このページの本文へ移動

北海道農政事務所

メニュー

北海道の伝統野菜

 
   北海道には、気候や風土、地域の食文化に根ざして、古くから栽培されてきた野菜が数多くあります。

   これらの個性的な野菜は、一度姿を消しそうになりましたが、これらの存在と魅力を見直そうという流れが起きています。
   ここで紹介する野菜以外にも、地域の風習や行事に密接に関わる様々な野菜があることでしょう。
   ぜひ、みなさんの周りの地野菜・伝統野菜を見つけてみてください。

   ※これまで北海道農政事務所において取材を行った取組等(詳しくは「食育活動の紹介」)のなかで取り扱われていた
      野菜を中心に紹介しています。


男爵いも  八列とうきび  ラワンぶき  まさかりかぼちゃ  札幌大球  札幌黄  ◆食用ユリ(ゆりね)



男爵いも


男爵いも
写真提供:北海道開拓の村


   北アメリカ原産。明治41年(1908)に男爵・川田龍吉が、イギリスからアイリッシュ・コブラー
   という品種の種芋を輸入し、函館郊外(現在の七飯町)の農家に栽培させたのが始まり。

   →男爵いもに関する取組紹介についてはこちら


八列とうきび(札幌八列、八列とうもろこし)



八列とうもろこし
写真提供:札幌保健医療大学
     八列とうきびは、明治の中ごろ、札幌農学校の教師がアメリカから導入した硬粒系の「ロングフェ
     ロー」や「札幌八列」という品種からつくられた栽培品種。実が1周に8列並んでいるのが特徴。
     石川啄木の詠んだ歌「しんとして幅廣き街の/秋の夜の/玉蜀黍の焼くるにほいよ」のモデルに
     なったとうもろこしとされる。 

     →八列とうきびに関する取組はこちら


ラワンぶき


ラワンぶきの写真
写真提供:JAあしょろ
     足寄町の螺湾川に沿って自生。現在は特産品として栽培されている。 大きくなると高さ3m、
     太さが10cm以上に育つ。 2001年10月に北海道遺産に選定されているため、苗や種の足寄
     町以外への持ち出しは禁止とされている。

     →ラワンぶきをつかったレシピはこちら


まさかりかぼちゃ


     まさかりを使わないと切れないほど皮が非常に硬く、その名がついた「まさかりかぼちゃ」。
     ラグビーボールのような形で、ホコホコした食感と癖のないさっぱりとした甘みが特徴。
     長期保存ができるので、昭和30年頃まで広く栽培され、冬場の貴重な栄養源として
     北海道の開拓時代を支えた食材。

まさかりかぼちゃの写真 まさかりかぼちゃ2
写真提供:北海道開拓の村  


札幌大球


    1球あたりの重量が8~20kg、球径が40~50cm程度と大型のキャベツ。 
    冬場の貯蔵で外側が傷んでも食べられる部分が確保されることと、肉厚でしっかりとした食感が特徴。
    昭和の初期には主に漬物用として広く栽培されたが、
漬け物需要の減少やその重さから農作業の負担が
    大きく、生産量は徐々に減少。
    
しかし、にしん漬けには札幌大球、といった根強いファンもおり、そのおいしさと希少性から、再度注目
    が集まっている。


札幌大球 札幌大球2 札幌大球3
写真提供:JAさっぽろ 写真提供:JAさっぽろ 写真提供:札幌大球応援隊


  →札幌大球に関する取組〈札幌大球応援隊:http://sapporotaikyuu.fun/

  →札幌大球を使ったレシピはこちら(ニシン漬け飯ずし


札幌黄


   タマネギがまだ一般的でなかった明治初期に札幌で誕生し、タマネギが全国に広まる先駆となった品種。 
   辛味、甘味ともに濃く、肉質がやわらかい。
   昭和40年頃までは主力品種であったが、病気に弱く、栽培が難しいなどの点から生産量が減少し、
   「幻のタマネギ」と呼ばれるようになったが、そのおいしさが見直され、近年再び栽培農家が増えている。



札幌黄
札幌黄2
写真提供:JAさっぽろ  写真提供:札幌黄ふぁんくらぶ


  →札幌黄に関する取組〈札幌黄ふぁんくらぶ:https://www.sapporoki.net/about
 

食用ユリ(ゆりね)


ゆりね
北海道には古くからエゾスカシユリ、オコニユリ、ウバユリなどが自生していて、
これらをアイヌの人びとが食用としてきたとされる。

北海道では明治末期には栽培していたと推定されており、現在では、北海道産の
ゆりねが国内消費の大半を占めている。

独特の香り、甘味、食感があり、またわずかな苦みがある。

→ゆりねに関するフォトレポートはこちら
→ゆりねを使ったレシピはこちら




ここでいう「地野菜」は、古くから自生していたもの、又は古くに北海道外から渡来し、北海道の気候・土壌・食生活・地域行事などに対応して選抜され、後に固定が繰り返されて北海道独特の品種となったと考えられるものとします。 そのなかでも、その後品種改良されずに受け継がれ、昭和20年以前から栽培が続けられている野菜を「伝統野菜」として紹介しています。




引用・参考資料

・タキイ種苗株式会社出版部編(2002)『都道府県別 地方野菜大全』芦澤正和監修, 農山漁村文化協会.
・成瀬宇平・堀知佐子(2009)『47都道府県・地野菜/伝統野菜百科』丸善出版株式会社.
・「日本の食生活全集 北海道」編集委員会編(1986)『聞き書 北海道の食事』(日本の食生活全集 1)農山漁村文化協会.
・萩中美枝・畑井朝子・藤村久和・古原敏弘・村木美幸(1992)『聞き書 アイヌの食事』(日本の食生活全集 48)農山漁村文化協会.

JAあしょろ「ラワンぶき」,〈http://jaasyoro.jp/products/rawan.php
・北海道開拓の村〈http://kaitaku.or.jp/
・JAさっぽろ「札幌伝統野菜」,〈https://www.ja-sapporo.or.jp/agriculture/traditional/index.html

 


※こちらの掲載内容は、上記の引用・参考資料のほか、当事務所職員が情報提供元に取材した内容をもとに作成しています。
  
内容についてのご意見、身近な地野菜・伝統野菜の情報は、下記お問合せ先までお願いします。

 

お問合せ先

生産経営産業部 事業支援課

担当者:食育担当
ダイヤルイン:011-330-8810
FAX番号:011-520-3063

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader