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関東農政局

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1.地域の自然

位置

   神流川沿岸地区の受益地は、埼玉県の本庄市、美里町、旧児玉町(現本庄市)、神川町、上里町、旧岡部町(現深谷市)と、群馬県南部の藤岡市の一部を含む関東平野西北の約4,000haの地域です。

   東京都心から80kmほどの位置にあり、地域内には上越新幹線、JR高崎線、JR八高線の鉄道網をはじめ、関越自動車道、国道17号線や国道254号線が走っています。首都圏と上信越・北陸方面を結ぶ要衝の位置にあるため、大消費地に直結した首都圏近郊農業地帯として恵まれた立地条件にあるといえます。


関東平野と神流川流域

地形・地質

   神流川、小山川、志戸川沿いの低地は、川に運ばれた肥沃な土壌で水田の適地でしたが、一方では、古くから洪水の脅威にさらされてきた地でもあります。

   川沿いの低地以外の多くは、台地(標高50,150m)や河岸段丘となっています。表土は関東ローム層に厚く覆われており、降った雨は地下深くに浸透していきます。そのため、本庄台地や児玉丘陵の地下水位は深く、水を利用することが困難で、古代から近世に至るまで武蔵野と呼ばれる荒れた原野が広がっていました。


本庄台地の形成・北から見た本庄台地

自然

   神流川の上流域は、清流の流れる埼玉県上武自然公園に指定されているほか、群馬県では、「身近な自然の豊かな地域」として位置づけられています。野生の動植物などが生息しており、自然環境も豊かです。

   しかし、この森林地帯では、高度成長期の開発や、近年の林業の衰退によって、荒廃が進行しています。このため水源地域の森林が持っている水源涵養機能や土砂の流出・崩壊防止機能などが損なわれ、良質な農業用水の安定的な供給と地域の保全に影響を与えることが危惧されています。


神流川上流のシオジの原生林
(写真提供:関東地方整備局河川部)

気候

   年間平均気温は約15°C前後、年間降雨量は1,190mm(熊谷市・平成17年)と、日本の平均値(約1,700mm)よりかなり少なくなっています。

   冬の空っ風と関東ローム層のそれに伴う土ぼこりなどが、気候の特徴として知られており、この地方の住居の特徴である屋敷林(樫ぐね)に囲まれた農家や民家は、これらを避けるために工夫されたものだといいます。


樫ぐね(児玉町)
 

河川

神流川

   群馬県、埼玉県の県境を流れる利根川水系の一級河川。全長87.4km、流域面積は407km2。途中、下久保(しもくぼ)ダム(昭和44年完成)に注ぎ込み、庭石として有名な三波石の産地として知られる三波川(さんばがわ)が合流し、烏川に注ぎ込みます。

 

小山川

   秩父山系を源流として、旧児玉町、美里町、本庄市、旧岡部町と北東に向かって流れ、深谷市を経て、利根川に合流する利根川水系の一級河川です。長さは36km、流域面積は204km2

 

志戸川(しどがわ)

   埼玉県美里町の山麓より那珂川、鳶ノ巣川、枌木川を合流して志戸川となり、美里町、深谷市の田園地帯を流れ、利根川の手前で小山川に合流します。長さ9.3km、流域面積49.7km2

   これらの川は一級河川ではあるものの、雨を集める流域面積が少ないという特徴を持っています。集まる水の量が少ないということは、使える水の量もおのずから限られたものになることを意味します。流域の人口が増えていくにつれ、農家は、慢性的な水不足に悩まされました。

 

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