土地持ち非農家の不在地主化が進展(2015年農林業センサスの分析)
2015年農林業センサス(結果の概要)の分析から、近年の農業構造変動の特徴を概観してみました。
その中の一つに販売農家数の減少率が過去最大となり、自給的農家数が減少に転じたにもかかわらず、土地持ち非農家数の増加がごくわずかにとどまったことから、農地所有世帯数(注)の減少率が急激に高まっている点が挙げられます。これは、農地が残されたまま地域に所有者がいなくなる、いわゆる「土地持ち非農家の不在地主化」が急速に拡がりを見せていることがうかがえます。
注:農地所有世帯数とは、総農家数と土地持ち非農家数の合計をいう。
農地所有世帯数の推移(全国) |
この成果の詳細については、農林水産政策研究所のWebサイトをご覧ください(以下参照)。
- 研究成果報告会(2016年7月28日)
https://www.maff.go.jp/primaff/koho/seminar/2016/attach/pdf/160728_01.pdf
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