2028年における世界の食料需給見通し―「世界食料需給モデル」による予測結果― の公表及び予測結果説明会の開催について
プレスリリース
農林水産省
農林水産省は、農林水産政策研究所が開発した「世界食料需給モデル」を用い、2028年における世界の食料需給見通しに関する予測結果を取りまとめました。
また、平成31年3月5日(火曜日)に農林水産政策研究所セミナー室において、本予測結果に関する説明会を開催します。
説明会は公開ですが、カメラ撮影は冒頭のみ可能です。
予測結果の概要
穀物及び大豆の国際価格は今後もほぼ横ばいで推移
食料輸入国である日本の食料の安定供給は、世界の食料需給に大きく依存しており、世界の食料需給について、自らの分析に基づく将来見通しを持つことは、我が国の食料安全保障政策の重要な基礎となります。このため、農林水産政策研究所においては、自ら開発した「世界食料需給モデル」を用いて、2008年度から毎年、10年後の世界の食料需給見通しを策定・公表しています。
今回は、2016年(2015~2017年の3か年平均)を基準年として2028年における世界の食料需給見通しを行いました。
世界の経済成長は今後、より緩やかに成長し、総人口が継続的に増加する中で、穀物及び大豆の需要と供給はほぼ拮抗し、これらの国際価格(実質価格)は、ほぼ横ばいの推移となる予測結果となりました。

図 主要穀物及び大豆の国際価格
小麦、とうもろこし、大豆の名目価格は、米国の消費者物価指数(CPI)、米はタイのCPIを基に算定。
予測結果の公表
予測結果は、農林水産政策研究所Webサイトを御覧ください。
URL:https://www.maff.go.jp/primaff/seika/jyukyu.html
予測結果に関する説明会の開催
予測結果に関する説明会(研究成果報告会)を以下のとおり開催します。
日時:平成31年3月5日(火曜日) 14時00分~15時30分
会場:農林水産政策研究所 セミナー室
所在地:東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎第4号館9階
演題:「世界の食料需給の動向と中長期的な見通し-世界食料需給モデルによる2028年の世界食料需給の見通し」
開催内容については、以下のURLを御確認ください。
URL:https://www.maff.go.jp/primaff/koho/seminar/2018/20190305.html
報道関係者の皆様へ
参加を希望される方は、3月5日(火曜日)午前中までにお電話にて御連絡ください。
お問合せ先
農林水産政策研究所
担当者:高橋、池川
代表:03-6737-9000(内線:441)
ダイヤルイン:03-6737-9080
FAX番号:03-6737-9600