農林水産政策研究叢書 第6号
野菜作農業の展開過程―産地形成から再編へ― |
香月 敏孝 著 |
目次
序文
序章 わが国における野菜作の展開と分析課題
1. |
わが国における野菜作の展開と需給動向-年代区分を中心に- |
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(1)野菜生産をめぐる年代区分 |
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(2)1980年代半ばを画期とする変化 |
2. |
野菜問題に関する研究成果と本稿の課題 |
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(1)野菜問題に関する研究動向 |
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(2)本稿の課題と構成 |
第1部 野菜作立地の展開過程 ―戦前期から1980年代中期まで―
第1章 立地論と野菜作 ―予備的考察―
1. |
農業立地論の検討 |
2. |
立地因子による立地の決定および変動の検討 |
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(1)圏域の形成条件 |
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(2)圏域を形成しない場合 |
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(3)流通の広域化 |
第2章 都市近郊における野菜作の展開
1. |
昭和戦前期 |
2. |
戦後期 ―1960年代まで― |
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(1)経済地帯別分析 |
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(2)立地変動要因 |
第3章 野菜生産・流通の広域化
1. |
市場からみた流通の広域化 |
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(1)野菜供給の周年化 |
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(2)産地の遠隔化 |
2. |
産地形成の動向と市場対応 |
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(1)高知県における施設園芸作の展開 |
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(2)長野県における高冷地レタス作の展開 |
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(3)北海道におけるたまねぎ作の展開 |
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(4)「近郊」重量野菜産地の形成過程 ―茨城県はくさい産地の事例― |
第4章 地域からみた野菜作立地の展開―九州を事例として―
1. |
九州における野菜の移出入状況 |
2. |
域外市場出荷の展開 |
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(1)施設園芸作 |
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(2)露地野菜作 |
結語―立地変動要因をめぐる論点整理― |
第2部 野菜作経営の展開と位置づけ ―農業センサス分析―
第1章 園芸作を中心とした農業経営組織の動向―農業労働投下規模区分による接近―
はじめに |
1. |
労働投下規模区分について ―2000年分析にあたって― |
2. |
農業労慟投下規模からみた農業経営組織の動向 |
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(1)販売金額規模と農業労働投下規模 |
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(2)農業経営組織の動向 |
3. |
農業労働投下規模からみた農業経営資源・経営成果 |
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(1)耕地等の経営資源の保有状況と経営成果 |
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(2)農業の担い手をめぐる状況 |
4. |
施設園芸作の停滞と農地利用の変化 |
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(1)施設園芸作の停滞 |
|
(2)施設園芸作農家の農地利用の変化 |
おわりに |
第2章 野菜作の展開と生産構造
はじめに |
1. |
野菜生産状況の変化 ―地域および規模階層変動を中心に― |
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(1)露地野菜作 |
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(2)施設野菜作 |
2. |
野菜作の担い手をめぐる状況 |
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(1)家族労働力の変化 |
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(2)雇用労働の状況 |
おわりに |
第3部 野菜産地再編と支援組織
第1章 1980年代以降の野菜作の展開と担い手をめぐる状況
はじめに |
1. |
担い手をめぐる状況の変化 |
2. |
担い手支援策の動向 |
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(1)大量育苗システムの導入と普及 |
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(2)メカトロニクス時代の機械選別 |
3. |
地域別野菜作の展開 |
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(1)暖地型施設野菜作の九州への集中 |
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(2)露地野菜作の「北進」-中山間地城振興との関連で― |
おわりに |
第2章 果菜産地の産地再編 ―事例からみた産地支援策―
はじめに |
1. |
果菜産地の展開過程 |
|
(1)対象産地 |
|
(2)産地の展開 |
2. |
果菜産地の再編 ―担い手の減少と産地支援への取り組み― |
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(1)産地再編の背景―担い手の減少・高齢化― |
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(2)産地再編の効果―収益性との関連で― |
おわりに |
第3章 輸入急増下における野菜産地再編と支援策 ―ねぎ産地の事例分析―
はじめに |
1. |
ねぎ生産の位置づけ |
2. |
ねぎ輸入急増の影響 |
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(1)需要関数による卸売価格の計測とシミュレーション結果 |
|
(2)生産者所得に与えた影響 |
3. |
ねぎ産地再編の方向 |
|
(1)対象産地 |
|
(2)産地再編の方向 |
|
(3)取り組みの成果をめぐって |
おわりに |
終章 野菜作農業の課題をめぐって ―まとめと残された課題―
1. |
野菜作農業の特徴 ―商品特性と経営的特徴― |
2. |
各章の論点整理 |
3. |
まとめと残された分析課題 |
引用・参考文献
図および表一覧
あとがき
お問合せ先
企画広報室広報資料課
ダイヤルイン:03-6737-9012
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