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動物検疫所

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マイクロチップの装着について

個体識別のための犬、猫へのマイクロチップの装着については、次の事項について留意の上実施してください。

マイクロチップの規格

装着するマイクロチップは、国際標準化機構(ISO)11784及び11785に適合する必要があります。既に他の規格のマイクロチップが装着されている場合でマイクロチップ番号が確認できる場合は、あらためて装着する必要はありません。ただし、この場合は犬、猫の所有者に装着されているマイクロチップに適合する読み取り機を準備するよう指導してください。
(参考情報)現在、国内ではDATAMARS社アイディール、AVID社マイクロチップII、DESTRON社ライフチップ、TROVAN社トローバンID-162、NITTOKU社スマートチップ、WATRON TECHNOLOGY社ワトロンチップのマイクロチップ(ISO規格準拠)が販売されています。

マイクロチップの装着

装着は以下の手順で行います。

  1. 読み取り機でマイクロチップが既に装着されていないか確認する。
  2. マイクロチップ装着の前に、マイクロチップ番号が正しく読み取れるか読み取り機で確認する。
  3. 使用説明書に従い、無菌的操作でマイクロチップを皮下組織に装着する。マイクロチップ装着部位は、ご使用のマイクロチップの使用説明書を参考にしてください。
  4. マイクロチップ装着の後に、マイクロチップが正しく装着されたか読み取り機で確認する。

 

日本の出入国時の検査でマイクロチップ番号の読み取りが行われますので、犬、猫の所有者に、マイクロチップ番号、動物種、品種、性別、生年月日、毛色、装着日、装着部位に関する情報を伝達しておいてください。

マイクロチップの読み取り

マイクロチップ番号の確認は、マイクロチップの装着前後のほか、狂犬病予防注射や血清検査のための採血前に行ってください。万一、脱落などにより読みとれなくなった場合には、2の手順でマイクロチップを装着してください。
読み取り機がない場合は、マイクロチップの販売会社にお問合せいただくか、(一財)生物科学安全研究所(外部リンク)が貸し出し(有料)を行っていますのでお問い合わせください。