このページの本文へ移動

農林水産政策研究所

メニュー

国際的な食料供給リスクが我が国のフードシステムに与える影響に関する研究(連携研究スキームによる研究)

1. 研究の背景

  食料品をめぐる国際環境はコロナショック・ウクライナ問題をはじめ不安定さを増しつつあり、肥飼料や輸入穀物価格の急騰など様々なリスクが発生する状況となってきている。長期的に見れば、現在生じているパンデミックや地政学的なリスクだけでなく、気候変動やエネルギー供給など様々な食品供給の不安定化要因が顕在化してくる可能性が高い。

  こうした状況下にあって、安定的な食料供給を行うためには、リスクが発生した場合の国内食品供給に対する影響について精査し、危機対応のための政策立案のための一助とすることが必要である。影響の評価にあたっては、我が国フードシステムには多様な主体が参加していることもあり、どのような人・場所にどのような形で影響が波及していくのか、主体の多様性を考慮しながら分析することが求められる。

2. 研究内容

  食品価格高騰についてPOSデータ・MHSデータ・総務省家計調査等のデータの解析からどのような形で影響が出ているのか統計的に検証する。こうした価格変化のプロセスについて小売・消費者等のフードシステム参加者がどのような対応を取っているのか、背景にある行動メカニズムを注視しながら検証する。

お問合せ先

企画広報室広報資料課

ダイヤルイン:03-6737-9012