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農林水産政策研究所

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研究成果報告会「農村地域内外の企業やNPO等との連携による持続性の高い生物多様性保全活動に関する分析及び政策支援のあり方に関する研究」

日時

平成30年3月2日(金曜日)13時30分~16時30分(13時00分受付開始)

場所

農林水産政策研究所 セミナー室

東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎第4号館9階

報告者

武内 和彦 氏(国際連合大学 上級客員教授)
栗山 浩一 氏(国立大学法人 京都大学農学研究科 教授)
矢部 光保 氏(国立大学法人 九州大学大学院農学研究院 教授)

報告内容

(1) 農村地域内外の多様な主体の連携による生物多様性の保全・活用活動のモニタニング・評価手法の開発
  武内 和彦 氏(国際連合大学 上級客員教授)
 
  農村地域の高齢化や人口減少が進む中、生物多様性を保全すると同時に、その活動を農産物の付加価値の向上に持続的に活用することで、地域を活性化させる取組が注目されています。本報告会では、農村地域内外の多様な主体の重層的な連携に基づく自然資本の共同管理を通じた生物多様性の保全・活用の仕組みづくり、保全・活用活動に関する生態的、社会的、経済的効果を定量的、定性的に評価する手法、成果を重視した定期的なモニタリングと総合的な評価手法の開発についての研究成果を御報告いただきます。
 
(2) 農山村地域における生物多様性保全活動の価値評価および企業やNPO等との連携による経済効果の分析手法開発に関する研究
  栗山 浩一 氏(国立大学法人 京都大学農学研究科 教授)
 
  農林水産業は、生産活動を通して多様な生物の生息場所を提供することで、生物多様性と密接な関わりをもっています。しかし、過疎・高齢化などにより農林漁業者が生物多様性の保全を維持することが困難になりつつあります。本報告会では、農山漁村地域における生物多様性保全活動によって得られる自然資本としての価値を評価する手法の開発と、農山漁村地域が企業やNPO等と連携して生物多様性保全活動に取り組むことの経済効果の分析に関する研究成果を御報告いただきます。
 
(3) PDCAサイクルと多様な主体の参画・連携による生物多様性保全活動促進のための政策的支援に関する研究
  矢部 光保 氏(国立大学法人 九州大学大学院農学研究院 教授)
 
  環境保全型農業の実施が、生物多様性の保全や向上に繋がることが明らかとなっており、農林水産省生物多様性戦略においても、生物多様性をより重視した農林水産業と、それを支える農山漁村の更なる活性化を求めています。本報告会では、農村地域内外の多様な主体の協働のもとで行われている環境保全型農業を通じて、生物多様性保全が図られている事例の調査結果及びPDCAサイクルの視点から国内外の取組事例や支援策を、経済的支援・非経済的支援・融合的支援に分類整理した内容等について御報告いただきます。

お申し込み

参加を希望される方は、2月28日(水曜日)までにFAX又はお申し込みフォームにて、お名前(ふりがな)、所属、連絡先(電話番号又はメールアドレス)を御連絡ください。

注)定員(70名)に達した場合には締め切らせていただくことがございます。
お申し込みを受け付けた場合、特に御連絡はいたしません。お断りする時のみ御連絡いたしますので、あらかじめ御承知おきください。

その他

中央合同庁舎第4号館を訪問される際は、正面玄関にて受付手続が必要なため、身分証明書(免許証、社員証など)をお持ちください。

参加に当たっての注意事項

参加に当たっては次の留意事項を厳守してください。お守りいただけない場合は参加をお断りすることがあります。

  • 会場以外の場所に立ち入らないこと。
  • 携帯電話等の電源は必ず切ること。
  • 静粛を旨とし、担当職員の指示に従うこと。

お問合せ先

企画広報室広報資料課

ダイヤルイン:03-6737-9012
FAX番号:03-6737-9600