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中国四国農政局

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    香川ぴっぴ通信 第174号 2023(令和5)年3月16日 中国四国農政局香川県拠点

    もくじ

    1【ひとこと】

    ★令和4年度上半期の食品表示等の違反に関する指導件数等について

    総括広域監視官  谷脇  成明

    消費者が食品を購入する場合、その食品の特性(アレルギー源などを含む)を知るためには表示が重要であり、誤認等を招く不適切な表示は消費者(購入者)及び他の生産者(商品を含む。)にとって悪影響を及ぼしかねないため、その改善が求められています。

    そのような中、農林水産省は、令和4年度上半期の食品表示法、米トレーサビリティ法、牛トレーサビリティ(牛肉)、JAS法(有機JAS関係)の違反に関する指導件数等について、令和4年12月7日に公表しました。

    食品表示法の食品表示基準に係る国(消費者庁、国税庁及び農林水産省)による指示及び命令件数は、指示が5件で、品目区分は水産物3件、加工食品2件でした。命令はありませんでした。また、都道府県等による指示及び命令件数は、指示が7件で、品目区分は全て水産物でした。なお、命令はありませんでした。

    食品表示法の食品表示基準に係る国による指導の件数は、71件(令和3年度同期:72件)で、品目区分別では生鮮食品34件、加工食品43件でした。(注1)

    米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律(米トレーサビリティ法)に係る国(農林水産省)による指導の件数は、8件(令和3年度同期:3件)でした。

    牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法(牛トレーサビリティ法)の流通段階における違反による指導の件数は、50件(令和3年度同期:36件)でした。

    有機JASに係る国(農林水産省)による指導件数は、11件(令和3年度同期:6件)で、品目区分別では生鮮食品5件、加工食品8件でした。(注2)

     ◎注1及び注2
        1件の指導の中で複数の品目区分の食品が対象となった事例があり指導件数と一致しない。 

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/syouan/kanshitoppage.html#jisseki

    2【お知らせ】

    ★令和5年春の農作業安全確認運動の展開について

    農林水産省は、農作業死亡事故を減少させるため、3月から5月までを農作業安全対策の重点期間として、「令和5年春の農作業安全確認運動」を実施しています。令和5年春の重点推進テーマは、「徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策」です。 

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/#全国農作業安全確認運動

     

    ★「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しの検討について

    令和4年9月29日に開催された食料・農業・農村政策審議会において、農林水産大臣から審議会に対し、食料・農業・農村基本法の検証・見直しの検討について諮問が行われるとともに、基本法検証部会が設置されました。

    基本法検証部会は10月18日に第1回が開催された後、月2回程度のペースで開催され、食料の安定供給の確保(食料安全保障、輸出促進を含む。)、農業の持続的な発展、農村の振興、多面的機能の発揮の各テーマごとに、有識者ヒアリング、施策の検証、意見交換等が実施されています。

    国民各界各層からご意見を幅広く伺いつつ、令和5年度中の改正案の国会提出も視野に、検証・検討が加速化される予定です。 

     ・食料・農業・農村政策審議会については、こちらをご覧ください。(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/index.html
     

    ★鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について

    令和4年11月1日に香川県内の養鶏場において、今シーズン国内3例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されて以降、11月22日、23日、12月11日にも確認され、まん延防止のため防疫措置が行われました。国内でも相次いで発生しており、本病に対する厳重な警戒が必要です。

    また、令和5年1月4日、坂出市において豚熱に感染した野生イノシシが発見されるなど、飼養豚への豚熱感染リスクが高まっています。

    このため、飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する家きん及び豚の異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。

     ・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html


    ★「令和4年度病害虫発生予報第10号」について

    令和5年3月8日、農林水産省は「令和4年度病害虫発生予報第10号」を発表しました。

    野菜では、トマトのコナジラミ類の発生が、四国の一部の地域で多くなると予想されています。 

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/230308.html

    ★令和5年度農林水産予算概算決定の概要について

    令和4年12月23日に閣議決定された令和5年度予算案において、農林水産関係は総額2兆2,683億円を措置しています。

    「食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施、需要拡大の推進」、「2030年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」、「環境負荷低減に資する「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた政策の推進」など、11項目を重点事項としています。 

