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中国四国農政局

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    香川ぴっぴ通信 第172号 2023(令和5)年2月16日 中国四国農政局香川県拠点

    もくじ

    1【ひとこと】

    ★香川県産の旬の野菜をもっと味わってみませんか。

    総括統計専門官  樋野  克浩

    農林水産省で実施している統計調査のうち、令和3年産野菜生産出荷統計による都道府県別の収穫量ランキングから、トップテン入りした香川県を代表する野菜をピックアップしてみました。

    ランキング最上位の野菜は「にんにく」で全国3位です。にんにくは1位の青森県が収穫量の7割近くを占めており、香川県の順位は3位ですが全国シェアは4%程度となっています。続いて「ブロッコリー」が全国4位で全国シェアが8%。次いで5位は「セルリー」でシェア3%、7位となった「そらまめ」はシェア3%、「レタス」が10位でシェア3%と続いています。

    香川県は年間日照時間が長く、温暖な気候風土で多種多様な農産物が生産されており、トップテンに入った野菜以外にも年間を通して様々な野菜が生産されています。

    野菜はビタミンやミネラル、食物繊維、機能性成分が豊富に含まれており、健康の維持・増進に欠かせません。しかし、1人1日当たりの野菜摂取量は平均280グラム程度で、摂取目標の350グラムを大きく下回っている状況です。このため、農林水産省では、野菜の消費拡大と毎日野菜を350グラム食べる「野菜を食べようプロジェクト」を実施しています。地元香川県で生産された旬の野菜をもっと味わって毎日を元気に過ごしましょう。


     ・野菜を食べようプロジェクトはこちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html

     ・統計情報(中国四国地域の概要(全国順位等))はこちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/info/toukei/yotei_keka.html#ch01

    2【お知らせ】

    ★香川県の「サヌキ白みそ」が地理的表示(GI)保護制度に登録されました!

    農林水産省は、令和5年1月31日(火曜日)に、新たに4産品を地理的表示として登録しました。

    地理的表示保護制度は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。

    新たに登録された4産品のうち、中国四国地域からは、古くから香川県の多くの郷土料理に欠かせない食材である「サヌキ白みそ」が登録されました。

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/index.html
     ・中国四国農政局ホームページでも紹介しています。(中国四国農政局ホームページ)
       https://www.maff.go.jp/chushi/sesaku/kihon/tiriteki.html#sanuki_siromiso
     

    ★「食料・農業・農村基本法」の検証・見直しの検討について

    令和4年9月29日に開催された食料・農業・農村政策審議会において、農林水産大臣から審議会に対し、食料・農業・農村基本法の検証・見直しの検討について諮問が行われるとともに、基本法検証部会が設置されました。

    基本法検証部会は10月18日に第1回が開催された後、月2回程度のペースで開催され、食料の安定供給の確保(食料安全保障、輸出促進を含む。)、農業の持続的な発展、農村の振興、多面的機能の発揮の各テーマごとに、有識者ヒアリング、施策の検証、意見交換等が実施されています。

    国民各界各層からご意見を幅広く伺いつつ、令和5年度中の改正案の国会提出も視野に、検証・検討が加速化される予定です。 

     ・食料・農業・農村政策審議会については、こちらをご覧ください。
         (農林水産省ホームページ)
           https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/index.html
     

    ★鳥インフルエンザ及び豚熱等の監視体制の強化について

    令和4年11月1日に香川県内の養鶏場において、今シーズン国内3例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されて以降、11月22日、23日、12月11日にも確認され、まん延防止のため防疫措置が行われました。国内でも相次いで発生しており、本病に対する厳重な警戒が必要です。

    また、令和5年1月4日、坂出市において豚熱に感染した野生イノシシが発見されるなど、飼養豚への豚熱感染リスクが高まっています。

    このため、飼養者の皆様におかれましては、飼養衛生管理基準の遵守をお願いします。万が一、飼養する家きん及び豚の異常を発見した場合には、直ちに最寄りの家畜保健衛生所に連絡してください。

     ・詳しくは、こちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/anzen/inf/index.html


    ★令和5年度農林水産予算概算決定の概要について

    令和4年12月23日に閣議決定された令和5年度予算案において、農林水産関係は総額2兆2,683億円を措置しています。

    「食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」、「生産基盤の強化と経営所得安定対策の着実な実施、需要拡大の推進」、「2030年輸出5兆円目標の実現に向けた農林水産物・食品の輸出力強化、食品産業の強化」、「環境負荷低減に資する「みどりの食料システム戦略」の実現に向けた政策の推進」など、11項目を重点事項としています。 

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/budget/r5kettei.html


    ★令和4年度第2次補正予算が成立しました

    令和4年12月2日、令和4年度第2次補正予算が成立しました。農林水産関係予算の重点事項は、「1 物価高騰等の影響緩和対策」「2 食料安全保障の強化に向けた構造転換対策」「3「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づく施策の実施」「4 持続可能な成長に向けた農林水産施策の推進」「5 防災・減災、国土強靱化と災害復旧等の推進」の5項目です。

     ・詳しくは、こちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/budget/r4hosei.html

    ★消費税インボイス制度、準備はできていますか?

