定例研究会(2044回)「フードシステムにおける安全性の心理的評価構造と行動」
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日時
平成19年6月5日(火曜日)14時00分~16時00分
場所
農林水産政策研究所 第3会議室
東京都北区西ヶ原2-2-1
報告者
高橋 克也(農林水産政策研究所 食料領域)
報告内容
国民の食品の安全性に対する関心の高まりに対し、フードシステムの各主体では、生産から仕入、加工、販売等における食品の安全性確保のための管理の徹底が求められています。
本稿では、これらフードシステム各主体の安全性の心理的評価構造を明らかにするとともに、それらと実際に安全を守る行動の関連と要因について明らかにします。
因子分析及びパス解析型共分散構造分析の結果、安全性の心理的評価には「取扱安全感」とともに、「法令遵守」、客観的根拠のない「漠然安心」の影響が確認されました。一方、「取扱安全感」と安全を守る行動の結びつきは、各主体によって違いがみられており、リスクコミュニケーションにおいてはこれらの視点が重要になると考えられます。
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