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東北農業の歴史・歴史年表

東北地方の農業農村整備事業史 東北における農業農村整備年表

東北地方の農業農村整備事業史

旧石器時代~奈良時代

平安時代~鎌倉時代

室町時代~安土桃山時代

江戸時代

明治時代

大正時代

昭和時代

平成時代

 

水と土の恵み

東北物語(六史)

青森県/十和田湖周辺 【三本木原大地物語】

岩手県/盛岡市南部地域他 【鹿妻穴堰物語】

宮城県/栗原市築館周辺 【伊豆野堰物語】

秋田県/横手市増田町他 【平鹿堰物語】

山形県/酒田市周辺 【庄内平野物語】

福島県/郡山市周辺 【安積疏水物語】

 

航空写真

広大な平野に波打つ黄金色の稲穂

我が国は、アジアモンスーン地域に位置し、古代より稲を生産してきたところから瑞穂の国と呼ばれます。しかし、このような国土は決して一朝一夕にして造られたものではありません。歴史の中の長い営みの中で、この国のかたちができ上がってきました。そして、この豊かな国土を作ってきたのは、先人がかんがいや排水などにより、水と土に対して、たゆまぬ働きかけを行ってきたからです。

私どもは、いちいちの小さな農民のレベルにおいて、石を積み、溝をひき、井堰をつくり、土塁を版築するというこまごました土木を営んできたひとびとの末裔なのである。
さらには、灌漑と造田によって新田ができあがるたびに、社会も変わった。小さくも変わり、大きくも変わった。日本史はそういう変化の連鎖だった。
司馬遼太郎「土と石と木の詩」

例えば、このような歴史も農業土木の技術の進歩を背景としました。

十五世紀に日本で利用された新技術の中で、まず重要だったのは、沼地から排水をして田地と溜め池に分ける土地開発技術だ。この結果、田地が増え、農業生産は増大する。
他方では、溜め池で鯉や蓮を育てる。食事は多様になり栄養もよくなった。一方、山地に水を引き、農地にすることも行われた。この結果、それぞれに適した作物が植え付けられるようになり、適地適産が進んだ。…
十六世紀になると、土地の生産性が上がり、一人が耕す田畑からその家族が食べる以上のものが収穫できるようになり、農耕しないで食べていける人口が急増した。このため国人とか地侍とかいわれる在所の地主階級が、徐々に武士専業となった。今日の歴史書では「豪族」と呼ばれる人々である。
堺屋太一「日本を創った12人」

また、東北の地でもこのような夢を語るようになりました。

「じゃあ、木造のことも書くんだな。木造の事を書くんだったらね」とMさんは、少しもこだわるところもなく、「まず第一に、米の供出高を書いてもらいたいね。警察署管内の比較では、この木造署管内は、全国一だ。どうです、日本一ですよ。これは、僕たちの努力の結晶といっても、差し支え無いと思う。この辺一帯の田の、水が枯れた時に、僕は隣村へ水をもらいに行って、ついに大成功して、大トラ変じて水虎大明神という事になったのです。
…まあ、こんどは東京のあんた達にも、おいしいごはんがどっさり配給されるでしょう」たのもしい限りである。…
太宰 治 「津軽」

このように、水と土の恵みに浴して、一億二千万人もの人々が生活できるこの国ができたのです。農業土木による地域発展の歴史は、ここ東北でも数多くみることができます。この水と土の恵みを次世代に引き継ぐために、今一度、東北の農業土木の歩みを振り返ってみましょう。 


企画/東北地方農業土木歴史研究会 事務局/東北農政局整備部設計課
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