国産麦の需要、新品種導入や品質向上で増加 これに対応して生産も拡大
近年、国産麦(小麦、大麦・はだか麦)は、新品種の導入や品質の向上などにより需要量が増加しています。また、こうした需要にこたえる形で生産量も増加しています。
例えば、首都圏では国内産小麦使用の食パンの販売額が着実に増加しています(図参照)。生産側でも、従来、品質上の特性から、国産小麦はパンには向かないとされてきましたが、近年パン用に適した新品種である「ゆめちから」(北海道)や「ミナミノカオリ」(九州)の生産面積が拡大するなど新たな動きが出ています。
こうした生産拡大の動きを背景に、主産地間の競合関係が強まるため、これまで主産地ごとに形成されてきた国内産小麦のサプライチェーンも広域に変わっていく必要があります。
| 国内産小麦使用食パンの販売額の推移(首都圏) |

この成果の詳細については、農林水産政策研究所Webサイトをご覧ください(以下参照)。
- 農林水産政策研究所レビューNo.63(2015年1月)
https://www.maff.go.jp/primaff/kanko/review/attach/pdf/150129_pr63_05.pdf - 農林水産政策研究所レビューNo.65(2015年5月)
https://www.maff.go.jp/primaff/kanko/review/attach/pdf/150529_pr65_03.pdf
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