2024年フォトレポートギャラリー
県内2小学校(飯山市立東小学校、松川町立松川北小学校)への出前授業を行いました
日時:2024年11月26・28日 場所:飯山市、松川町
【飯山市立東小学校令和6年11月26日実施】
飯山市立東小学校は、長野県の北部に所在し、棚田百選及びつなぐ棚田遺産に認定されている「福島棚田」での米作りを授業に取り入れ、棚田で採れた米を給食に使用しています。当拠点では、昨年から田植えや稲刈りに参加し児童との交流を図ってきました。
出前授業は、3~6年生児童25人を対象に、小学校から「棚田・中山間地域の農業を中心に授業を行ってもらいたい」との要望をいただいたことから、みどりの食料システム戦略、中山間地域の多面的機能を中心に行いました。
授業では、講師からの問いかけに対して、児童の皆さんから活発な返答がありました。終了後のアンケートでは、「国産の食品を選ぶようにしたい」「地球に危機が迫っていると思っていなかった」「自然を大切にしようと思った」等の回答が得られ、全体としては、みどりの食料システム戦略や多面的機能に興味を持ってもらい、学年による差はあるものの概ね理解は得られたと感じました。
【松川町立松川北小学校令和6年11月28日実施】
松川町立松川北小学校が所在する長野県南部の松川町では、令和4年度にオーガニックビレッジ宣言を行い、有機農業や有機野菜を使った学校給食に力を入れており、町と地元の生産者が連携して、農作業体験を授業に取り入れています。
出前授業は、5年生児童12人を対象に、小学校から「食料自給率を中心に授業を行ってもらいたい」との要望をいただいたことから、みどりの食料システム戦略、食料自給率を中心に行いました。授業では、初めは緊張している様子だったものの、講師から問いかけられると、何人もの児童から返答がありました。
終了後、児童に感想を聞いたところ、「みどりの食料システム戦略という言葉を初めて聞いたが、詳しく知ることができて良かった」「嫌いな物があっても、できるだけ残さず食べたい」等との回答があり、ほぼ全員がみどりの食料システム戦略や食料自給率について理解できた様子でした。
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出前授業を通じて、みどりの食料システム戦略や食料自給率などについて、興味を持ち考えるきっかけになれば幸いです。
信州の伝統野菜「開田かぶ」の収穫体験会及び「すんき」づくりの名人を取材しました
日時:2024年11月15・22日 場所:木曽町
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長野県認定「信州の伝統野菜」木曽町の「開田かぶ」を取材しました。
11月15日に木曽町主催の「赤かぶ収穫すんきづくり体験」を訪れ、参加者の方々や生産者の方から開田高原・開田かぶへの思いについて貴重なお話を伺うことができました。
11月22日には「すんき」づくりの名人である野口廣子さんを取材し、開田かぶを使用した伝統的発酵食品「すんき」について作り方や食べ方についてお話を伺うことができました。
取材の様子を「信州 食の伝言板」にも掲載していますので、ご覧ください。
「南信州レモン」生産者と意見交換を行いました
日時:2024年10月23日 場所:中川村
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南信州レモン生産者及び有志団体「船山の里の仲間たち」は、中川村発メイヤーレモン「南信州レモン」のブランド化を目指して取り組んでいます。今回、中川村役場職員も交えて、ブランド化に向けた生産拡大、販路拡大への現状・課題等について意見交換を行いました。
JAみなみ信州(市田柿)がフラッグシップ輸出産地に認定されました
日時:2024年10月23日 場所:飯田市
JAみなみ信州(市田柿)が「フラッグシップ輸出産地」に認定されました。このことに伴い、令和6年10月23日(水曜日)にJAみなみ信州本所にて認定証授与式を行い、中野地方参事官からJAみなみ信州に対して認定証が授与されました。
「フラッグシップ輸出産地」とは、海外の規制やニーズに対応して継続的に輸出に取り組み、輸出取組の手本となる産地を農林水産大臣が認定するもので、全国で42産地が認定されています。
また、授与式のあと、市田柿産業の発展、輸出促進に向けて、長野県や飯田市の担当者を交えて、今後の展望や課題について意見交換を行いました。
JAみなみ信州HP
農林水産省HP:フラッグシップ輸出産地について
