香川ぴっぴ通信 第187号 2023(令和5)年10月2日 中国四国農政局香川県拠点
もくじ
- 1【今月のひとこと】
・10月は「食品ロス削減月間」です~……総括農政推進官 足立 泰史 - 2【お知らせ】
・パネル展「持続可能な水産業とみどりの食料システム戦略」を開催します!
・パネル展「農林水産業とSDGs」を開催します!
・水産物の輸出先国・地域の転換等のための説明会を開催します
・2023年漁業センサスにご協力をお願いします
・ 令和6年度農林水産予算概算要求について
・推しの831(やさい)料理をご紹介します!
・農業女子プロジェクト10周年を契機に女性活躍を推進するイベントや研修会を募集します!
・令和5年秋の農作業安全確認運動の実施について
・「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しについて
・みどりの食料システム法について
・豚熱の監視体制の強化について
・「令和5年度病害虫発生予報第7号」について
・農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
- 3【報道発表資料】
・農林水産省及び中国四国農政局 - 4【AFFクイズ】
- 5【コラム】
・愛用品の思い出……農政推進官 西村
1【今月のひとこと】
★10月は「食品ロス削減月間」です~
総括農政推進官 足立 泰史
日本では、まだまだ十分食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が年間約500万トン発生しています。毎日、軽トラ(最大積載量350キログラム)約4万台分の食品が廃棄されている計算になります。
食品ロスの大量発生は、食べ物を粗末にしているということだけではなく、様々な問題につながっています。食品ロスを含む一般廃棄物の処理に年間約2兆円もの費用がかかっていること、船舶や航空機による食品の輸入や焼却処分の際に排出される二酸化炭素、焼却後の灰を埋める土地の問題などです。
10月は食品ロス削減月間ということで、宴会好きな小生への戒めも込めて、一つの取組「3010運動」をご紹介します。宴会でおしゃべりやお酒に夢中になり折角の料理を残してしまった経験はありませんか。3010の30は、宴会開始直後の30分間です。「いただきます」を唱え、味わいタイムとして出来立ての料理を楽しみましょう。3010の10は、お開き前の10分間です。食べきりタイムとしてもう一度料理を楽しみ「ごちそうさま」を唱えましょう。そしてこれが肝心、幹事さんは率先して3010を呼びかけてくださいね。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/230929.html
(食品ロス削減ガイドブック(令和5年度版)) (消費者庁ホームページ)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/pamphlet/#guidebook
2【お知らせ】
★パネル展「持続可能な水産業とみどりの食料システム戦略」を開催します!
中国四国農政局香川県拠点では、この度、ソルトレイクひけた体験学習館マーレリッコにおいて、「持続可能な水産業とみどりの食料システム戦略」をご紹介するパネル展を開催します。是非お立ち寄りください。
【開催期間】
令和5年10月11日(水曜日)~11月19日(日曜日)
(休館日:毎週火曜日)
【開館時間】
9:00~17:00 (受付は16時まで)
【開催場所】
ソルトレイクひけた 体験学習館マーレリッコ2階(香川県東かがわ市引田4373番地)
入館料100円(3歳以下無料)
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/kikaku/230927.html
★パネル展「農林水産業とSDGs」を開催します!
