で作るから、伝統野菜の価値があるのだと思いました。
- 地産地消について改めて深く考える機会になりました。
- 全国的に知れ渡っている野菜の元祖が東海地域の伝統野菜であることが驚きでした。
パネルディスカッションについて以下の感想をいただきましたので、その一部を紹介します。
- 生産者・料理店などそれぞれの立場・分野で伝統野菜が大切に扱われている話が聞けてよかった。また、伝統野菜への関心が一層高まりました。
- 食への関心が高い方にはもちろんですが、現時点では関心の低い方にも、関心を持つことにつながる内容だと思いました。
- 旬のものがパワーフードで、その土地の野菜を使うことで美味しくなるという話がよかった。
- 伝統野菜を買える場所、食べられる場所、学べる場所のPRを今以上にしてほしいと思いました。
「今回のセミナーはいかがでしたか」という問いに対して、「とても良かった」、「よかった」と答えた方は、回答者の過半数を超える88%でした。

「とても良かった」、「良かった」を選ばれた方から、以下の感想をいただきましたので、その一部を紹介します。
- 伝統野菜に多くの種類があることや現在の状況が分かり、認識が深まりました。
- 伝統野菜を手に入れることで、もっと料理に生かせるのではないかと思いました。
- 日ごろから地産地消の大切さを広めたいと思っていたので、視野が広がってよかった。
「あまり良くなかった」、「良くなかった」を選ばれた方から、以下の感想をいただきましたので、その一部を紹介します。
- 伝統野菜の希少性がネガティブに語られているように感じました。
- たくさん作れないという特性や、希少性をいかに活かしていくかという議論も聞きたかったです。
- パネリストの方たちの顔が良く見えませんでした。
開催前・後アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。
関連リンク
お問合せ先
担当:消費者対応班
代表:052-201-7271(内線2807)
ダイヤルイン:052-223-4651