4. 環境への配慮 【神流川沿岸農業水利事業とは?】
事業を実施するにあたっては、この地域の持つ社会環境、自然環境、歴史文化・景観などを十分に調査・検討し、「環境配慮基本構想」を策定しています。この指針をもとに実際の施設や設備に様々な環境に配慮した取り組みを行っています。
特に、藤岡市の用水路周辺部に藤岡市指定の天然記念物であるヤリタナゴが生息しているなど、豊かな自然に恵まれた地域であることから、事業の実施にあたっては、地域住民の方々と一体となって関係者や専門家等の意見を反映しながら環境との調和に配慮した事業をおこなっています。
また、金色の龍が現れて通った跡に堀を開いてできた九郷(くごう)用水路の伝説から、この金の龍「かんなクン」をイメージキャラクターとして様々なイベントや広報活動を行っています。
イメージキャラクター 「かんなクン」
住民参加を取り入れた環境配慮の試み
『羽根倉池ワークショップ』開催
羽根倉池(はねくらいけ)は神川町の新里にある大正時代に造られた農業用ため池で、古くから田、畑へのかんがいに利用されてきました。国営神流川沿岸土地改良事業によりファームポンド(水量調整池)として整備されることとなり、池の整備にあたり、地域のまちづくりに少しでも役立つような環境資源としてのより良い整備を目指し、地域住民から広くアイデアを求めていくことを目的として「ワークショップ」を行っていました。全4回の「ワークショップ」をへて、羽根倉池の整備イメージをとりまとめました。
旧羽根倉池
ワークショップの様子
ワークショップだより
- 「第1回」ワークショップだより(PDF : 428KB)
- 「第2回」ワークショップだより(PDF : 760KB)
- 「第3回」ワークショップだより(PDF : 1,036KB)
- 「第4回」ワークショップだより(PDF : 2,200KB)
「ワークショップによる羽根倉池の完成イメージ図」
羽根倉池改修後
羽根倉池改修後
人工浮島の設置
羽根倉池にはヨシ原があり、ここには希少鳥類であり、埼玉県のレッドデータブックに記載されているバンの繁殖地となっていました。羽根倉池周りの遊歩道の建設によりヨシ原が消失することから、代替措置として人工浮島を設置しました。
バン人工浮島
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お問合せ先
農村振興部設計課
ダイヤルイン:048-740-0541