    令和5年10月1日から消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)が導入されます。

    適格請求書発行事業者となるための登録申請は、令和3年10月から始まっており、制度開始の令和5年10月1日から登録を受けるためには、原則として令和5年3月31日までに登録申請手続きを行う必要があります。

    なお、令和5年度税制改正の大綱において、インボイス制度について負担軽減措置が講じられることになりました。また、令和4年度補正予算で各種補助金が拡充されました。

     ・支援措置についてはこちら(財務省ホームページ)
        リーフレット「インボイス制度、支援措置があるって本当!?」
        https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/invoice.pdf(PDF690KB) 

     ・国税庁のインボイス制度特設サイトは、こちらをご覧ください。(国税庁ホームページ)
        https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice.htm

     
    ★肥料価格高騰対策について

    世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の上昇に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、化学肥料原料の国際価格が大幅に上昇し、肥料価格が急騰しています。

    海外原料に依存している化学肥料の低減や堆肥等の国内資源の活用等の取組を行う農業者に対し、肥料コスト上昇分の一部を支援することを通じて、農業経営への影響を緩和する対策を行っています。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/220729.html

    ★「人・農地など関連施策の見直し」について

    農業者の減少の加速化が見込まれる中、生産の効率化やスマート農業の展開等を通じた農業の成長産業化に向け、分散錯圃の状況を解消し、農地の集約化等を進めるとともに、人の確保・育成を図る措置を講じることが必要であることから、農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律が令和4年5月に成立しました。

    この法律では、地域の農業者等による話合いを踏まえ、将来の農業の在り方等を定めた地域計画の策定や、地域計画の達成に向けた農地の集約化等の推進への支援等の措置を講じることとしています。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
       https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/chiiki_keikaku.html
      

    ★農業経営支援策活用カタログ2022を作成しました

    農林水産省では、農業を営まれる方の経営発展に役立つ様々な支援策を用意していますが、「どのような支援策があるのかよく分からない」等のお声をいただくこともあることから、様々な支援策をとりまとめたカタログを作成しました。

    是非、ご活用ください。

     ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/j/kobetu_ninaite/n_pamph/180529.html

    ★農業を経営する皆様へ~収入保険で備えましょう

    農業は、自然災害による収入減少や市場価格の低下など、様々なリスクにさらされる産業です。

    このようなリスクに対応して農業経営の安定を図る観点から、農林水産省では、農業経営収入保険制度を設け、平成31年1月から実施しています。

    新型コロナウイルス感染症のような想定外のリスクも含めて幅広く補償される制度ですので、是非とも加入をご検討ください。ご加入やご質問につきましては、NOSAI香川までお問い合わせください。

     ・詳しくは、こちら(NOSAI香川ホームページ)
        http://nosai-kagawa.jp/

    ★農業・農村への理解の醸成を目指す新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中

    農林水産省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開催中です。

     ・詳しくはこちら(ニッポンフードシフトホームページ)
        https://nippon-food-shift.maff.go.jp/

     

    3【ディスカバー農山漁村(むら)の宝】

    農林水産省は「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」として、「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化や所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国に発信する取組を行っています。

    中国四国農政局管内では、これまでも多数の地区から応募があり、優良事例が選定されましたが、選定には至らなかったもののすばらしい取組が各地で行われています。

    このため、中国四国農政局では選定された地区だけでなく、選定に至らなかった多くの地区を応援するため、中国四国応援プロジェクトを実施しております。また、取組情報の発信による横展開を図るため、取組事例集を作成していますので是非ご覧ください。

     ・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/nouson/kaseika/discover.html

     

    4【報道発表資料】

    ★農林水産省の報道発表
    ・詳しくはこちら(農林水産省ホームページ)
      https://www.maff.go.jp/j/press/index.html

    ★中国四国農政局の報道発表
    ・詳しくはこちら(中国四国農政局ホームページ)
     
    https://www.maff.go.jp/chushi/press/index.html

    5【AFFクイズ】

    ★今回のクイズは、ハマチ養殖について出題します。
      香川県出身の水産家、野網和三郎氏は、昭和3年に世界初のハマチ養殖を成功させました。さて、どこにある池で養殖を始めたのでしょうか?

      (1) 高松市 (2)東かがわ市 (3) 坂出市

      (解答は次号)

    ★前回のクイズは、「農林水産省が公表した令和4年産びわ、おうとう、うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量によると、令和4年産びわの全国の収穫量は2,530トンで、香川県の収穫量は128トンでした。これは全国都道府県順位の上位何位だったでしょう。」でした。お分かりになったでしょうか。

    正解は、(1)5位でした。1位は長崎県の853トン、2位千葉県417トンと続き、香川県は愛媛県と同じ順位となっています。 

     ・詳しくはこちらをご覧ください。(中国四国農政局ホームページ)
        https://www.maff.go.jp/chushi/info/toukei/attach/pdf/yotei_keka-54.pdf  (PDF:29KB)

    6【コラム】

    ★初夏の味覚  びわ

    「この寒い時期に気早い」と思われますが、びわの花は昨年の10月下旬から咲き始めており、そろそろ開花終期になる頃かと思います。花は白色五弁の1センチ位の小さな花で、多ければ百個を超えて房状に花を咲かせます。冬場に長く花を咲かせることから、ミツバチの貴重な蜜源でもあるようです。

    私の家でも数年前までは母が袋かけをして、そこそこの実を収穫していましたが、昭和40年代初期までは、かなり大木になったびわの木に足場を組んで作業をしていたことを思い出します。

    3月末頃からたくさん付いた実の中から大きくなりそうな物を2、3個残して袋をかけるのですが、その袋も冬場に新聞紙で自作で作っていました。

    あの頃の品種は茂木、田中、楠くらいしかありませんでしたが、今はさぬき讃フルーツに仲間入りした「なつたより」をはじめ、陽玉、瑞穂、福原早生、富房、涼風など多くの品種が登場しました。

    「びわ」は、初夏の短い季節を飾る貴重な果実です。店頭で見かけたら是非ご賞味ください。ちなみに香川県は全国第5位のびわ産地です。

                                                                                                  行政専門員  吉井


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      https://www.maff.go.jp/chushi/nousei/kagawa/index.html

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