セミナー・研究成果報告会「生態系サービス評価の最前線」
日時
諸般の事情により延期となりました。日程は改めてホームページでお知らせします。(2月25日追記)
令和2年3月4日(水曜日)13時30分~17時00分(13時00分受付開始)
場所
農林水産政策研究所 セミナー室
報告者及び報告内容
1. | 成果報告(13時30分~15時00分) |
佐藤 真行 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授) 「研究プロジェクト全体像の説明」 |
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林 岳(農林水産政策研究所企画広報室 企画科長) 「生態系評価の国際的動向と生態系勘定」 世界各国で行われている生態系・生態系サービス評価について、報告者が参加した生態系勘定の国際会議での議論概要を中心に紹介する。特に国・地域レベルでの生態系サービスの経済評価について、どのような手法が適用され、どのような点が論点になっているのかを明らかにする。 |
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佐藤 真行 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授) 「生態系サービス評価における時間割引」 生態系ストックは将来にわたってほぼ永続的にサービスを提供することが期待される。そうした通時的な生態系サービスを現在時点において評価するためには、割引現在価値を求める必要がある。ここでは特に、生態系サービスの時間割引率について議論する。 |
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國井 大輔(農林水産政策研究所 主任研究官) 「空間情報を考慮した生態系サービス受益者の推計手法の検討」 より現実に即した生態系サービスの評価を行うため、標高データ等の空間情報をもとに生態系サービスの受益範囲を設定し、森林生態系からの洪水防止サービス及び水源涵養サービスの受益者数推計手法の検討結果について報告する。 |
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田畑 智博 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授) 「気候変動対策としての太陽光発電と森林の喪失」 気候変動対策として、太陽光発電の利用は極めて重要である。一方で、森林を伐採して事業用太陽光発電所が設置されている事例がある。報告者は、事業用太陽光発電所が設置されることによる森林等の自然生態系の喪失面積を算出し、これが生態系サービスの観点から見てどのようなインパクトをもつのかを明らかにする。 |
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2. | パネルディスカッション(15時15分~16時15分) |
生態系サービスの評価に関して、得られた評価結果はどのように政策に活用できるのか、政策活用へのニーズや課題を抽出し、さらに農地生態系の評価などへの適用可能性を議論する。 | |
パネラー:佐藤 真行 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授) | |
:山口 臨太郎 氏(国立環境研究所 主任研究員) | |
:田畑 智博 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授) | |
:國井 大輔 (農林水産政策研究所 主任研究官) | |
:藤田 道男 氏(環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性主流化室 室長補佐) |
お申し込み
参加を希望される方は、2月28日(金曜日)までにお申し込みフォーム又はFAXにて、お名前(ふりがな)、所属、連絡先(電話番号又はメールアドレス)を御連絡ください。
注)定員(100名)に達した場合には締め切らせていただくことがございます。
お申し込みを受け付けた場合、特に御連絡はいたしません。お断りする時のみ御連絡いたしますので、あらかじめ御承知おきください。
その他
- 中央合同庁舎第4号館を訪問される際は、正面玄関にて受付手続が必要なため、身分証明書(運転免許証、社員証、健康保険証など)をお持ちください。
- 喫煙をされる方は屋外南門付近の喫煙所を御利用ください。
参加に当たっての注意事項
参加に当たっては次の留意事項を厳守してください。お守りいただけない場合は参加をお断りすることがあります。
- 会場以外の場所に立ち入らないこと。
- 携帯電話等の電源は必ず切ること。
- 静粛を旨とし、担当職員の指示に従うこと。
お問合せ先
企画広報室広報資料課
ダイヤルイン:03-6737-9012