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農林水産政策研究所

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ナッジ等を活用した気候変動への対応等環境政策の推進に関する研究「フィールド実験を通じた農業者等の地球温暖化適応行動・温室効果ガス削減行動を促進するための政策措置に関する研究」(連携研究スキームによる研究)

1.研究の背景

  農業環境分野においては、気候変動への対応、生物多様性の保全、バイオマスの利活用等を目的として様々な政策が講じられているが、農業環境に関する研究や政策評価の多くは、農地や消費者行動の観察データ(過去データ)を利用し、政策や制度がもたらす効果の事後分析が中心であった。しかしながら、観察データによる分析は、政策の効果(因果関係)を厳密に分析することができない上、これまで実施されたことがない新たな政策の効果を把握することが難しい。そうした中、政策評価、政策研究の新たな手法として、前向きアプローチの実験的手法が注目されている。

  農林水産政策研究所では、G20首席農業研究官会合におけるコミュニケ(社会実験的アプローチの推進)も踏まえ、農業者等が地球温暖化適応行動・温室効果ガス削減行動をとるためのインセンティブやボトルネックを調査の上、フィールド実験を通じて、ナッジを含む行動介入や政策措置の行動変容の程度を把握し、エビデンスに基づく政策措置についての研究を行う。

2.研究内容

  農業者が地球温暖化適応行動・温室効果ガス削減行動をとるためのインセンティブやボトルネックを調査の上、農業者や消費者を対象としたフィールド実験を実施する。ナッジを含む行動介入や政策措置による行動変容の程度を計測し、地球温暖化適応行動・温室効果ガス削減行動を促進するための政策措置について、エビデンスに基づき検討する。

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