このページの本文へ移動

関東農政局

メニュー

関東農政局
生産部環境・技術課

環境保全型農業関連情報


   農業は、自然界における水や窒素、炭素といった物質の循環を利用して生産を行っています。 この循環を乱すことなく生産を続ければ、農業は持続的に営むことができ、環境と調和した産業といえます。

   しかし、過剰な施肥や不適切な農薬の使用等、環境に負荷を与える農業生産を続ければ、持続性の高い営農を続けることができません。このため、農林水産省では、環境と調和のとれた農業生産(環境保全型農業)を推進するための各種施策を講じています。

(注)  環境保全型農業とは、 『農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和に留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料・農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業』をいいます。

環境保全型農業関連情報(農林水産省HPへリンク)

クロピラリド関連情報

土づくり専門家リストについて(農林水産省HPにリンク)

   平成28年11月28日に策定された「農業競争力強化プログラム」において、技術、人材力等の活用による生産基盤の強化のため、土づくり技術の普及が明記されました。これを受け、意欲ある農業者が土壌診断に基づく土づくりの相談等を受けられる環境を整備するため、「土づくりの専門家」に関する情報をリスト化しました。

関東地域で有機農業の栽培技術の習得ができる機関・制度等について

令和3年5月策定された「みどりの食料システム戦略」において、調達から生産、加工、流通、消費に至るまでの食料システムを持続可能なものとするため、2050年までに国内耕地面積(400万ha)に占める有機農業の取組面積の割合を25%(100万ha)に拡大することが明記されました。これを受けて、新たに有機農業で就農を希望する方、慣行農業から有機農業へ転換を希望する方や有機農業に取組む農業者でさらに取組面積の拡大を希望する方等が栽培技術の指導を受けられる環境を整備するため、「関東地域で栽培技術の指導を受けられる機関や制度等」に関する情報をリスト化しました。関東地域の有機農業指導機関及び制度(PDF : 631KB)
(注)有機農業の推進状況調査等を基に、リスト化した情報になります。掲載した機関を斡旋するものではありません。

各地域の取組

茨城県栃木県群馬県埼玉県神奈川県長野県静岡県


茨城県

  • 日本農業実践学園
  • 概要:(1)一年を通した座学と有機JAS認証農場での実習で有機農業を基礎から学ぶことができる。 (2)会社勤めの方でも学べるよう、週末土曜日を利用して農業を実践的に勉強する講座も実施。
  • 要件:(1)同校在学生の者。(2)農業に関心・興味があり、講座を受講できる者
  • 鯉渕学園農業栄養専門学校
  • 概要:農作物の栽培技術から販売経営について、基礎から学ぶことができ、農場実習では慣行栽培のほかに有機栽培についても実践的に学べる。また農産物の流通のほか農業協同組合などについて学ぶほか、学内に設置している直売所で販売する機会を通じ、販売する責任感とともに、経営感覚を身につけることもできる。
  • 要件:同校在学生の者、及び研修生
  • 朝日里山ファーム
  • 概要:新たに農業を営もうとする方に研修農場(1.6ha)や作業室、農機具等を提供し、石岡市内での独立営農や地域農業の担い手となることを目指す。約30品目の野菜の栽培技術指導。(有機栽培)
  • 要件:18歳以上45歳未満で石岡市内で独立営農を目指す者

栃木県

  • 市貝町
  • 概要:町が新規就農を希望する方を地域おこし協力隊(見習いファーマー)として雇用し、先進有機農家の下で研修を受けることができる制度
  • 要件:新規就農希望の者

群馬県

  • 群馬県立安中総合学園高等学校
  • 概要:3年次に有機栽培等の環境に配慮した持続可能な農業について有機JAS認定圃場を活用して学習する。
  • 要件:同校在学生の者
  • 群馬県立農林大学校
  • 概要:(1)令和6年4月から1年制の社会人コースに有機農業専攻コースを設置。※年間学習時間:1,200時間(午前:理論学習、午後:実践学習)(2)ぐんま農業実践学校(就農準備校)として、令和5年度より有機農業の栽培管理技術の習得を目的としたコースを設置。群馬の主要野菜を栽培しており、1年間を通して全25回の講義がある。
  • 要件:(1)は次のいずれにも該当する者(・大学入学資格を有する者、・1年以上の就業経験を有する者、・群馬県内に住所を有する者又は群馬県内に就農を希望する者)   (2)は群馬県内で本格的に農業を志す者

埼玉県

  • 埼玉県農業大学校
  • 概要:1年間の修業期間で、有機農業の基本的な技術及び経営手法を学習。
    また、農業経営に直結する経営分析、経営設計等に関する技術についても習得を図る。
  • 要件:同校在学生かつ短期農業科有機農業専攻コースの者