中国四国農政局香川県拠点では、この度、善通寺市で開催される「善通寺農商工夢フェスタ2023」において、「農林水産業とSDGs」をテーマに、みどりの食料システム戦略を来場者の全世代に向けて幅広く周知するためパネル展を開催します。是非お立ち寄りください。
【開催日時】
令和5年10月21日(土曜日)9:00~16:00
令和5年10月22日(日曜日)9:00~15:00
【開催場所】
善通寺五岳の里 市民集いの丘公園(香川県善通寺市吉原町918番地1)
【展示内容】
・みどりの食料システム戦略の概要
・有機農業の推進
・温室効果ガスの削減、スマート農業
・農林水産業と地球環境
★水産物の輸出先国・地域の転換等のための説明会を開催します
政府は、ALPS処理水の海洋放出以降の一部の国・地域の輸入規制強化等を踏まえ、本年9月4日に「水産業を守る」政策パッケージをとりまとめました。
特に、中国による日本産水産物に対する輸入停止措置に伴い、輸出が困難となったホタテ等の水産物については、(1)日本貿易振興機構(ジェトロ)等によるビジネスマッチング等の支援策、(2)国内加工体制の強化対策、(3)HACCP等の施設認定等の輸出先転換対策等を講じることとしています。
この政策パッケージのもとで実施される施策について、事業者向けの説明会が全国7か所で開催されます。中四国ブロックでの開催は次のとおりです。
【開催日時】
令和5年10月11日(水曜日)13:30~15:30
【開催方法】
オンライン開催
【申込締切】
令和5年10月6日(金曜日)17:00まで
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kikaku/230926.html
・中国四国ブロックの申込はこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.contactus.maff.go.jp/j/form/yusyutu_kokusai/kikaku/suisantyuusikoku.html
★2023年漁業センサスにご協力をお願いします
農林水産省は、令和5年11月1日現在(流通加工調査は令和6年1月1日現在)で「2023年漁業センサス」を実施します。「漁業センサス」は、我が国漁業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、漁村、水産物流通・加工業などの漁業をとりまく実態と変化を総合的に把握することを目的に、統計法に基づいて5年ごとに行う大規模な調査です。
10月中旬から調査員が海面漁業関係者の方々を訪問しますので、調査票に漁業の操業状況などの記入をお願いします。
また、内水面漁業関係者の方々には10月上旬、冷凍・冷蔵、水産加工場関係者の方々には12月中旬に調査票が郵送されますので、漁業や水産加工場の操業状況などの記入をお願いします。
なお、スマートフォン等を利用したオンラインでの回答も可能です。回答内容は、統計を作成するためだけに使われます。統計調査員や調査関係者が、調査内容を他に漏らしたり、課税等その他の目的に使用することは法律で厳しく禁じられています。
「漁業センサス」は、漁業の現状を知り将来を考えるための大切な調査です。ご協力をお願いします。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/tokei/census/fc/2023fc/cp.html
★令和6年度農林水産予算概算要求について
農林水産省は、令和5年8月31日、令和6年度農林水産予算概算要求を取りまとめました。
「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」を踏まえ、食料安全保障の強化、環境対応、人口減少への対応の3本柱を中心に、新しい資本主義の下、若者や意欲ある農林水産業者が夢を持って農林水産業に取り組めるような環境整備、元気で豊かな農山漁村の次世代への継承等を実現するための農林水産予算を要求しています。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/budget/r6yokyu.html
★推しの831(やさい)料理をご紹介します!
皆さん、野菜をしっかり食べていますか?
大人一人当たりの野菜摂取目標量は、1日350グラム以上とされていますが、現状は平均280グラム程度で足りていません。
そこで、野菜をたくさん食べていただけるよう、中国四国農政局の職員が野菜の魅力たっぷり!イチ推しの野菜料理をご紹介します。
皆さんのお気に入りの一品を見つけていただき、この機会に是非たくさんの野菜料理を食べてみませんか!
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/seisan/vegetable/syouhi/osi831_2023.html
★農業女子プロジェクト10周年を契機に女性活躍を推進するイベントや研修会を募集します!
