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九州農政局

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熊本県

白川中流域(錦野、迫井手、大菊、馬場楠堰の4土地改良区)の地下水かん養

  • 白川中流域の水田では、水張りによる地下水のかん養が行われています。

菊池郡大津町、菊陽町にまたがる白川中流域の水田は、阿蘇火砕流の堆積物という地下水をかん養しやすい地層となっており、熊本地域(熊本市等14市町村の範囲)の地下水かん養に重要な役割を果たしてきました。
一方、かん養域と水田面積の減少や農業形態の多様化により、熊本地域の地下水位の低下が顕著になってきています。
このため、地域ではかんがい期の転作水田に水を張って地下水のかん養に取組むなど、農業・農村の多面的機能の発揮のための取組みが行われています。
この活動を継続的にしていくため、下流で恩恵を受けている熊本市や地下水を利用する企業(ソニー、果実連、化血研)から助成金の協力が行われています。


地下水かん養の状況 地下水かん養の状況地下水かん養の状況

水田営農の一環として湛水

目的 連作障害の防止
線虫駆除
土壌機能の維持回復
時期 かんがい時期(5月~10月)
期間 1ヶ月~3ヶ月  
湛水例 大豆作付前の湛水  
にんじん作付前の湛水  
飼料作物作付前の湛水  
その他  

平成17年度の地下水かん養量

  延べ面積(ha) 推定かん養量
熊本市 251.2  
ソニー 15.1  
果実連 7.2  
化血研 10.9  
合計 284.4 約853万m3

熊本県推計

取組みの仕組み

この取組みの中で、白川中流域土地改良区協議会(錦野、迫井手、大菊、馬場楠堰の4土地改良区)は、水張り農地の面積取りまとめや確認・指導を行うなど重要な役割を担っています。

取組みの仕組み

参加企業
ソニー:ソニーセミコンダクタ九州(株)
果実連:熊本県果実農業協同組合連合会
化血研:(財) 化学及血清療法研究所

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