神奈川県

  • 一般社団法人次代の農と食をつくる会
  • 概要:生産技術の支援に始まり、流通構築、加工、販路拡大、認証取得のアドバイス、また当事者間の合意形成のための場づくりなど生産者を応援する事業を展開。
  • 要件:有機農業に携わる者
  • Natural Farmers' College厚木校
  • 概要:農薬、化学肥料、除草剤を一切使わない、自然農法、自然栽培、有機農業を学ぶ。
  • 要件:有機農業に興味のある者
  • はたけの学校テラこや
  • 概要:土壌、植物生理、病害虫等に関する動画講義、質問会、畑体験講座で体系的に有機農業を学ぶことができるほか、全国に出張しての栽培指導も可能。100人以上の卒業生と10人以上の就農実績あり。
  • 要件:有機農法に取り組みたい者で、研修を希望する者

長野県

  • 松川町
  • 概要:「松川町」・「松川町ゆうきの里を育てよう連絡協議会」・「農業委員会」では、(財)自然農法国際研究開発センターに講師をお願いし、栽培研修会を実施。学校や保育園の給食に提供するお米、お野菜(じゃがいも、にんじん、長ネギ、たまねぎ)の栽培研修を実施している。
  • 要件:有機農業に興味のある者
  • 自然農法国際研究開発センター
  • 概要:オンライン講座(一つの会場に集まっての聴講、あるいは各ご自宅等での聴講)、出張講座、来場講座(来場講義及び見学:20名程度まで)、年間を通した現地指導の受託(自治体 等)

    静岡県

    • MOA自然農法文化事業団
    • 概要:自然農法普及員が、土づくり、病害対策などの講座を開講。
      希望レベルに応じて講座を実施するほか、出張での有機農業栽培技術指導を実施。
    • 要件:有機農業に興味のある者、取り組んでいる者
    • 自然農法大学校
    • 概要:有機農業の農業者、農業技術者を志す方向けに、自然農法の先進的研究を展開する研究農場で、農学博士をはじめ豊富な経験とノウハウをもつ講師陣が指導を実施。
    • 要件:高校卒業以上の者

    環境保全型農業関連予算について

    • 令和7年度予算概算決定
    • 農業環境対策課予算(PDF : 3,578KB)
    • 令和6年度予算概算決定
    • 環境保全型農業直接支払交付金(PDF : 479KB)
    • 有機農業の推進に係る予算(PDF : 2,341KB)
    • 令和5年度予算概算決定
    • 環境保全型農業直接支払交付金(PDF : 488KB)
    • 有機農業の推進に係る予算(PDF : 2,073KB)
    • 令和4年度予算概算決定
    • 環境保全型農業直接支払交付金(PDF : 496KB)
    • 有機農業の推進に係る予算(PDF : 2,343KB)
    • 令和3年度予算概算決定
    • 環境保全型農業直接支払交付金(PDF : 277KB)
    • 有機農業の推進に係る予算(PDF : 1,401KB)
    • 令和2年度予算概算決定
    • 環境保全型農業直接支払交付金(PDF : 631KB)
    • 有機農業の推進に係る予算(PDF : 1,853KB)
    • 平成31年度予算概算決定
    • 環境保全型農業直接支払交付金(PDF : 318KB)
    • 有機農業の推進に係る予算(PDF : 638KB)

    環境保全型農業直接支払交付金(農林水産省HPへリンク)

    交付金のご紹介

    環境保全型農業直接支払交付金取組の手引き

    関係通知

    環境保全型農業直接支払交付金にかかる各種様式 

    参考資料

    交付金の実施状況 

      有機農業の推進について

         平成18年12月に制定された「有機農業の推進に関する法律」に基づき、農林水産省では平成19年4月末に「有機農業の推進に関する基本的な方針」を策定しました。基本方針は、有機農業に関する技術の開発・普及、消費者の理解と関心の増進等、農業者が有機農業に取り組むに当たっての条件整備に重点を置いて定めており、今後、有機農業者やその他の関係者の協力を得つつ、地方公共団体とも連携して施策を進めていくこととしています。

         有機農業とは、1.化学的に合成された肥料や農薬を使用しないこと、2.遺伝子組み換え技術を使用しないことを基本として農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する農業生産の方法です。

         なお、生産した農作物について「有機農産物」等と表示する場合には、別途、有機JASの認定を取得する必要がありますのでご注意下さい。 

      未来につながる持続可能な農業推進コンクール

         農林水産省は、持続可能な農業の確立を目指し意欲的に経営や技術の改善等に取り組んでいる農業者等を表彰する「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」を実施しています。(平成30年度~令和5年度の表彰事例はこちら。)


      大臣賞、農産局長賞及び畜産局長賞

         関東農政局長賞・特別賞

      <令和6年度受賞者>
      【GAP部門】
      関東農政局長賞
        首都圏アグリファーム株式会社(取組概要(PDF : 674KB)
      首都圏アグリファーム株式会社

      <令和5年度受賞者>
      【GAP部門】
      関東農政局長賞                                                         特別賞
        株式会社井出トマト農園(取組概要(PDF : 266KB))   群馬県立勢多農林高等学校(取組概要(PDF : 793KB)
      株式会社井出トマト農園                   群馬県立勢多農林高等学校

