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中国四国農政局

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    香川ぴっぴ通信 第170号 2023(令和5)年1月16日 中国四国農政局香川県拠点

    もくじ

    ~日本の農業、もっと強く。~
    「農業競争力強化プログラム」は、農業者が自由に経営展開できる環境を整備するとともに、農業者の努力では解決できない構造的な問題を解決するために策定されたものです。農林水産省ホームページで説明動画を公開しています。ぜひご覧ください。

    https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html

    1【ひとこと】

    ★高病原性鳥インフルエンザ

    総括広域監視官  池内  勝也

    高病原性鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気で、致死性が高いのが特徴です。ウイルスは渡り鳥によって国内に持ち込まれることが多く、秋冬は鳥インフルエンザの発生が特に危惧されるシーズンです。

    今季は、10月28日に岡山県と北海道で発生が確認されて以降、1月11日現在、23道県58例が確認されており過去最多を更新しています。(これまでの最多は2020年11月~2021年3月の計52例です。)

    香川県においては、11月1日に発生(国内3例目)が確認されて以降、4例の発生が確認されています。2020年11~12月に19か所の養鶏場で約180万羽が殺処分された時のような事態とならないよう、県では、対策を徹底して感染防止に努めています。今後発生しないよう切に願うばかりです。

    なお、現状において、鶏肉や鶏卵を食べることにより、人が鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないと考えられています。

    2【お知らせ】

    ★パネル展「持続可能な農業と消費について考えてみませんか~みどりの食料システム戦略~」の開催について

    我が国の食料・農林水産業は、生産者の減少・高齢化、地域コミュニティの衰退、大規模自然災害・地球温暖化、新型コロナを契機としたサプライチェーンの混乱など、多くの課題に直面しています。

    このような中、将来にわたり持続可能な食料システムを構築するため、農林水産省は、令和3年、生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現する「みどりの食料システム戦略」を策定しました。

    この戦略の実現には、生産者だけでなく、事業者、消費者の理解と協働が必要です。

    中国四国農政局香川県拠点では、この度、高松市中央図書館において、この戦略を紹介するパネル展「持続可能な農業と消費について考えてみませんか~みどりの食料システム戦略~」を開催します。是非お立ち寄りください。

     ・開催場所:高松市中央図書館 2階(香川県高松市昭和町1丁目2-20 サンクリスタル高松)

     ・開催期間:令和5年1月17日(火曜日)~1月29日(日曜日)
                    (休館日:1月23日(月曜日))

     ・開館時間:《火曜日~金曜日》9時30分~19時
                      《土曜日、日曜日》9時30分~17時

     (お願い)
       ご来場される際は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、会場のルールに従ってマスクのご着用等の対策をお願いします。

     ・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/press/kikaku/230110.html

    ★「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しの検討について

    令和4年9月29日に開催された食料・農業・農村政策審議会において、農林水産大臣から審議会に対し、食料・農業・農村基本法の検証・見直しの検討について諮問が行われるとともに、基本法検証部会が設置されました。

    基本法検証部会は10月18日に第1回が開催された後、月2回程度のペースで開催され、食料の安定供給の確保(食料安全保障、輸出促進を含む。)、農業の持続的な発展、農村の振興、多面的機能の発揮の各テーマごとに、有識者ヒアリング、施策の検証、意見交換等が実施されています。

    国民各界各層からご意見を幅広く伺いつつ、令和5年中の改正案の国会提出も視野に、検証・検討が加速化される予定です。 

     ・食料・農業・農村政策審議会については、こちらをご覧ください。
         (農林水産省ホームページ)
           https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/index.html
     

    ★鳥インフルエンザの監視体制の強化について

    令和4年11月1日に香川県内の養鶏場において、今シーズン国内3例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されて以降、11月22日、23日、12月11日にも確認され、まん延防止のため防疫措置が行われました。また国内でも相次いで発生しており、本病に対する厳重な警戒が必要です。

    このため、飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する家きんに異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。

     ・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html


    ★令和5年度農林水産予算概算決定の概要について

    令和4年12月23日に閣議決定された令和5年度予算案において、農林水産関係は総額2兆2,683億円を措置しています。

    「食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施、需要拡大の推進」、「2030年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」、「環境負荷低減に資する「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた政策の推進」など、11項目を重点事項としています。 

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/budget/r5kettei.html


    ★令和4年度第2次補正予算が成立しました

    令和4年12月2日、令和4年度第2次補正予算が成立しました。農林水産関係予算の重点事項は、「1 物価高騰等の影響緩和対策」「2 食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」「3「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策の実施」「4 持続可能な成長に向けた農林水産施策の推進」「5 防災・減災、国土強靱化と災害復旧等の推進」の5項目です。

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/budget/r4hosei.html

    ★消費税インボイス制度、準備はできていますか?

