セミナー「アフリカ農業・食料事情:現状と課題」
報告内容
近年、経済成長の著しいアフリカ諸国による穀物輸入の増大は、世界の食料輸入国との間での競合を引き起こすという可能性が指摘されています。日本はアフリカの食料需給動向の把握のための農業統計資料整備のほか、ケニアにおける稲作開発、農家のマーケティング戦略開発などにおいて貢献をしてきています。今後も日本のアフリカにおけるプレゼンス向上のために関係強化が望まれます。しかし、アフリカの農業生産・農家経営の実態に関する情報は不十分です。「主要国農業戦略」プロジェクトでは、アフリカにおける主要農産物の需給動向などについて最新の動向を把握することが目的とされています。
本セミナーでは、ケニア最大の稲作地域における農業研究所所長として、ケニア産米の生産・流通・輸出入及び稲作関連政策について広範な知見を有するワンジョグ氏と、大学においてコメの新たな生産方法や販路の開拓、地域の食料状況などの研究を実施しているカレイシ氏を講師として招き、農業経営や技術普及、政府・国際機関が進める商業的農業開発等について、御報告いただきます。また、東アフリカ農村部(米生産地)における調査を実施した聖心女子大学の石井氏及びアフリカ農業開発における日本の取組等に詳しいJIRCASの古家氏より、報告の解説・コメントをいただく予定です。
日時
平成29年10月30日(月曜日)15時00分~17時20分(14時30分受付開始)
場所
農林水産政策研究所 セミナー室
プログラム
(1)ケニアの食料生産政策の現状と課題:コメの需給、輸入動向を中心に(仮題) | |
ワンジョグ・ラファエル 氏(ケニア ムエア灌漑農業開発センター) | |
(2)ケニアの国家灌漑事業区におけるコメの生産、国内流通の実態(仮題) | |
カレイシ・モセス 氏(ケニア ジョモケニヤッタ農工大学) | |
コメンテーター: | 石井 洋子 氏(聖心女子大学) 古家 淳 氏(JIRCAS:国際農林水産業研究センター) |
お申し込み
参加を希望される方は、10月26日(木曜日)までにFAX又はお申し込みフォームにて、お名前(ふりがな)、所属、連絡先(電話番号またはメールアドレス)を御連絡ください。
注)定員(100名)に達した場合には締め切らせていただくことがございます。
お申し込みを受け付けた場合、特に御連絡はいたしません。お断りする時のみ御連絡いたしますので、あらかじめ御承知おきください。
その他
- 逐次通訳
- 中央合同庁舎第4号館を訪問される際は、正面玄関にて受付手続が必要なため、身分証明書(免許証、社員証など)をお持ちください。
参加に当たっての注意事項
参加に当たっては次の留意事項を厳守してください。お守りいただけない場合は参加をお断りすることがあります。
- 会場以外の場所に立ち入らないこと。
- 携帯電話等の電源は必ず切ること。
- 静粛を旨とし、担当職員の指示に従うこと。
お問合せ先
企画広報室広報資料課
ダイヤルイン:03-6737-9012