「福島棚田」での稲刈り体験会に参加しました
日時:2024年9月26日 場所:飯山市
(1)児童へあいさつする中野地方参事官 | (2)稲刈りの様子 | |
(3)刈った稲を縛っている様子 | (4)はぜ掛けの様子 | |
飯山市の「福島棚田」において、棚田の保存に取り組む地元の福島棚田振興協議会主催のもと、稲刈り体験会がありました。今年5月に開催された田植え体験会で植えた苗が無事に育ち、今回、収穫することができました。稲刈りからはぜ掛けまで行いましたが、重労働でとても大変でした。
棚田での米作りは、地形的に生産性が高いわけではありませんが、地域住民等によって守られています。稲刈り体験会への参加、情報発信等によって、多くの方々に棚田について知っていただき、未来へつなぐ一助になればと思います。
信州伝統野菜「佐久古太きゅうり」生産者を取材しました
日時:2024年7月22日 場所:佐久市
長野県認定「信州の伝統野菜」佐久市の「佐久古太きゅうり」を取材しました。
佐久古太きゅうり保存会会長兼生産者の工藤正博さんに佐久古太きゅうりの由来や特徴、おすすめの食べ方など貴重なお話を伺うことができました。
取材の模様を「信州 食の伝言板」にも掲載していますので、こちらもご覧ください。
長野県農業大学校での「最新農業機械の操作実技等を学ぶ講座」に参加しました
日時:2024年6月25日 場所:長野市長野県農業大学校
(1)スマート農業機械についての学習の様子。 |
(2)自動運転の様子。 運転手が両手を挙げています。 |
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(3)耕うん作業の様子。 自動直進運転のため、後ろを向いて種まきの状況を確 認しています。 |
(4)実際に学生がトラクターを運転しています。 |
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長野県農業大学校では、国内大手農業機械メーカー4社と「長野県農業を担う人材の育成支援協定」を締結しており、各メーカーの講座を通じて長野県内の次代の農業を支える人材育成を図っています。
今回は、農業経営コースの2年生およそ40人が、スマート農業に係る授業の一貫で、大手農業メーカー「クボタ」のスマート農業機械についての学習及び実際に自動運転トラクターを活用した耕うん体験を行いました。
学生の熱心に授業に取り組む姿勢に感銘を受け、当拠点においても、より一層スマート農業技術の活用促進に向けて尽力したいと思います。
下水汚泥肥料の製造事業所と効果検証実験を行う農業高校を見学し意見交換を行いました。
日時:2024年6月3日 場所:安曇野市長野県犀川安曇野流域下水道事務所、南安曇農業高校
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(1)意見交換の様子 |
(2)製造工程の説明を受ける様子 |
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(3)製造した汚泥肥料の取り出し口 (右上汚泥肥料「アクアピア1号」) |
(4)南安曇農業高校内の小麦ほ場において、汚泥肥料の効果検 証試験について説明を受ける様子 (右上アクアピア1号+塩化カリウムを散布) (右下アクアピア1号のみ散布) |
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近年、肥料原料価格の高騰により汚泥の肥料原料としての利用が増えています。
令和6年5月10日、長野県犀川安曇野流域下水道事務所(アクアピア安曇野)の終末処理場で発生した下水汚泥を活用した、下水汚泥肥料「アクアピア1号」が当省により登録されました。
下水道事務所と南安曇農業高校は、令和元年から連携して肥料としての有効性や安全性に関する試験を実施しており、登録後も成分分析や土壌中の重金属成分の蓄積状況、稲・小麦・野菜・花きの生育試験等の効果検証試験を継続して行っています。さらなる安全性の確認や粘土状肥料の作業効率の向上のために検討を重ね、数年後の製品化を目指しています。
また、南安曇農業高校では「下水汚泥」から受ける風評被害への懸念に対して、汚泥肥料の利用の有無や生産された農産物の購入に関するアンケートを行い、普及に向けて取り組んでいます。
長野県犀川安曇野流域下水道事務所プレスリリース
農林水産省HP:汚泥肥料に関する基礎知識
「福島棚田」での田植え体験会に参加しました
日時:2024年5月16日 場所:飯山市
