買い物に苦労する高齢者、栄養摂取の偏りから健康維持に悪影響の可能性
近年、食料品店の減少や高齢化の進展により、買い物で苦労を感じる人が増えています。この様なアクセス困難者は、これまでの研究から65歳以上の高齢者に多いことが明らかになっており、これら高齢者は食品や栄養摂取に偏りがあることがわかってきました。
具体的には、アクセス困難者はそうでない者と比べ、穀類の摂取が多い反面、果実類や卵類の摂取が少ない結果となりました。同時に、栄養面では、炭水化物摂取割合が高く、脂質摂取割合が低いことがわかりました(図参照)。
食料品へのアクセスが不十分な場合、食料品の購入が制約され、栄養のバランスが偏るため、長期的には健康維持に悪影響を及ぼす可能性があります。
アクセス困難者の食品・栄養摂取(65歳以上・男性) |
この成果の詳細については、農林水産政策研究所Webサイトをご覧ください(以下参照)。
- 食料品アクセス問題
https://www.maff.go.jp/primaff/seika/fsc/faccess.html - 農林水産政策研究所シンポジウム(2016年3月4日)
https://www.maff.go.jp/primaff/koho/seminar/2015/index.html#20160304
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