      【有機農業・環境保全型農業部門】
      関東農政局長賞
        茨城県常陸大宮市(取組概要(PDF : 304KB)
      茨城県常陸大宮市

      <令和4年度受賞者>
      【GAP部門】
      関東農政局長賞                                                        特別賞
        茨城県立真壁高等学校(取組概要(PDF : 306KB))    長野県富士見高等学校(取組概要(PDF : 229KB)
      真壁高校                 富士見高等

      【有機農業・環境保全型農業部門】
      関東農政局長賞                                                        特別賞
        恵泉女学園大学(取組概要(PDF : 193KB))             工藤  陽輔((取組概要(PDF : 303KB)
      恵泉女学園大学                 工藤陽輔

      <令和3年度受賞者>
      【有機農業・環境保全型農業部門】
      関東農政局長賞
        株式会社いかす(取組概要(PDF : 195KB))堀込農園 堀込 理(取組概要(PDF : 184KB)
               

        株式会社Wakka Agri(取組概要(PDF : 187KB)

       

      <令和2年度受賞者>
      【有機農業・環境保全型農業部門】
      関東農政局長賞

        特定非営利活動法人民間稲作研究所(取組概要(PDF : 266KB))   株式会社  花野果(取組概要(PDF : 415KB)
                                                                                            
      【GAP部門】
      関東農政局長賞

        鈴木  直政(取組概要(PDF : 360KB)



      <令和元年度受賞者>
      【有機農業・環境保全型農業部門】
      関東農政局長賞
       定方農園(取組概要(PDF : 399KB)
       

      <平成30年度受賞者>
      関東農政局長賞
      【有機農業・環境保全型農業部門】
        株式会社プレマ(取組概要(PDF : 462KB))              遠藤ファーム(取組概要(PDF : 467KB)
      株式会社プレマ写真                  遠藤ファーム写真

        Three little birds(取組概要(PDF : 491KB)
      スリーリトルバーズ写真

      【GAP部門】株式会社むぎわらぼうし(写真中央左、取組概要(PDF : 368KB)
      【有機農業・環境保全型農業部門】河西穂高氏(写真中央右、取組概要(PDF : 400KB)

      むぎわらぼうし及び河西穂高氏写真


      関連制度等(参考情報)

      関連法令等(参考情報)

      過年度事業の評価

      令和6年度 評価結果
      令和2年度持続的生産強化対策事業のうちオーガニックビジネス実践拠点づくり事業(PDF : 141KB)

      令和5年度 評価結果
           令和元年度持続的生産強化対策事業のうちオーガニックビジネス実践拠点づくり事業(PDF : 125KB)
           令和2年度持続的生産強化対策事業のうち有機農業推進体制整備交付金(PDF : 70KB)

      令和4年度 評価結果
           平成28年度オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業のうちオーガニックビジネス実践拠点づくり事業(PDF : 476KB)
           令和3年度持続的生産強化対策事業のうち有機農業推進体制整備交付金(PDF : 94KB)

      令和3年度 評価結果
           平成25・26年度産地活性化総合対策事業のうち産地収益力向上支援事業(有機農業供給力拡大地区推進事業)(PDF : 57KB)
           平成26年度産地活性化総合対策事業のうち産地収益力向上支援事業(有機農業供給力拡大地区推進事業)(PDF : 59KB)
           平成28年度オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業のうち地区推進事業(PDF : 56KB)
           平成28年度農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうち農畜産物の国際的に通用する認証取得の拡大事業(国際水準認証取得支援事業(有機JAS認証取得支援事業))(PDF : 66KB)
           平成29年度オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業のうち地区推進事業(PDF : 67KB)
           令和2年度持続的生産強化対策事業のうち有機農業新規参入者技術習得等支援事業(有機農地集約化試行支援事業)(PDF : 63KB)

          
      令和2年度持続的生産強化対策事業のうち有機農業推進体制整備交付金(PDF : 82KB)

      令和2年度 評価結果
           平成22年度産地収益力向上支援事業のうち有機農業推進事業(PDF : 60KB)
           平成23年度産地活性化総合対策事業のうち有機農業地区推進事業(PDF : 61KB)
           平成25年度産地活性化総合対策事業のうち有機農業供給力拡大地区推進事業(PDF : 55KB)
           平成28年度オーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業のうち地区推進事業(PDF : 70KB)

      令和元年度 評価結果
           平成25、26年度産地活性化総合対策事業のうち有機農業供給力拡大地区推進事業(PDF : 89KB) 
           平成27年度産地リスク軽減技術総合対策事業のうち有機農業拡大地区推進事業(PDF : 112KB) 

      平成30年度 評価結果
           平成22年度産地収益力向上支援事業のうち有機農業推進事業(PDF : 693KB)
           平成23年度産地活性化総合対策事業のうち有機農業地区推進事業(PDF : 310KB)


      平成28年度 評価結果
           平成22年度産地収益力向上支援事業のうち有機農業推進事業(PDF : 87KB)

           平成23年度産地活性化総合対策事業(産地収益力向上支援事業)のうち有機農業地区推進事業(PDF : 55KB)

      お問合せ先

      生産部環境・技術課
      ダイヤルイン:048-740-5265

      PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
      Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

      Get Adobe Reader