    令和5年10月1日から消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入されます。

    適格請求書発行事業者となるための登録申請は、令和3年10月から始まっており、制度開始の令和5年10月1日から登録を受けるためには、原則として令和5年3月31日までに登録申請手続きを行う必要があります。

    なお、令和5年度税制改正の大綱において、インボイス制度について負担軽減措置が講じられることになりました。また、令和4年度補正予算で各種補助金が拡充されました。

     ・支援措置についてはこちら(財務省ホームページ)
        リーフレット「インボイス制度、支援措置があるって本当!?」
        https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/invoice.pdf(PDF690KB) 

     ・国税庁のインボイス制度特設サイトは、こちらをご覧ください。(国税庁ホームページ)
        https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm

     
    ★肥料価格高騰対策について

    世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、肥料価格が急騰しています。

    海外原料に依存している化学肥料の低減や堆肥等の国内資源の活用等の取組を行う農業者に対し、肥料コスト上昇分の一部を支援することを通じて、農業経営への影響を緩和する対策を行っています。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/220729.html

    ★「人・農地など関連施策の見直し」について

    農業者の減少の加速化が見込まれる中、生産の効率化やスマート農業の展開等を通じた農業の成長産業化に向け、分散錯圃の状況を解消し、農地の集約化等を進めるとともに、人の確保・育成を図る措置を講じることが必要であることから、農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律が令和4年5月に成立しました。

    この法律では、地域の農業者等による話合いを踏まえ、将来の農業の在り方等を定めた地域計画の策定や、地域計画の達成に向けた農地の集約化等の推進への支援等の措置を講じることとしています。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
       https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/chiiki_keikaku.html
      

    ★農業経営支援策活用カタログ2022を作成しました

    農林水産省では、農業を営まれる方の経営発展に役立つ様々な支援策を用意していますが、「どのような支援策があるのかよく分からない」等のお声をいただくこともあることから、様々な支援策をとりまとめたカタログを作成しました。

    是非、ご活用ください。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninaite/n_pamph/180529.html

    ★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう

    農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。

    このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。

    新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。

     ・詳しくは、こちら(NOSAI香川ホームページ)
        http://nosai-kagawa.jp/

    ★農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中

    農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中です。

     ・詳しくはこちら(ニッポンフードシフトホームページ)
        https://nippon-food-shift.maff.go.jp/

     

    3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】

    農林水産省は「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国に発信する取組を行っています。

    中国四国農政局管内では、これまでも多数の地区から応募があり、優良事例が選定されましたが、選定には至らなかったもののすばらしい取組が各地で行われています。

    このため、中国四国農政局では選定された地区だけでなく、選定に至らなかった多くの地区を応援するため、中国四国応援プロジェクトを実施しております。また、取組情報の発信による横展開を図るため、取組事例集を作成していますので是非ご覧ください。

     ・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/nouson/kaseika/discover.html

     

    4【報道発表資料】

    ★農林水産省の報道発表
    ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
      https://www.maff.go.jp/j/press/index.html

    ★中国四国農政局の報道発表
    ・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
     
    https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html

    5【AFFクイズ】

    ★今回のクイズは、塩について出題します。

    瀬戸内海沿岸では、江戸時代から塩づくりが盛んに行われていました。宇多津町には、当時の製法で塩づくり体験ができる施設があります。どのような製法で塩がつくられていたのでしょうか?

      (1) 入浜式塩田 (2)揚浜式塩田 (3) 流下式塩田

      (解答は次号)

    ★前回のクイズは、「「カニの美味しい時期になりました。香川県でカニと言えば「ガザミ」のことですが、その種類は何でしょうか?」」でした。お分かりになったでしょうか。

    正解は、(2)ワタリガニでした。足の先がひれの形をしていて、海を泳ぎ渡るのでこの名前が付いています。

     

    6【コラム】

    ★あんもち雑煮

    「うどん県」に赴任して3年が経ち、遍路も結願し、うどん店や四国内の観光地を巡ったりと何気に楽しい日々を過ごしています。

    その香川で不思議な郷土料理を見つけました。「あんもち雑煮」という正月料理です。資料によると、温暖で雨の少ない気候である香川県では、殖産振興の一つとしてさとうきび栽培が奨励され、綿や塩と並び「讃岐三白」として特産品の代表となりました。当時、砂糖は貴重品で普段口にすることができなかったようですが、明治時代当たりから、年に一度、とっておきの砂糖を使った正月の特別な料理として、雑煮に取り入れるようになったようです。

    白味噌仕立ての汁に甘いあん入りの丸餅が入った雑煮が珍しく、是非食べたいと探しましたが、縁が無かったようで2年間お目にかかれませんでした。先日、そのような中、初めて探し当てることができました。食前は不安でしたが、食べてみると私の舌に合い、大変おいしく頂けました。満足満足でした。

                                                                                                      統計専門官  荒川


     ◆香川県拠点ホームページURL(ぴっぴ通信バックナンバー掲載)
      https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html

     ◆Facebookページ農水省・農業経営者net
      https://www.facebook.com/nogyokeiei

     ◆農業競争力強化プログラム
      https://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html

     ◆農業保険(収入保険・農業共済)
      https://www.maff.go.jp/j/keiei/nogyohoken/index.html

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