国産麦を使用した地域ブランド化が拡大傾向
長い間、(1)国産小麦は、主に外国産小麦に増量材としてブレンドして使用され、(2)国産大麦は、主に押麦として米に混ぜて使用されてきました。(両麦とも地域ブランド化の余地なし)
しかし、近年、小麦でも大麦でも高品質な新品種が導入されてきました。また、小麦では小ロットでの製粉を可能にする技術が普及し、大麦では健康志向を受けた粉食等の導入により用途が多様化してきており、各地で国産麦を使用した地域ブランド化の動きが出てきました。
ただし、需要の拡大等に結びついている例はあるものの、生産者利益の拡大という意味での高付加価値化まで実現できた例はまだ多くなく、今後、生産者の所得向上の観点からは、どのような課題を克服すれば高付加価値化を実現できるのか解明していく必要があります。
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資料:農林水産政策研究所調べ. | |
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