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農林水産政策研究所

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農林水産政策研究所ニュース No.349(2025年4月2日発行)

目次

研究成果紹介 : 稲作における有機栽培及び特別栽培の収益構造 ―『営農類型別経営統計(個別経営)』個票を用いて― 日田アトム「農林水産政策研究」早期公開2025-1


環境保全型農業には、有機栽培のほか、特別栽培があることをご存知でしょうか。
有機栽培は原則、化学肥料及び農薬を使用しません。
これに対し、特別栽培は農薬の使用回数と化学肥料の窒素成分量を従来の栽培方法より50%以下で生産したものになります。
環境保全型農業の取り組みを拡大するには、生産者にとって高い収益が見込まれることが重要です。
当研究所では、農林水産省の統計データ(『営農類型別経営統計(個別経営)』)を用い、稲作における有機栽培、特別栽培、慣行栽培(農薬や化学肥料を使用する従来型の栽培)を比較して、これらに取り組む経営体の収益構造を分析しました。
その際、経営規模別(小規模/大規模)、地域別(北日本/南日本)にも検証し、経営規模や地域により状況が異なることも明らかにしました。

稲作における有機栽培及び特別栽培の収益構造 ―『営農類型別経営統計(個別経営)』個票を用いて― 日田アトム
https://primaff.repo.nii.ac.jp/records/2000103
「農林水産政策研究」早期公開2025-1

*「早期公開」とは、学術論文をより早く読者に届けるシステムで、査読を通過した論文を、冊子の発行を待たずにオンラインで公開するものです。


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