農林水産省が取り組む「農業女子プロジェクト」は、社会での女性農業者の存在感を高めることを目的として、平成25年(2013年)に設立され、本年11月に10周年を迎えます。このたび、農業女子プロジェクト10周年を契機として、全国の女性活躍を推進するイベントや研修会を広く募集し、特設webサイトで紹介します。
募集締切:令和5年11月30日(木曜日)
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/kourei/230831.html
★令和5年秋の農作業安全確認運動の実施について
農林水産省は、農作業死亡事故を減少させるため、9月から10月までを農作業安全対策の重点期間として、「令和5年秋の農作業安全確認運動」を実施しています。令和5年秋の重点推進テーマは、春に引き続き「徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策」です。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/
★「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しについて
農政の根幹を定める「食料・農業・農村基本法」は、平成11年に制定されましたが、制定時から、我が国の食料・農業・農村をめぐる情勢は、大きく変化しています。
このため、食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会は、昨年10月以降、同法の総合的な検証を行い、5月29日に「中間取りまとめ」を示しました。また、政府は「中間取りまとめ」を踏まえ、6月2日の食料安定供給・農林水産業基盤強化本部において「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」を決定しました。
また、7月14日から8月9日にかけて全国11都市で「食料・農業・農村政策審議会基本法検証部会 地方意見交換会」が開催され、9月11日には「食料・農業・農村基本法の見直しに関する最終取りまとめ」を決定し、農林水産大臣に答申されました。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/basiclaw/index.html
(議事概要)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kensho/chiho/gaiyou.html
★みどりの食料システム法について
環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律(みどりの食料システム法)が成立し、令和4年7月1日に施行されました。
この法律は、農林漁業及び食品産業の持続的な発展等を図るため、環境と調和のとれた食料システムの確立に関する基本理念等を定めるとともに、農林漁業に由来する環境への負荷の低減を図るために行う事業活動等に関する認定制度の創設等の措置を講じるものです。
また、この法律に基づく計画の認定を受け、化学肥料・化学農薬の使用低減に必要となる設備を導入した場合に、所得税・法人税の特別償却の摘要が受けられますので、ご関心のある方は以下の資料をご覧ください。
さらに、環境負荷の低減に取り組む農林漁業者に役立つ技術の提供を行う機械・資材メーカー等の事業計画(基盤確立事業実施計画)については、令和5年9月8日に4事業者が認定され、計55事業者となりました。
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/houritsu.html
(基盤確立事業実施計画に関する情報)(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/midorihou_kibann.html
・「みどりの食料システム戦略」に関連する資料は、こちらにまとめています。(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html
★豚熱の監視体制の強化について
豚の飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する豚に異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。
・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
(豚熱(CSF)に関する情報)
https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/kobetsu/butanetsu_jouhou.html
★「令和5年度病害虫発生予報第7号」について
令和5年9月13日、農林水産省は「令和5年度病害虫発生予報第7号」を発表しました。
斑点米カメムシ類の発生が、四国の一部の地域で多くなると予想されています。
・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/syokubo/230913.html
★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう
農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。
このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。
新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。
・詳しくはこちら(NOSAI香川ホームページ)
http://nosai-kagawa.jp/
3【報道発表資料】
★農林水産省の報道発表
・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/press/index.html
★中国四国農政局の報道発表
・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html
4【AFFクイズ】
★今回のクイズは、食中毒について出題します。
最近、食中毒の報道を見聞きすることがありますが、食中毒は夏場だけではなく、年間を通して発生しています。
厚生労働省が公表している令和4年度の食中毒発生状況のうち、月別発生状況(事件数)において令和4年7月から9月までの発生件数の平均値(76件)に対して、令和4年10月の発生件数はいくらだったでしょうか?
(1) 56件 (2)77件(3)120件
(解答は次号)
★前回のクイズは、「本年9月5日、3年ぶりに観音寺市内において第52回放魚祭が行われました。さて、この放魚祭では、観音寺港で稚魚の放流が行われましたが、放流された魚のうちタケノコメバル、メバルとあと1種類は何だったでしょう?」でした。おわかりになったでしょうか。
正解は(1)ヒラメでした。この日、タケノコメバル3,000尾、メバル1,000尾、ヒラメ5,000尾が主催者、来賓と地元の園児の手によって放流されました。
5【コラム】
★愛用品の思い出
先日、実家の納屋を取り壊しました。築50年ほど経っていた納屋の中には家族が愛用していた道具類がどっさりと詰まっていました。
長方形の木の枠に竹で編んだ底をつけてある「えびら」は母が、ゼンマイ、切り干し大根や干し芋の天日干しに使っていました。世話をしている母の横で、規則正しく動く姿を見ながら手伝ったこともありますが、干し芋の乾き具合を見るために何回も試食して、怒られたり笑われたりしたこともあります。
工具類を使っていたのは父ですが、農機具メーカーでの勤務経験があったため、農作業中に機械が故障すれば自ら部品を調達して黙々と修理していました。私は工具を1つだけ探しに行かされるのですが、工具の名前がなかなか覚えられず、置き場所にもたどり着けず、結局重い工具箱を抱えて戻ることになり、よく笑われたものです。
大量の家族の愛用品は残念ながらほぼ処分するしかありませんでしたが、いくつかの道具は、処分を手伝ってくれた叔父叔母たちにも使ってもらうことになりました。また、その道具を使った話を聞かせてもらうのが楽しみです。
農政推進官 西村
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