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農林水産政策研究所

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令和4年度

「農林水産物、食品の安全性の確保・危機管理に関する研究」(選考採用:採用実績あり)
わが国の農林水産物および食品は国内外の消費者からその安全性や品質に関し評価を得ていると考えられるものの、これらに関連する事件事故は後を絶たず、その減少に向けた取組や危機管理対応が課題である。このため、生産・加工・流通の各部門における安全性の確保に関する実態や対応策について検証するとともに、危機管理対応や追跡可能性など食品事故による影響を最小限にとどめる手法などに関する研究等を行う。
「青果物サプライチェーンにおける安定的供給体制の構築に関する研究」(選考採用:採用実績あり)
わが国の食料消費は、高齢化の進行や人口減少に伴い量的な減少局面を迎えており、食の外部化等の消費行動の変化を踏まえた供給体制を構築する必要がある。一方で、新型コロナウィルスの感染拡大を契機に内食や国産食材への関心は高まっており、なかでも消費者の鮮度志向の高い野菜や果実については需要拡大が見込まれるなど、これら青果物のサプライチェーンにおける安定的供給が重要になる。わが国の農業総産出額において、青果物(野菜、果実)は米を凌駕し、畜産物と並ぶ産出額の重要品目であり、青果物サプライチェーンにおける実態と課題を整理するとともに、安定的供給体制の構築に向けた分析等を行う。
「地域農業及び都市農業の経営の持続性に関する研究」(選考採用:採用実績あり)
農村での人口減少と高齢化が加速する中、地域農業においては経営体が円滑に次世代へ経営を継承し、持続的な農業経営を展開していくことが求められる。一方、都市近郊の農業においては、都市機能としての農業及び農地の重要性がますます高まっており、都市住民の多様なニーズに応える農業経営が求められている。このため、地域農業だけでなく都市農業や農業経営に関する高度な知識と十分な経験をもとにして農村地域及び都市地域における農業経営に関する課題を整理し、環境への配慮も含めた将来にわたる持続的な農業経営の在り方について、定量的な分析等を行う。
「農業分野におけるEBPM促進のための手法及び課題に関する研究」(選考採用:採用実績あり)
農業分野においてもエビデンスに基づく政策立案(EBPM)という概念が浸透しつつあり、対象とする政策が各種アウトカムに与える因果関係について各種手法において推計するともに、それらを適用するための課題について研究を行う。
「食料の安定的な供給体制の構築に関する研究」(選考採用:採用実績あり)
主要農産物、食料品の需給および価格動向とともに消費者の購買行動分析、飲食店等食料関産産業の動向分析により、新型コロナウイルス感染症の食料供給体制に与える中長期的な影響を多面的にあきらかにし、安定的な食料供給体制の構築に必要なフードシステムの方向性、食料安全保障のあり方を検討する。
「地域農業・農村社会の構造変化を踏まえた農業経営の改善・農村コミュニティの維持・活性化に関する研究」(選考採用:採用実績あり)
農業における生産性分析により、環境配慮型農業生産が農業生産性に与える影響を定量的に把握するとともに、農村コミュニティに与える影響などの社会的な側面への影響についても定量的な評価分析を行い、SDGsに対応しかつ環境と共存した農業及び地域社会のあり方や取組方策について検討する。

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企画広報室広報資料課

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