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/budget/r5kettei.html


    ★令和4年度第2次補正予算が成立しました

    令和4年12月2日、令和4年度第2次補正予算が成立しました。農林水産関係予算の重点事項は、「1 物価高騰等の影響緩和対策」「2 食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」「3「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策の実施」「4 持続可能な成長に向けた農林水産施策の推進」「5 防災・減災、国土強靱化と災害復旧等の推進」の5項目です。

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/budget/r4hosei.html


    ★肥料価格高騰対策について

    世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、肥料価格が急騰しています。

    海外原料に依存している化学肥料の低減や堆肥等の国内資源の活用等の取組を行う農業者に対し、肥料コスト上昇分の一部を支援することを通じて、農業経営への影響を緩和する対策を行っています。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/220729.html


    ★「人・農地など関連施策の見直し」について

    農業者の減少の加速化が見込まれる中、生産の効率化やスマート農業の展開等を通じた農業の成長産業化に向け、分散錯圃の状況を解消し、農地の集約化等を進めるとともに、人の確保・育成を図る措置を講じることが必要であることから、農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律が令和4年5月に成立しました。

    この法律では、地域の農業者等による話合いを踏まえ、将来の農業の在り方等を定めた地域計画の策定や、地域計画の達成に向けた農地の集約化等の推進への支援等の措置を講じることとしています。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
       https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/chiiki_keikaku.html
      

    ★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう

    農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。

    このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。

    新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。

     ・詳しくは、こちら(NOSAI香川ホームページ)
        http://nosai-kagawa.jp/

    3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】

    農林水産省は「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国に発信する取組を行っています。

    中国四国農政局管内では、これまでも多数の地区から応募があり、優良事例が選定されましたが、選定には至らなかったもののすばらしい取組が各地で行われています。

    このため、中国四国農政局では選定された地区だけでなく、選定に至らなかった多くの地区を応援するため、中国四国応援プロジェクトを実施しております。また、取組情報の発信による横展開を図るため、取組事例集を作成していますので是非ご覧ください。

     ・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/nouson/kaseika/discover.html

     

    4【報道発表資料】

    ★農林水産省の報道発表
    ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
      https://www.maff.go.jp/j/press/index.html

    ★中国四国農政局の報道発表
    ・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
     
    https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html

    5【AFFクイズ】

    ★今回のクイズは、うどんについて出題します。
    3月に入り少しずつ暖かくなってきていますが、まだまだ朝晩はひんやりする日が続いています。香川県のうどんにはみそ煮込みうどんと言ううどんがありますが、この別名はなんと言うでしょう。

      (1) うちこみうどん (2)しっぽくうどん(3)湯だめうどん

      (解答は次号)

    ★前回のクイズは、「瀬戸大橋が架かる島の一つ、坂出市の岩黒島は、島を構成する岩石の色が黒っぽい色をしていることからこの名が付いたと言われています。この岩はなんと言うでしょう。」でした。お分かりになったでしょうか。

    正解は、(1)閃緑岩(せんりょくがん)でした。島の北半分が黒っぽい閃緑岩でできているのが島名の由来といわれています。島へは瀬戸大橋からは路線バスで瀬戸中央自動車道にあるバス停で降り、高低差数十メートルのエレベーターを使って上陸します。

    6【コラム】

    ★古代サウナ「塚原のから風呂」

    私の生まれ育ったさぬき市長尾には、全国的にも貴重な古代サウナ「塚原のから風呂」があります。

    今から約1300年前の奈良時代に高僧行基が建立したとされる高温の蒸し風呂で、諸人の病気を治すことを誓願し、一夜で建立したとの言い伝えがあります。

    幅1.2メートル、奥行2.7メートルの石室で150キログラムほどの松葉を焚き、濡れた「むしろ」と「こも」を交互に敷き重ねて塩をまき、さらにその上にむしろを敷いて焚き口を閉じて約30分蒸すと石室は約170度となり、高温のサウナになります。

    効能は神経痛、リウマチ、肩こり、冷え性、疲労回復等、万病に良いとされており、美容やダイエットを求める方にもおすすめのようです。

    みなさんも1300年の歴史を感じながら、身体の芯までポカポカツアーへお出かけしてはいかがでしょうか。ちなみに私は、熱いのが嫌いなので全く行くことがありません。

                                                                                              主任農政推進官  田村



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