飯山市の「福島棚田」において、棚田の保全に取り組む地元の福島棚田振興協議会主催のもと、田植え体験会がありました。地元飯山市立東小学校の児童を始め、市の教育長や職員、当拠点の職員等が参加しました。手植えはとても大変でしたが、楽しくもあり、みんなで植えた水田を一望すると達成感を味わうことができました。
棚田は急峻な地形を巧みに利用した農業生産活動を通じて、国土・環境の保全、農村の美しい原風景の形成、伝統・文化の継承等多面的な機能を発揮しています。この「福島棚田」は、当省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」(令和版「棚田百選」)に認定されており、是非、この美しい棚田の絶景を訪れてはいかがでしょうか。
日時:2024年4月25日 場所:飯山市
飯山市常盤地区の方々が丹精込めて育てた菜の花畑とのどかに流れる千曲川を挟んだ対岸の「菜の花公園」を道の駅「花の駅千曲川」周辺から望んだ風景。そして、この地域で収穫された旬の山菜と野菜たち。ステキな春が北信濃に訪れています。
日時:2024年4月

南信州地域での意見交換
日時:2024年2月27~28日 場所:飯田市、泰阜村
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(1) JAみなみ信州管内の新規就農者との意見交換 | (2) 旭松食品(株)との意見交換 | |
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(3) 旭松バイオセンターを見学 | (4) 旭松バイオセンター管理棟前 |
(1)2月27日はJAみなみ信州管内で果樹や野菜を栽培する新規就農者の皆さんと意見交換を行いました。有機農業に関することや地域の担い手対策・中山間地域農業への支援など、地域農業の振興・活性化に対する熱い想いをお聞きすることが出来ました。
(2)(3)(4)2月28日には泰阜村にある旭松食品(株)の肥料化施設「旭松バイオセンター」を訪問しました。同社が取り組んでいる汚泥資源肥料化の研究、生産、製品化に係る課題等について意見交換を行い、施設を見学させていただきました。
有機農業者等との意見交換
日時:2024年2月26日 場所:大町市

北アルプスオーガニックプロジェクトHP
北アルプスオーガニックプロジェクトFacebook
倉リ農園HP
久保屋HP
久保屋Facebook
(株)フラワー・スピリットを訪問しました
日時:2024年2月15日 場所:松本市
ハウスに咲くラナンキュラス | 上條会長(写真左)と 中野参事官(写真右から2人目) |
2000平米のハウスは広~い | ||
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出荷を待つ花 | 世界が認めるすごい花 | 出荷を待つ花 |
世界が認める大輪系の切り花(ラナンキュラス、トルコギキョウ等)を栽培する(株)フラワー・スピリットを訪問。創業者であり代表取締役会長の上條氏から同社の概要、球根の仕入れから栽培管理(技術)、出荷体制等の説明を受けました。自ら栽培技術を確立し培った技術は惜しみなく公開、国内外から数多くの研修生が訪れ技術を学んでいます。(特に台湾からの研修生が多い)
同社が栽培する大輪系切り花は、10年に一度オランダで開催されている世界最大規模の国際園芸博覧会(フロリアード2012)で春のラナンキュラス、夏のトルコギキョウで第1席(最高賞)を受賞。そのほか、各種世界花博で最高賞を受賞しています。
(株)フラワースピリットFacebook
有機農業に取り組む女性農業者との意見交換
日時:2024年2月5日 場所:大町市

千葉県から家族で大町市へ移住し、持続可能な循環型社会を構築する市民団体「北アルプスオーガニックプロジェクト」代表を務める小田美恵氏を訪問し、「みどりの食料システム戦略」に関する情報提供及び農政に関する意見交換を行いました。 自ら有機農業を行う傍ら、収穫した野菜を使った料理を自宅兼店舗で提供したり、客が持参した空き容器に農産物を量り売りする「ハカリウリマルシェ」を実施するなど、有機農業や資源循環に関する啓発活動を行っています。 サステナアワード2023 消費者庁長官賞受賞おめでとうございます!https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sa2023.html
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